初版FOIL売却時の注意 | 情弱プレイによる失態
丁度今日まで[ラクマで出品キャンペーン](https://fril.jp/cp/kaidan_20200205?from=web)をやっていた。

1出品ごとに約10ポイントの楽天スーパーポイントを付与してくれるというキャンペーンだった。

そこでストレージで眠っていた何枚かのカードを[出品](https://fril.jp/shop/b6b7b7624549886e62e5c517f9048334)した。

具体的には以下のカードだ。

- 0400円: 《雨雲の迷路/Nimbus Maze》FUT日1
- 1000円: 《雨雲の迷路/Nimbus Maze》FUT日1FOIL
- 0500円: 《偶像の石塚/Graven Cairns》FUT日1

この内,《雨雲の迷路/Nimbus Maze》FUT日1FOILだけ2-3時間以内に売れた。購入通知がきてから,不審に思って値段をチェックすると,どうやら初版の未来予知版のFOILはだいたい4000円-5000円程度が相場だったようだ。

アイコニックマスター版とか通常版の値段が安いのでそこを基準に値段を付けたのだが,完全に失敗だった。

カードの売却時には,最低限**エキスパンションとFOILの有無**の条件を合わせて,相場をチェックしないといけなかった。

普段からカードは使えればいいというスタンスで,あまりFOILには興味がなかったので,完全に情弱のプレイだった。

統率者需要だとか,FOIL需要だとか,初版需要だとか,ようわからん…

昔の話だが,こちらの《雨雲の迷路/Nimbus Maze》は,かつて[レガシー日本選手権2011年で白ウィニーで9位に入賞](https://mtg.senooken.jp/post/2011/07/17/)したときにもらったブースターパックから入手したカードだ。

《雨雲の迷路/Nimbus Maze》FOILと通常版が同時に封入されており,印象に残っているカードだった。

少々もったいないことをしてしまった。こんなミスプレイばかりしていては先が思いやられる…

手持ちのカード資産はそんなにないが,自分が使わない白以外の色に関しては今後もタイミングを見て放出していこうと思っていた矢先だった。

今後の反省の意味を込めてここに記録を残す。
メインサイトのsenooken.jpで2019年11月末まで投稿していた投稿の内,別サイトに分離した書評・食評・MTG関連の投稿の移転が2020-02-09 Sunの夜間に完了したのでお知らせする。

共通内容のため,書評・食評・MTGのそれぞれのannounceカテゴリーにも同じ日付 (/post/2020/02/09/) でマルチポストしている。

メインサイトの肥大化に伴い,2019年の年末にかけて以下の告知通り,書評・食評・MTGの記事を別サイトに分離した。

- [告知: 書評のbook.senooken.jpへの分離 – 巨本の山の上に立つ](https://book.senooken.jp/post/2019/11/24/)
- [告知: メインサイトのMTG関連投稿の新サイトへの分離とDiaryNoteのサイト名の改名 – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/05/)
- [告知: 食評の別サイトへの分離 | 食の時](https://food.senooken.jp/post/2020/01/18/)

分離したといっても,新規投稿を別サイトで投稿するようにしただけで,*過去の投稿はメインサイトに残ったまま*だった。

食評は30記事程度だが,**書評とMTGに関しては200以上の過去記事が存在**しており,これらの過去記事の移転が課題だった。

新規投稿記事内で過去の記事を参照することがそれなりにあり,その度にメインサイトの過去記事を参照するのが折角分離したのに汚くて嫌だった。そこで,今回重い腰を上げてようやく実施した。

移転作業は以下の3手順で実施した。

1. メインサイトから該当カテゴリーの記事のエクスポート
2. サブサイトでのインポート
3. メインサイトの該当記事のサブサイトへのリダクレクト設定

1-2はWordPressプラグインの「DeMomentSomTres Export」を駆使して行った (参考: [WordPressで特定の記事と画像を簡単に別ブログへ移転する方法](https://naifix.com/wordpress-transfer/))。

ただし,3.のリダイレクト設定に関しては,リダイレクト対象が多く,プラグインを使っても結局手作業となるため,自分で一括入力するためにApache HTTP Serverの`.htaccess`設定ファイルを直接編集して実施した。

WordPressのマルチサイトで運営しているのもあり,ここのリダイレクト設定にはまり,思いの外時間がかかってしまい,結局*2020-02-09 Sunをほぼ丸一日*使うことになった。

このあたりの技術的な詳細に関しては,余力があれば別記事としてメインサイトに投稿したい。

概ね,2019年11月末までの記事がリダイレクト対象となっている。

今回の移転により,例えば*自分のブログ記事としても最初のMTG記事*の [] へアクセスすると,[] にきちんとリダイレクトされる。

なお,移転が完了したといっても,移転先でのカテゴリーが移転前のものを継承している都合,そこに一貫性がない。とはいうものの,記事さえ移転できれば些細な問題でもあるので,気が向いたときに直したい。

リダイレクト設定したので実際に表示されることはないものの,念のためメインサイトにも記事や画像を今月いっぱいくらいまでは残しておくことにする。

くだらない内容であっても,ブログは自分の大事な資産だ。他人のWebサービスではなく,自分が管理できるWebサービスで今後も蓄積していきたい。
年間戦績: 2019年 | 6年振りのMTGレガシー復帰後の洗礼を浴びた1年
年間戦績: 2019年 | 6年振りのMTGレガシー復帰後の洗礼を浴びた1年
年間戦績: 2019年 | 6年振りのMTGレガシー復帰後の洗礼を浴びた1年
少々遅れてしまったが,2019年の戦績を振り返りたい。

2019年は,[2018年09月](https://senooken.jp/post/2018/09/29/)に「[25th Anniversary マジック:ザ・ギャザリング展](https://www.mtg-ex.com/)」に感化されて6年ぶりに復帰した復帰最初の1年となる。

## 戦績
まず,戦績を掲載する。

### 合計

参加大会: 25回

消化試合

- 不戦勝: 05
- 不戦敗: 15
- 合計: 20

実試合

- 勝ち: 19 (31.15 %)
- 負け: 40 (65.57 %)
- 分け: 02 (03.28 %)
- 合計: 61

### デッキ別

リベリオン

- 勝ち: 14 (38.89 %)
- 負け: 21 (58.33 %)
- 分け: 01 (02.78 %)

エルドラージ

- 勝ち: 03 (20.00 %)
- 負け: 12 (80.00 %)

デプス

- 勝ち: 02 (20.00 %)
- 負け: 07 (70.00 %)
- 分け: 01 (10.00 %)

