先日の予告通り、今回は8/21に行われた2010 GERMANY NATIONAL CHAMPIONSHIPのサイドイベントのレガシー大会top8の緑白Death & Taxesについて考察したいと思います。
まず大会結果のリンクを貼っておきます。http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat10/welcome#7
参加者が204人だったので上位は応用の効くものが残った印象です。続いて、今回取り上げるデッキを以下に示します。
私も同じDeath & Taxes をこのごろ使っているので使う側の視点からの論評になります。まず、気になるのが色の選択です。Death & Taxesとは《コロンドールのマンガラ》と《Karakas》によるコンボを搭載したデッキを指し、白をメインカラーにして、さらに緑や黒を足されることがあります。
今回のデッキでは緑が足され、メインに《ガドック・ティーグ》と《クァーサルの群れ魔道士》、サイドに《クローサの掌握》と《窒息》が搭載されています。
色を足す理由は大まかには応用力を上げることだと思います。しかし私の意見としましては、2マナの優秀な生物の確保が最も大きな理由だと考えています。白単色では2マナの生物=2ターン目の行動がどうしても弱くなりがちです。《セラの報復者》や《ヨツンの兵卒》、《石鍛冶の神秘家》などは2マナであるが、制約があったりして当てにはなりません。私の場合は単色なので、1マナ圏の生物を増やすことでこの問題の解決を図っています。
色を足すことで、《タルモゴイフ》、《クァーサルの群れ魔道士》、《闇の腹心》、《聖遺の騎士》など優秀な生物の確保が可能になります。特にクァーサルは《霊気の薬瓶》、《ヴィダルケンの枷》、《相殺》、《適者生存》、各種装備品などの回答として、またサイズも申し分が無く私も常々採用を考えていました。なので今回のデッキで採用されているのは納得です。
《ガドック・ティーグ》は戦闘能力が低く自分の中で評価はいまいちです。しかし《Force of Will》や《仕組まれた爆薬》、プレインズウォーカーやコンボなど有効な相手はいるため、大規模な大会でこそ真価を発揮するということでしょうか。
装備品の運用も考えると、4マナは用意する必要があります。そのために《税収》を入れているのは、フェッチランドとの相性からも面白い選択だなと思います。以前私もたまさんからこの方と同じ《火と氷の剣》1《光と影の剣》1《梅澤の十手》1の構成を勧められました。やはりこの方がよいのかな…。光と影でクァーサルを使いまわしたり、ゴブリン、マーフォーク相手で《セラの報復者》に火と氷を持たせた場面を想像すると強いですね(笑)。
ただ、除去が《剣を鋤に》4だけで白の万能除去の《忘却の輪》などがなくて、ちょっと気になりました。D & Tだと、《忘却の輪》は鬼火で再利用したり、CIPにスタックで薬瓶から鬼火を出すと2枚取り除けたりと私は必要だと感じています。Zoo相手だと《聖遺の騎士》などで押し切られるような気もします…
サイド後は《悟りの教示者》4枚がん積みのいわゆるエンチューボードになっています。教示者はアドバンテージで損をするので3枚が限界かなと私は考えています。サイド後マリガンをした場合、土地が足りないときなど余計にキープが難しくなることもあるからです。
ゴブリン対策など若干物足りない印象も受けました。
総評としては、大規模な大会ということで、多くのデッキ、特にコンボ系に対応して全体的に丸くなったという印象です。しかし、《ルーンの母》がいるとはいえ序盤の展開には不安が残ります。この色だと、《聖遺の騎士》や《生ける願い》の採用など選択の幅は広いので、まだまだ改良の余地があると思います。
以上です。
あまり良い文章は書けず、中身が無いただの感想文になってしまってふがいないです。もっとすごい方の解説を見て精進します…。
まず大会結果のリンクを貼っておきます。http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat10/welcome#7
参加者が204人だったので上位は応用の効くものが残った印象です。続いて、今回取り上げるデッキを以下に示します。
Gunnar Radzom
Quarterfinalist, German Legacy Championships
Main Deck
60 cards
1 Forest
3 Karakas
5 Plains
3 Rishadan Port
3 Savannah
3 Wasteland
3 Windswept Heath
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21 lands
4 Flickerwisp
3 Gaddock Teeg
2 Jötun Grunt