## 考察
大会参加が25回で,5月までで17回,それ以降で8回の大会参加だった。6月以降は仕事が忙しくなってきたのもあり,大会への参加自体も落ち込んだ。

2019年は合計61試合対戦し,勝ちが19回で全体の戦績としては,勝率31 %と低い結果に終わった。

復帰開始1年目で6年のブランクで手探りの中続々と登場したパワーカードの環境に振り回された1年だったように感じる。

一番使い込んだリベリオンの勝率が約39 %でエルドラージとデプスがそれぞれ 20 %だった。

以前,[考察で提案したデッキ分類](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/21/)による使用デッキと対戦デッキ別の戦績を掲載する。

LibreOffice Calcでピボットテーブルを駆使してデータを整理して,グラフを整理した。

久しぶりの事務作業でやり方を忘れて,データ整理に4-5時間と思いの外時間がかかってしまった。

対戦デッキ一覧を見ると,全体としてクロック・パーミッションによく当たっている。61試合中23試合はクロック・パーミッションの結果だった。

その他では,墓地コンボ10,コントロール8,瞬殺コンボ8と続いた。

肝心のクロック・パーミッション相手の戦績は,リベリオンは5勝6敗でだいたいイーブンだが,*エルドラージが1勝6敗*とぼろぼろだった。エルドラージは《虚空の杯/Chalice of the Void》がない状態での対戦だったため,単純にデッキの完成度の低さが戦績にもろにでてしまった。

時系列グラフを作成して,ロンドン・マリガンの影響などもみてみたが,単純にロンドン・マリガン導入後は完成度の低いエルドラージを多用しておりそれが戦績に影響を及ぼした結果となった。

2019年は《古えの墳墓/Ancient Tomb》や《金属モックス/Chrome Mox》を購入し,リベリオンを強化できた。しかし,それよりも年の後半からはモダンホライゾンの《レンと六番/Wrenn and Six》やエルドレインの王権の《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》に苦しめられる1年になったように感じる。

ひとまず,メインの参加大会の晴れる屋でよくあたっている*クロック・パーミッションと墓地コンボは2020年の重点課題*としたい。

墓地コンボに関しては,サイドに《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚を標準装備として2020年は乗り切りたい。肝心のクロック・パーミッションはうまい案が思いつかないが,おいおい考えたい。

今回きっちり戦績を整理したので,次回からは効率よく戦績を整理して分析していきたい。
マジックフェスト・名古屋2020#1で,2019年の大型レガシー大会の[エターナルパーティ2019](https://mtg.bigweb.co.jp/etp-mmmf2019)の[東西レガシー王座決定戦が開催](https://mtg.bigweb.co.jp/article/magicfestnagoya20201/coverage/006)された。

対戦カバレッジを読んで,勉強になったので感想を記録する。

## 概要
今回の決勝戦は,以下の2名による対戦だった。

- 関西王者: 福留 友 ([オムニ・スニーク](https://mtg.bigweb.co.jp/article/EternalParty2019/Osaka/TOP16Decklist))
- 関東王者: 小宮山 研一郎 ([サルベイジャーコンボ](http://mtg.bigmagic.net/article/2019/12/EternalParty2019/Tokyo/TOP16Decklist.html))

関西王者の福留は地元の強豪プレイヤーで,レガシーを始めた2010年頃から何度も負かされた知り合いで,感慨深い。

対する小宮山はサルベイジャーコンボという白のコンボデッキを使っていた。

エターナルパーティ2019関東優勝時の[デッキリスト](http://mtg.bigmagic.net/article/2019/12/EternalParty2019/Tokyo/TOP16Decklist.html)を眺めて,デッキリストの洗練度の高さに感心していた。

同じ白使いとして,個人的には小宮山氏のサルベイジャーコンボを心の中で応援していた。

結果は2-1で福留の勝利だった。

この試合でいくつか気になったところをメモとして記録していきたい。

## G1の1ターン目《実物提示教育/Show and Tell》による瞬殺
まず目を引いたのが,オムニ・スニークによる1Gの1キルだった。

1ターン目《実物提示教育/Show and Tell》からの《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》の瞬殺コンボが決まった。

打ち消しや手札破壊のないデッキでは,この動きに対応するのはかなり難しい。

ただし,オムニ・スニーク側もこの動きはそんなに頻繁にできるものではない。

突き詰めていくと,1キル2キルの瞬殺のやり取りになってくるため,このケースを念頭に置く必要があるように感じた。

《実物提示教育/Show and Tell》相手に白ができることは限られている。

お決まりのパターンは《実物提示教育/Show and Tell》に,*《忘却の輪/Oblivion Ring》や《封じ込める僧侶/Containment Priest》*を合わせることだ。実際,サルベイジャーコンボのサイドボードにも両方とも採用されている。

ただし,《実物提示教育/Show and Tell》に合わせるために,*初手に引く必要*がある。そして,**《蟻の解き放ち/Release the Ants》ルートは《忘却の輪/Oblivion Ring》だけでは防げない**ので,どのみち《虚空の杯/Chalice of the Void》など別の対策も併せて必要になる。

## G2の《魂の洞窟/Cavern of Souls》
G2でサルベイジャーコンボの勝利の決め手になったのは,《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由での《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》のキャストだと感じた。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》を経由することで,相手の《意志の力/Force of Will》の構えを無視して展開できる。

ビート使いとしては,やはりこういうケースがあるので,《魂の洞窟/Cavern of Souls》は必要に感じた。

## G3の《僧院の導師/Monastery Mentor》
G3,サルベイジャーコンボ側は《僧院の導師/Monastery Mentor》による高速ビートを展開した。

結果としては,間に合わなかった。1ターン目に《歩行バリスタ/Walking Ballista》も展開していれば,ぎりぎり間に合ったかもしれない。

ただ,ここが1ターンキャストが遅れてでも《僧院の導師/Monastery Mentor》ではなく,*《難題の予見者/Thought-Knot Seer》*であれば,対応できていたのではないかと思ってしまった。

《僧院の導師/Monastery Mentor》+0マナアーティファクトによる面展開が強い場面もあるので,一長一短ではあるのだが…

## 結論
2019年のレガシー王者決定戦であり,参考になるところがあった。具体的には以下の2点だ。

1. 《魂の洞窟/Cavern of Souls》の用意
2. 《実物提示教育/Show and Tell》系サイドボードの拡充

やはり,青相手には《魂の洞窟/Cavern of Souls》が必要な場面がある。このカードも1枚5000円と高額だが,集める必要性を感じた。

それと,1-2ターン目の《実物提示教育/Show and Tell》への対応に,*初手の《忘却の輪/Oblivion Ring》*が必要になる。《忘却の輪/Oblivion Ring》,《払拭の光/Banishing Light》,《排斥/Cast Out》をサイドボードに3-4枚の確保が必要に感じた。重ね引きしても大丈夫な《排斥/Cast Out》が無難かもしれない。

レガシーには2キル,3キルのコンボデッキもあるため,これらの高速コンボは特に意識する必要がある。

《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚,《排斥/Cast Out》4枚で,残りの7枚でその他のデッキや《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》のウィッシュボードにする感じだろうか。

サルベイジャーコンボのサイドの《剣を鍬に/Swords to Plowshares》の使用感,使いどころが気になった。
購入報告: 特殊な基本土地平地
## 概要
2020-01-22 Wedに[メルカリ](https://item.mercari.com/jp/m14089143075/)で《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》日20枚を599円で購入した。

なお,[以前から告知](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/13/)したとおり,2020-01-28 Tueに大会参加予定だったのだが,その日は気温が低く,雨も降っていたため参加を辞退した。

確定申告の時期に入りつつあり,2019年の取引を記帳しているのだが,なかなか時間がかかる。

## 効果
### 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

Snow-Covered Plains / 冠雪の平地
基本氷雪土地 — 平地(Plains)

(白)


今回購入した《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》は,基本土地でかつ平地の土地タイプをもつ,《平地/Plains》以外の唯一のカードだ。

基本的には《平地/Plains》と違いはない。ただし,一部の氷雪マナを必要とするカードを使う上で,白にとっては必須のカードとなる。

具体的には,モダンホライゾンで登場した《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》のために購入した。

パウパーで《きらめく鷹/Glint Hawk》や《コーの空漁師/Kor Skyfisher》で《胆液の水源/Ichor Wellspring》や《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》を手札に戻して,アドバンテージを稼ぎながら展開するウィニーの [ボロスキティ](http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%A3) の存在を「[【デッキ考察】まなかぷデッキ発信基地 ~電波でGO!!~ Vol.4「8枚の石鍛冶」(レガシー?)](https://manacapsule.diarynote.jp/201908311803577389/)」で知った。

レガシーでも《ちらつき鬼火/Flickerwisp》を加えて,ありではないかと思い,枚数が多く高騰の影響が大きい《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》をこのタイミングで購入した。1枚30円なのでこんなものだろう。

「8枚の石鍛冶」の結論にもある通り,*通常のウィニーデッキでは高速コンボにどうしても勝てない*。色的に,《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》を採用した上陸ボロスとのハイブリッドにして,2キル3キルを狙える速度を追求する構成にする必要があるだろう。

《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》は,金属術達成の数合わせにもなるため,地味に《オパールのモックス/Mox Opal》とも相性が良い。

《オパールのモックス/Mox Opal》と《水蓮の花びら/Lotus Petal》で加速して,コンボ対策には《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》で,《虚空の杯/Chalice of the Void》は《ちらつき鬼火/Flickerwisp》でどうにか対応できないだろうか?

例えば,こんなデッキが思いついた。

60メインデッキ/Main Deck
22土地/Land
08《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
04《古えの居住地/Ancient Den》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
02《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》

19クリーチャー/Creature
04《きらめく鷹/Glint Hawk》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
03《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
04《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》

19その他/Other
04《オパールのモックス/Mox Opal》
04《水蓮の花びら/Lotus Petal》
04《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
04《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》
01《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》


氷雪土地8枚で運用できるのかはやや怪しいが…

## 結論
今後の白ウィニーの可能性に備えて,必須パーツとなりえる《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》を購入した。

《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》は,白での《渦まく知識/Brainstorm》と《思案/Ponder》並に強力な動きを実現できる可能性がある。

Eternal Party 2019 関東で優勝したサルベイジャーコンボで採用されていた《オパールのモックス/Mox Opal》がやはり気になる。

アドバンテージを失わないところがやはり《金属モックス/Chrome Mox》よりも強い。高額カードだが,《オパールのモックス/Mox Opal》もどうにか入手して,次のデッキ構築に組み込んでいきたい。
大会報告: 2020-01-25 Sat 17:00 晴れる屋TC休日レガシー | 何もできずに敗北し,デッキの完成度不足を痛感
## 概要
- イベント名: 休日レガシー
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=202001
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催日時: 2020-01-25 Sat 17:00
- 参加人数: ?
- デッキ: エルドラージ:ホワイト
- 結果: 1-2
- 1R ---: 不戦敗
- 2R xx-: エルドラージ・ノート
- 3R ---: 不戦勝

前回の購入報告で告知した通り,この日の日中は東京ビッグサイトで開催された[資産運用EXPO](https://senooken.jp/post/2020/01/25/)に参加していた。その帰りに大会に参加した。

当初は20:00の大会に参加予定だったが,日中の資産運用EXPOを予定より早く退場したため,17:00の大会に参加した。

## 購入
テーロス還魂記が前日に販売され,気になっていたカードを購入した。その他,1/31まで店頭でのメルペイスマート払いのポイント還元が上限P1000で50 %だったので,せっかくなのでメルペイを使えるバトコロで買い物をした。

- 0200円: 《古えの居住地/Ancient Den》英1
- 0330円: 《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》日3
- 0099円: 《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》日3
- 3300円: 《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》日1

《古えの居住地/Ancient Den》のみ晴れる屋TCで購入し,残りはバトロコで購入した。

《古えの居住地/Ancient Den》は2枚所持している。現在,マナ加速として,《金属モックス/Chrome Mox》を採用している。Eternal Party 2019 関東で優勝したサルベイジャーコンボでマナ加速に《オパールのモックス/Mox Opal》が使われているのをみた。*アドバンテージのロスがないので,《金属モックス/Chrome Mox》よりも《オパールのモックス/Mox Opal》のほうが強い*ように感じた。ただし,その分デッキ内のアーティファクトの比重を増やす必要がある。手始めにアーティファクトランドを4枚揃えようと思い,参加賞の100円商品券を併用して購入した。

《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》は次のデッキで予定している,ヘルムピースやバリヘルコンボのサーチ用に3枚購入した。《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》はもともと購入予定ではなかったのだが,さすがに33円は安いと感じ,いくらなんでも過小評価ではないかと思い購入した。どちらも残り一枚は英語でどこかで購入したい。

《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》は《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》との組み合わせが強力なカードだ。モダンで禁止され,値段が3000円まで急落した。メルペイのキャンペーンを思い出し,このタイミングで購入することにした。

## デッキ
年始の購入でようやく《虚空の杯/Chalice of the Void》が4枚揃ったので,それらを投入したエルドラージ:ホワイトを使った。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version5.0.0
日付/Date2020-01-25 Sat