3 Mangara of Corondor
4 Mother of Runes
3 Qasali Pridemage
4 Serra Avenger
2 Stoneforge Mystic
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25 creatures
4 Aether Vial
1 Pithing Needle
1 Sword of Fire and Ice
1 Sword of Light and Shadow
4 Swords to Plowshares
2 Tithe
1 Umezawa’s Jitte
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14 other spells
Sideboard
1 Aura of Silence
1 Choke
1 Engineered Explosives
4 Enlightened Tutor
1 Ethersworn Canonist
2 Krosan Grip
1 Runed Halo
1 Tormod’s Crypt
1 Wheel of Sun and Moon
2 Wing Shards
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15 sideboard cards
私も同じDeath & Taxes をこのごろ使っているので使う側の視点からの論評になります。まず、気になるのが色の選択です。Death & Taxesとは《コロンドールのマンガラ》と《Karakas》によるコンボを搭載したデッキを指し、白をメインカラーにして、さらに緑や黒を足されることがあります。
今回のデッキでは緑が足され、メインに《ガドック・ティーグ》と《クァーサルの群れ魔道士》、サイドに《クローサの掌握》と《窒息》が搭載されています。
色を足す理由は大まかには応用力を上げることだと思います。しかし私の意見としましては、2マナの優秀な生物の確保が最も大きな理由だと考えています。白単色では2マナの生物=2ターン目の行動がどうしても弱くなりがちです。《セラの報復者》や《ヨツンの兵卒》、《石鍛冶の神秘家》などは2マナであるが、制約があったりして当てにはなりません。私の場合は単色なので、1マナ圏の生物を増やすことでこの問題の解決を図っています。
色を足すことで、《タルモゴイフ》、《クァーサルの群れ魔道士》、《闇の腹心》、《聖遺の騎士》など優秀な生物の確保が可能になります。特にクァーサルは《霊気の薬瓶》、《ヴィダルケンの枷》、《相殺》、《適者生存》、各種装備品などの回答として、またサイズも申し分が無く私も常々採用を考えていました。なので今回のデッキで採用されているのは納得です。
《ガドック・ティーグ》は戦闘能力が低く自分の中で評価はいまいちです。しかし《Force of Will》や《仕組まれた爆薬》、プレインズウォーカーやコンボなど有効な相手はいるため、大規模な大会でこそ真価を発揮するということでしょうか。
装備品の運用も考えると、4マナは用意する必要があります。そのために《税収》を入れているのは、フェッチランドとの相性からも面白い選択だなと思います。以前私もたまさんからこの方と同じ《火と氷の剣》1《光と影の剣》1《梅澤の十手》1の構成を勧められました。やはりこの方がよいのかな…。光と影でクァーサルを使いまわしたり、ゴブリン、マーフォーク相手で《セラの報復者》に火と氷を持たせた場面を想像すると強いですね(笑)。
ただ、除去が《剣を鋤に》4だけで白の万能除去の《忘却の輪》などがなくて、ちょっと気になりました。D & Tだと、《忘却の輪》は鬼火で再利用したり、CIPにスタックで薬瓶から鬼火を出すと2枚取り除けたりと私は必要だと感じています。Zoo相手だと《聖遺の騎士》などで押し切られるような気もします…
サイド後は《悟りの教示者》4枚がん積みのいわゆるエンチューボードになっています。教示者はアドバンテージで損をするので3枚が限界かなと私は考えています。サイド後マリガンをした場合、土地が足りないときなど余計にキープが難しくなることもあるからです。
ゴブリン対策など若干物足りない印象も受けました。
総評としては、大規模な大会ということで、多くのデッキ、特にコンボ系に対応して全体的に丸くなったという印象です。しかし、《ルーンの母》がいるとはいえ序盤の展開には不安が残ります。この色だと、《聖遺の騎士》や《生ける願い》の採用など選択の幅は広いので、まだまだ改良の余地があると思います。
以上です。
あまり良い文章は書けず、中身が無いただの感想文になってしまってふがいないです。もっとすごい方の解説を見て精進します…。
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