60メインデッキ/Main Deck
26土地/Land
07《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《爆発域/Blast Zone》
03《無声開拓地/Silent Clearing》

17クリーチャー/Creature
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
01《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
02《現実を砕くもの/Reality Smasher》

17その他/Other
04《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
01《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
01《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
04《虚空の力線/Leyline of the Void》
03《議会の採決/Council’s Judgment》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《謙虚/Humility》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《封じ込める僧侶/Containment Priest》
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》


[前回](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/04/)との主な変更点は以下となる。

- メインデッキに《虚空の杯/Chalice of the Void》を2枚追加
- メインデッキに《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を新規採用
- サイドボードに《虚空の力線/Leyline of the Void》を新規採用

前回大会参加から購入した《虚空の杯/Chalice of the Void》,《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》,《現実を砕くもの/Reality Smasher》,《虚空の力線/Leyline of the Void》を採用した。

## 試合

### 1R ---: 不戦敗
東京ビッグサイトからバスを経由して向かっていた。乗換案内アプリの予定では間に合う予定だったのだが,思っていたより乗車客が多く,1Rに間に合わなかった。

### 2R xx-: エルドラージ・ノート
いつもスタイフルノートを使っている人との対戦だった。今回は《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》や《運命の巻物/Scroll of Fate》,《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》+ヘルムヴォイドを搭載したコンボデッキだった。

1Gは相手先手で,こちら2マリガン。《ウギンの目/Eye of Ugin》スタート。1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置するも,《ウギンの目/Eye of Ugin》の時点で効かないだろうと感じた。2ターン目に,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を出され,その後のこちらの動きが鈍く,そのまま殴り負けてしまった。

2Gはこちら先手で《悟りの教示者/Enlightened Tutor》,《平地/Plains》2,《金属モックス/Chrome Mox》,《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》,《議会の採決/Council’s Judgment》の初手をキープ。《議会の採決/Council’s Judgment》で時間を稼ぎ,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《謙虚/Humility》を設置するプランでいく。

しかし,土地を引き込めず,《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》が出てしまい,《金属モックス/Chrome Mox》でマナ加速できず,そのままほぼ何もできず,《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》+《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》で負ける。

ほとんど何もできないまま負けてしまい,こちらが弱すぎることを痛感してしまった。


### 3R ---: 不戦勝
デッキに問題を感じたので,20:00の大会はやめて,そのままバトロコで買い物して帰ることにした。

## 結果
結果は1-2で惨敗だった。

《虚空の杯/Chalice of the Void》が効かない相手だったとはいえ,**こちらのデッキが弱すぎ**た。

サイドボードから《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》を採用することがあるならば,やはりフェッチランドは採用すべきだった。2Gで初手の《平地/Plains》2のうちどちらかがフェッチランドであれば,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》からマナ加速してもう少しゲームを展開できた。

また,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を採用したことによって,デッキ内の無色率が上がり,《金属モックス/Chrome Mox》がやや使いにくく感じた。

これだったら素直にエルドラージ・ストンピィとか大会入賞デッキを丸々コピーしたり,なんならリベリオンのほうが動きが安定してましだったのではないかと感じてしまった。

自分のデッキ構築力の低さを痛感した大会だった。

コンボパーツがだいたい揃ったので,次回はヘルムピースとペインターコンボのハイブリッドコンボを試したい。

次回の参加予定は[今月の参加予定大会の告知](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/13/)通り,1/28 Tue 11:00の晴れる屋平日サービスレガシーだ。

負けてもめげずに次のデッキに挑戦していきたい。
購入報告: 0マナで打ち消されない至高の墓地対策
## 概要
2020-01-17 FriにCardshop Serraで以下のカードを購入した。

- 4440: 《虚空の力線/Leyline of the Void》英3
- 1580: 《虚空の力線/Leyline of the Void》日1
- 0040: 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》日1
- 0040: 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》英1
- 0030: 《果敢な隼/Defiant Falcon》英1
- 0150: 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》英1
- 0300: 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》日2
- 0180: 《遺棄の風/Winds of Abandon》日3
- 0050: 《ジュントゥのくい/Juntu Stakes》日1
- 6810: 合計

2019年の年間報告がまだ書けていないが,次回大会参加時に使うカードを購入したので,こちらを先に報告する。

基本セット2020で再録された《虚空の力線/Leyline of the Void》と,その他に欲しかったカードのうち安かったをまとめて購入した。

MTGショップで有名なCardshop Serraでの初めての購入だった。

買い取りに力を入れているようで,買い取り用のチラシと封筒が同封されているのが印象的だった。トレトクやカードラッシュでは,買い取り用の封筒まで同封されていなかった。

## 効果
### 《虚空の力線/Leyline of the Void》

Leyline of the Void / 虚空の力線 (2)(黒)(黒)
エンチャント

虚空の力線があなたのゲーム開始時の手札にある場合、あなたはそれが戦場に出ている状態でゲームを始めてもよい。
いずれかの領域から対戦相手の墓地にカードが置かれる場合、代わりにそれを追放する。


購入時の値段が1500円程度であり,ここから値上がりしそうな気がしたため,このタイミングで購入した。

力線サイクルの一種で最も使われていると思われるカードだ。

カードの効果自体は墓地への配置を追放領域に置換するだけだ。ただし,力線サイクル共通の効果で,ゲーム開始時の手札にある場合,戦場に出ている状態でゲームを開始できる。これが強い。実質的に0マナで打ち消されない墓地対策といえる。

墓地対策カードはたくさん登場してきているが,個人的には以下の4種類のカードが特に検討に値すると感じている。

- 《外科的摘出/Surgical Extraction》
- 《虚空の力線/Leyline of the Void》
- 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
- 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》

ポイントは*リアニメイトの先手1ターンキル*を防止できるかだ。黒単や赤黒リアニメイトの1ターン目の《狂気の種父/Sire of Insanity》は実質的に1ターンキルである。

墓地対策には,他のコンボ対策にもなる《外科的摘出/Surgical Extraction》が個人的には気に入っていた。しかし,自分が《虚空の杯/Chalice of the Void》を使う都合,《外科的摘出/Surgical Extraction》は相性が悪く,他の墓地対策を検討していた。

この他に先手1ターンキルを防ぐには,《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》しかない。しかし,《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》は手札破壊に弱くなる上,土地単の《壌土からの生命/Life from the Loam》と《罰する火/Punishing Fire》への対策として物足りなく,*墓地対策としては中途半端*だった。

これらを総合的に考えると,やはり《虚空の杯/Chalice of the Void》を併用する場合の墓地対策としては《虚空の力線/Leyline of the Void》がベストではないかと思った。


### 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》

Squadron Hawk / 戦隊の鷹 (1)(白)
クリーチャー — 鳥(Bird)

飛行
戦隊の鷹が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから《戦隊の鷹/Sqadron Hawk》という名前のカードを最大3枚まで探し、それらを公開してあなたの手札に加えてもよい。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
1/1


白で貴重な手札アドバンテージを手軽に稼げるカードだ。今まで2枚保持しており,残りの2枚を入手した。

テーロス還魂記の《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》の登場により,モダンやスタンダードで活躍したソウルシスターズもありではないかと少し考えた。

《砂の殉教者/Martyr of Sands》と組み合わせることで大量ライフを手軽に獲得できる。その他,《金属モックス/Chrome Mox》や《美徳の力/Force of Virtue》など,手札を消費するカードとも相性がいい。

### 《果敢な隼/Defiant Falcon》
Defiant Falcon / 果敢な隼 (1)(白)
クリーチャー — レベル(Rebel) 鳥(Bird)

飛行
(4),(T):あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが3以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
1/1


《戦隊の鷹/Squadron Hawk》に続いて同じ鳥の《果敢な隼/Defiant Falcon》の4枚目を購入した。リベリオンの基本パーツの一つであり,3枚しか保持していないことが気になっていたので4枚目を購入した。

### 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
Remorseful Cleric / 悔恨する僧侶 (1)(白)
クリーチャー — スピリット(Spirit) クレリック(Cleric)

飛行
悔恨する僧侶を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの墓地からカードをすべて追放する。
2/1


《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を内蔵したウィニークリーチャーであり,飛行を持っているのが強い。

白の2マナ域は微妙に選択肢に悩むマナ域であるが,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》に続く候補と考えている。

墓地コンボが流行するようであれば,メインからの採用も十分検討に値するカードだ。

1枚だけ保持しており,店舗在庫がそこまで多くなく,値上がりの可能性も感じたため,150円で残り3枚を購入した。

### 《遺棄の風/Winds of Abandon》
Winds of Abandon / 遺棄の風 (1)(白)
ソーサリー

あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。これにより追放されたクリーチャー1体につき、それのコントローラーはそれぞれ、自分のライブラリーから基本土地カード1枚を探す。それらのプレイヤーは、それらのカードをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す。
超過(4)(白)(白)(あなたはこの呪文をこれの超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、対象は取らず、あなたがコントロールしていない各クリーチャーを追放する。これにより追放されたクリーチャー1体につき、それのコントローラーはそれぞれ、自分のライブラリーから基本土地カード1枚を探す。それらのプレイヤーは、それらのカードをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す。)


モダンホライゾンで登場した白の確定除去だ。2マナソーサリーの《流刑への道/Path to Exile》と思ってよいだろう。終盤に超過でキャストできれば,逆転できる可能性もある。

自分が《虚空の杯/Chalice of the Void》を使うと,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》と《流刑への道/Path to Exile》を使えなくなる都合,それらの代わりのカードとして3枚購入した。

似たようなカードに《石の宣告/Declaration in Stone》がある。こちらは土地の代わりに手がかりトークンを与える。序盤であれば《石の宣告/Declaration in Stone》はありだが,中盤以降は《遺棄の風/Winds of Abandon》のほうがありがたいだろう。

### 《ジュントゥのくい/Juntu Stakes》
Juntu Stakes / ジュントゥのくい (2)
アーティファクト

パワーが1以下のクリーチャーは、それぞれのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。


《弱者の石/Meekstone》と対を成すカードだ。パワー1以下のクリーチャーのアンタップを防止する。

有効な相手は余り思いつかないが,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》のサーチ先として1枚購入した。

## 結論
墓地対策としては最強クラスの《虚空の力線/Leyline of the Void》を4枚購入した。《虚空の杯/Chalice of the Void》併用時の必須墓地対策だろう。早速サイドボードに採用したい。

今月は《虚空の杯/Chalice of the Void》2枚に《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚となかなか出費がかさむが,値段の相場上やむを得ない。

なお,[今月の参加予定大会](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/13/)で告知した通り,次回の大会参加予定は1/28 Tue 11:00の晴れる屋トーナメントセンターだった。

予定が追加され,1/25 Satの20:00の休日レガシーに参加予定だ。1/25 Satに「[資産運用EXPO|リードエグジビションジャパン](https://www.am-expo.jp/ja-jp.html)」があり,気分転換に参加することにした。その帰り道に大会に参加しようと思う。なお,資産運用EXPOの無料入場券 (5000円相当) が2枚余っているので,興味があれば当日会場で提供可能だ。

土曜の大会参加を楽しみにしたい。
## 概要
2019年の戦績を整理しており,対戦相手のデッキタイプの分類で迷ってしまった。

今までデッキタイプについてはあまり深く考えていなかった。実際,土地単はどう分類するのが適切か悩んでしまった。土地単は《罰する火/Punishing Fire》,《暗黒の深部/Dark Depths》,《壌土からの生命/Life from the Loam》が搭載されており,墓地コンボの側面,瞬殺コンボの側面,コントロールの側面がある。

実際に対戦デッキのデッキを分類し,自分の苦手なタイプを把握することは,今後の傾向と対策を練る上で重要だ。

そこでデッキの分類について自分の考えを整理することにした。

## 調査
まず,基本情報としてMTG Wikiの「[アーキタイプ](http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97)」のページを眺めて一般的なデッキタイプについて学んだ。

まず,一般的にいわれる3大アーキタイプ (デッキタイプ) として以下がある。

1. ビートダウン
2. コントロール
3. コンボ

この3大タイプはイメージしやすい。さらに,これを細分化するような形で2012-03-27に公開された「[ゼロからのデッキ構築](https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0004324/)」の公式記事で以下の6のアーキタイプによる分類が示された。この分類をR&Dによる分類と呼ぶことにする。

1. アグロコントロール
2. ビートダウン
3. コンボ
4. コントロール
5. ミッドレンジ
6. ランプ

MTG Wikiの記事は元の記事と単語名が異なっているので注意する。

このR&Dによる分類は3大アーキタイプの内のビートダウンをビートダウン,アグロコントロール,ミッドレンジ,ランプに細分化した分類のようだ。アグロコントロールはデルバーデッキを代表とするクロック・パーミッションと言い換えてもよいだろう。

MTG Wikiではこの他にFloresによる9の分類も掲載されている。しかし,こちらは分類に適切な名前がついておらず,数が少々多くて分類しにくく感じた。

## 分類
R&Dによる分類は,多すぎず少なすぎない分類数で悪くない。ただし,この分類にも*少々問題*を感じる。例えば,*コンボの分類の粒度が少々大きすぎる*。カードプールの広いレガシー環境ではコンボ速度や利用するリソースもさまざまである。**ANTとドレッジを同じコンボ分類でまとめるのは少々大雑把**に感じる。ビートダウンを4種類の細分化したようにコンボも細分化が必要に感じる。

そこでR&Dによる分類を参考にして自分なりのデッキの分類を考えた。分類名と該当例を以下に記した。

1. 墓地コンボ: ドレッジ,リアニメイト,Nic Fit:レクター,サルベイジャーコンボ,ホガーク,復讐蔦,フェニックス,セファリッドブレイクファースト
2. 瞬殺コンボ: ANT, 実物提示教育,食物連鎖,ペインター,ベルチャー
3. 中速コンボ: 土地単,暗黒の深部,エルフ,自然の秩序,スケープシフト,アルーレン,ヘルムヴォイド/ヘルムピース,欠片の双子,サヒーリコンボ,ループジャンクション
4. アグロ: ゴブリン,白ウィニー,バーン,Zoo,親和
5. ビート・コントロール: ジャンク,赤単プリズン,エルドラージ・ストンピィ,POX,Death & Taxes,テゼレット,スティール・ストンピィ,マーベリック,Nic Fit:レクターなし,ウルザ
6. クロック・パーミッション: デルバー,石鍛冶,忍者,デスシャドー,スタイフルノート,マーフォーク,感染
7. ランプ: エルドラージ・ポスト,12post
8. コントロール: 奇跡,4Cフレンド,グリクシス・コントロール,バント・コントロール

なお,先頭の番号は参照しやすいように付けただけで特に深い意味はない。

## 解説
R&Dによる分類ではコンボが大雑把だったため,ここをさらに墓地コンボ,瞬殺コンボ,中速コンボに細分化した。その他,アグロコントロールをクロック・パーミッション,ミッドレンジをビート・コントロール,ビートダウンをアグロに変更した。

分類にあたっては**実際のデッキの動きに注目**することにした。例えば,スタイフルノート,デスシャドー,感染はコンボにもみなせるようなデッキだが,どれも*動きはクロック・パーミッション*なのでこちらに分類した。

土地単も基本的に勝ち手段は《死者の原野/Field of the Dead》,《暗黒の深部/Dark Depths》,《罰する火/Punishing Fire》,《溶鉄の渦/Molten Vortex》なので,中速コンボに分類した。《罰する火/Punishing Fire》と《溶鉄の渦/Molten Vortex》が墓地を前提としているが,どちらかというと《暗黒の深部/Dark Depths》のほうがメインな印象だったので,墓地コンボにはしなかった。

特に,コンボにおいては*墓地利用コンボは一つの典型的な形*だ。使う側も対策する側としてもこれは別の分類にしたほうがわかりやすいと判断した。このため,Nic Fitに関しては墓地を利用する《アカデミーの学長/Academy Rector》の有無で分類を分けた。

その他の墓地をメインで使わないコンボについては,コンボ成立速度をベースに分類した。何もなければ概ね3ターン目にはゲームが決まるようなコンボを瞬殺コンボとし,それより遅いコンボを中速コンボとした。

レガシーではランプに該当するデッキがポスト系デッキしかなく,数が少ないのが少々心残りだ。他に何かうまい分類が思いつけばそちらに変えてもいいかもしれない。

その他《虚空の杯/Chalice of the Void》を使うストンピィ系デッキを便宜上ビート・コントロールに分類にした。これにより,アグロの分類がコントロール要素や妨害要素の薄い (概ね8枚未満) ビートダウンデッキとなり,該当例がゴブリン,Zooなどになった。

この分類で,既存のレガシー環境のデッキを動きに着目してうまく分類できたのではないかと感じている。これにより,敗因の対策と傾向を練りやすくなったのではないかと思う。

## 結論
2019年の戦績を整理する上で対戦相手のデッキタイプの分類に悩んだ。自分なりに調べてうまい分類を考案できた。

今後は勝敗とデッキ名でだけではなく,この分類で対戦相手のデッキを挙動ごとに分類し,傾向と対策の参考にしたい。

なお,この分類で不足している視点,カバーできないデッキなどあれば,是非コメントいただきたい。
購入報告: 0回戦ドロップで入手したのは白の最高の墓地対策
## 概要
2020-01-15 Wedに晴れる屋トーナメントセンターで《安らかなる眠り/Rest in Peace》英1を500円で購入した。

100円商品券を使い実質400円と相場最安で購入できた。

事前に「[告知: 今月参加予定大会 (1/15 Wed 14:00 晴れる屋TC, 1/28 Tue 11:00 晴れる屋TC) – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/13/)」で告知した通り,本日は外出予定があったため晴れる屋トーナメントセンターの14:00の平日レガシーに参加予定だった。

実際に訪問して参加申し込みしたのだが,*他に参加者がおらず,不成立*となってしまった。12:00開始のLet’s 5レガシーは参加者8名ほどで成立していた。大会に参加したければ12:00のに参加するので,14:00というのは中途半端だったようだ。

そのため,参加賞の商品券だけもらった。商品券がもったいないので今回購入したというわけだ。

今回購入した《安らかなる眠り/Rest in Peace》は,「[Signature Spellbook: Gideon](https://mtg-jp.com/products/0000183/)」という《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の追悼のコレクション用のカードセットに収録されているエディションだった。

「[Signature Spellbook: Gideon](https://mtg-jp.com/products/0000183/)」に収録されている人気カードは,《安らかなる眠り/Rest in Peace》の他に,《流刑への道/Path to Exile》もある。この2枚でだいたい1000円分くらいの価値はある。

定価は2200円だが,[Amazon.co.jpなどでは1500円程度](//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=1074506&p_id=170&pc_id=185&pl_id=4062&url=https%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fdp%2FB07RHPVZ2Q)なので,これらの2枚が欲しい人はお得かもしれない。

《安らかなる眠り/Rest in Peace》は2枚持っていたので,3枚目の購入となった。

## 効果
《安らかなる眠り/Rest in Peace》の効果は以下の通りだ。


Rest in Peace / 安らかなる眠り (1)(白)
エンチャント

安らかなる眠りが戦場に出たとき、すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。
カードかトークンがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。


ETBで全ての墓地を追放し,以降の墓地への配置カードも追放する。

墓地配置自体を追放領域へ置換するため,死亡誘発 (PIG) 能力が発動しないという強力な効果がある。

《虚空の力線/Leyline of the Void》と共に,永続的な墓地対策カードとしては最高クラスのカードだ。

白を使う上では是非とも保持しておきたい1枚のカードだ。

今回3枚目を購入したのは,単純な墓地対策ではなく,*ヘルムピースコンボのため*だ。

白で可能な瞬殺2枚コンボで,なおかつトーナメントレベルのものは数が少ない。ヘルムピースコンボは2+5の7マナで達成でき,墓地対策もできるということでトーナメントでの実績もある。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》のような強力カードが出てくると,盤面を構築するのが面倒くさくなるので,こうした瞬殺コンボもありだろうとコンボ成立確率向上のため買い増しした。

《Helm of Obedience》も2枚持っているが,再録禁止カードであり値段が購入時の2000円半ばから3000円前半とじわじわと上がってきている。残り2枚もどこかで購入したいなと思う。

テーロス還魂記でバリヘルコンボが成立する。このコンボと同居させるのに,ヘルムピースや《丸砥石/Grindstone》がありではないかと考えている。

同じくテーロス還魂記に収録されている《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》を併用することで,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》と合わせて,コンボパーツをそれぞれ*12枚にかさ増し*できる。さすがにこれだけパーツ枚数をかさ増しできれば,初手でコンボを揃えることも十分可能だ。

今後検討していきたい。
今月の参加予定大会を告知する。

- 1/15 Wed 14:00: 晴れる屋 平日レガシー
- 1/28 Tue 11:00: 晴れる屋 平日サービスレガシー

1月から仕事をしておらず,自宅でニート生活を過ごしている。具体的には,確定申告の準備で1月の第2週は終わった。

今月までは2月以降の仕事を探しており1/15 Wedは面談で外出予定が入ったため,その帰りに大会に参加することにした。

その他,1/28 Tueは新宿の湘南美容クリニックにひげ脱毛にでかけるので,そのついでに参加することにした。

ともに平日日中の時間であり,大会が成立するのか微妙だが,期待のテーロス還魂記の発売前後の環境を楽しもうと思う。

1/15 Wedは《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》対策を施したエルドラージ・ホワイトで参加する。1/28 Tueはエルドラージ・ホワイトに《丸砥石/Grindstone》やヘルムピースを搭載したお試しデッキで参加しようかなと思う。

まだ2019年の決算などできていないが,今年はこれくらいの軽い内容でも,どんどん投稿していこうと思っている。

該当時間前後であればフリープレイも可能であるので,参加予定の方はひとつ手合わせ願いたい。
## 概要
2020-01-24 Fri発売の新しいカードセット「[テーロス還魂記](https://magic.wizards.com/ja/products/TherosBeyondDeath)」の[全カードリスト](https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/theros-beyond-death)が2020-01-11 Satに公開された。

自分がMTG休止中に発売されたテーロスと同じ次元が舞台のカードセットであり,エンチャントにフォーカスが当たったカードセットだ。

2019年はエターナル環境に多大な影響を与えたカードセットが続々発売された一方,白使いとしてはたいした新戦力を獲得できず,冬の時代の1年だったように感じた。

しかし,今回のテーロス還魂記には久々となる白の瞬殺2枚コンボを成立させるカードが収録され,2020年に期待を持てる始まりとなった。

特に白のエターナル環境で注目している以下のカードをレビューする。

1. 太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace
2. メレティス誕生/The Birth of Meletis
3. 障害の幻霊/Eidolon of Obstruction
4. エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death
5. 太陽の宿敵、エルズペス/Elspeth, Sun’s Nemesis
6. 太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned
7. ヘリオッドの介入/Heliod’s Intervention
8. 牧歌的な教示者/Idyllic Tutor
9. 卓絶した特使/Transcendent Envoy

## 評価
### 太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace
Archon of Sun’s Grace {2}{W}{W}
Creature — Archon
Flying, lifelink
Pegasus creatures you control have lifelink.
Constellation — Whenever an enchantment enters the battlefield under your control, create a 2/2 white Pegasus creature token with flying.
3/4


単純に4マナ3/4飛行絆魂は強い。《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》のタフネスが4ならばと思うことがあったが,とうとう登場した。

タフネス4でデルバー・青赤の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》と主要火力である《稲妻/Lightning Bolt》に耐えられ,絆魂でライフで優位に立てる。

星座能力もエンチャントのプレイで2/2飛行トークンを生成と強力だ。もっとも,エターナル環境ではエンチャントはなかなか採用されないため,こちらは少々工夫が必要となる。

《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》や《修復の天使/Restoration Angel》などと共に,今後の白の中堅クリーチャーの選択肢の1枚となる優良クリーチャーだ。

### メレティス誕生/The Birth of Meletis
The Birth of Meletis {1}{W}
Enchantment — Saga
(As this Saga enters and after your draw step, add a lore counter. Sacrifice after III.)
I — Search your library for a basic Plains card, reveal it, put it into your hand, then shuffle your library.
II — Create a 0/4 colorless Wall artifact creature token with defender.
III — You gain 2 life.


今回のカードの中で2番目に注目しているカードだ。プレイで基本土地サーチ,0/4壁生成,2点のライフゲインと地味な能力ではある。キャントリップ持ちの《前兆の壁/Wall of Omens》と性質がよく似たカードだ。

プレインズウォーカーのキャストのためのマナ確保と,それまでの時間稼ぎとして役に立ちそうだ。

こちらは英雄碑であり能動的にキャストしていけること,自分から墓地に落ちてくれるところがポイントとなる。モダンホライゾンで《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod’s Generosity》が登場したが,肝心の自分から能動的に墓地に落ちるエンチャントがあまりないため,そこまで使われていない。

デッキ内エンチャントのかさ増しとして基本の1枚になりえるカードに感じた。

この後に評価する太陽冠のヘリオッドとも相性のいいカードだ。3番目の2点ゲインでヘリオッドの能力が誘発して,最低限生成した壁を強化できるのもポイントが高い。

### 障害の幻霊/Eidolon of Obstruction
Eidolon of Obstruction {1}{W}
Enchantment Creature — Spirit
First strike
Loyalty abilities of planeswalkers your opponents control cost {1} more to activate.
Death turned admirable conviction into pointless intransigence.


2/1先制攻撃でプレインズウォーカーの忠誠度能力に追加の1マナを要求するエンチャント・クリーチャーだ。

待望のプレインズウォーカー対策クリーチャーではあるが,たった1マナの課税で少々能力が弱く感じる。これなら能力を禁止できる《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》のほうが強く感じる。

いっそのことお互いの忠誠度能力の禁止でよかったのでは感じる。今後の白のPW対策カードに期待したい。

### エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death
Elspeth Conquers Death {3}{W}{W}
Enchantment — Saga
I - Exile target permanent an opponent controls with converted mana cost 3 or greater.
II - Noncreature spells your opponents cast cost {2} more to cast until your next turn.
III - Return target creature or planeswalker card from your graveyard to the battlefield. Put a +1/+1 counter or a loyalty counter on it.


アドバンテージのとれる英雄碑だ。1番目の能力で戦場の脅威を除去し,3番目の能力でクリーチャーかPWをリアニメイトする。

2番目の2マナの課税能力はこのカードをキャストするゲーム中盤〜終盤ではあまり意味がないように感じる。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》でのサーチ対象にはなりえるが,5マナと少々重く,扱いがやや難しく感じた。

### 太陽の宿敵、エルズペス/Elspeth, Sun’s Nemesis
Elspeth, Sun’s Nemesis {2}{W}{W}
Legendary Planeswalker — Elspeth
−1: Up to two target creatures you control each get +2/+1 until end of turn.
−2: Create two 1/1 white Human Soldier creature tokens.
−3: You gain 5 life.
Escape—{4}{W}{W}, Exile four other cards from your graveyard. (You may cast this card from your graveyard for its escape cost.)
Loyalty: 5


テーロス還魂記の主人公的存在の新しいエルズペスだ。おそらく初の脱出持ちのPWだ。脱出前提ということで忠誠度能力は全てマイナスとなっている。

クリーチャー強化,トークン生成,ライフゲインとどれも地味な能力となっている。トークン生成では,《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》や《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》が基準となるため,少々弱く感じる。

脱出で再利用できるものの,肝心のベース能力が1/1トークン2体の生成がメインであり,エターナル環境では少々厳しく感じる。

### 太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned
Heliod, Sun-Crowned {2}{W}
Legendary Enchantment Creature — God
Indestructible
As long as your devotion to white is less than five, Heliod isn’t a creature.
Whenever you gain life, put a +1/+1 counter on target creature or enchantment you control.
{1}{W}: Another target creature gains lifelink until end of turn.
5/5


今回のカードセットで1番の注目カードだ。

白への信心が5以上でクリーチャーとなる5/5破壊不能のエンチャント・クリーチャーだ。ライフゲイン時に+1/+1カウンターをクリーチャーに設置でき,1Wで絆魂を付与できる。クリーチャー化できなくても,自身の能力だけである程度完結している。

単体でもソウルシスターズと相性のいいカードではあるが,これだけだとそこまで注目していなかった。《歩行バリスタ/Walking Ballista》との2枚瞬殺コンボ (バリヘルコンボ) を形成でき,カードの評価が一気に上がるカードだ。

《歩行バリスタ/Walking Ballista》をX=2でキャストし,絆魂を付与してから,能力でダメージを与えると,太陽冠のヘリオッドの効果でライフゲイン時に+1/+1カウンターを設置でき,無限ダメージ無限ライフを実現する。

実用的な瞬殺コンボの条件としては以下の3の条件が重要になる。

1. コンボ成立マナ
2. コンボ成立枚数
3. 単体のカードパワー

バリヘルコンボは一度に決めようとなると9マナかかる。が,分割して支払ったり,何らかの方法で《歩行バリスタ/Walking Ballista》のサイズを上げることができれば,コンボ成立時には絆魂を付与する1Wマナで済む。

2枚コンボであり,どちらのカードも《悟りの教示者/Enlightened Tutor》でサーチでき,《歩行バリスタ/Walking Ballista》に至っては《護衛募集員/Recruiter of the Guard》,《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》でもサーチ可能である。

単体のカードパワーとしては,《歩行バリスタ/Walking Ballista》は単体でも十分使われるカードだ。太陽冠のヘリオッド自体はそこまでだが,破壊不能の能力で先置きの安心感があり,能力がある程度自己で完結しており,ビート系デッキに採用できるカードだ。

以上のように,バリヘルコンボはこれらの3条件を満たしており,実用的なコンボだ。テーロス還魂記の発売直後にパイオニアがメインのマジック・フェストが開催されることもあり,《歩行バリスタ/Walking Ballista》と太陽冠のヘリオッドの高騰が予想される。

パイオニアでは正直今後どちらかが禁止される可能性が高いので,発売後値段が落ち着いた段階で購入を検討したい。

### ヘリオッドの介入/Heliod’s Intervention
Heliod’s Intervention {X}{W}{W}
Instant
Choose one —
• Destroy X target artifacts and/or enchantments.
• Target player gains twice X life.


XWWの《解呪/Disenchant》にライフゲインのモードを選べるようになったものだ。X=1で使う場合,《解呪/Disenchant》の下位互換になってしまうが,X=2以上でキャストできれば,《塵への帰結/Return to Dust》相当以上であり,悪くない。

エンチャント・アーティファクトの大量破壊では,《静寂/Serenity》のほうが軽い。自分の置物を巻き込みたくないストンピィ系,コントロールデッキのサイドボードとして可能性がある。

### 牧歌的な教示者/Idyllic Tutor
Idyllic Tutor / 牧歌的な教示者 (2)(白)
ソーサリー

あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。


モーニングタイドからの待望の再録となる。何の需要だったのか不明だが,地味に値段が1枚1500円程度と高騰していたため,再録で供給が増えて値下がりしてよかった。

ただ序盤にサーチしたいならば,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》のほうが軽い。《悟りの教示者/Enlightened Tutor》の追加として,《オパール色の輝き/Opalescence》系デッキで採用されるだろうか。

今後強力なエンチャントが登場すると価値が高まる可能性のあるカードではある。

### 卓絶した特使/Transcendent Envoy
Transcendent Envoy {1}{W}
Enchantment Creature — Griffin
Flying
Aura spells you cast cost {1} less to cast.


1W 1/2飛行でオーラのキャストを1減少させる。オーラ絡みのコンボの可能性を感じるカードではある。

ただし,無色のオーラは《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》しかなく,ストーム的な使い方が難しい。

そもそも,オーラはアドバンテージやテンポを失う可能性が高く,扱いが難しいメカニズムだ。

## 結論
久しぶりの白の瞬殺2枚コンボを成立させる「太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned」が登場し,その他にも「太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace」や「メレティス誕生/The Birth of Meletis」など白が強化されるカードセットだった。

以下のカードは購入予定だ。

- 3枚: 太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned
- 4枚: メレティス誕生/The Birth of Meletis

複数の勝利パターンを用意して,対策しにくくすることが最近のコンボデッキの流行であり,勝利へのポイントとなっている。

その点,バリヘルコンボは単体でそれなりのカードパワー同士の2枚コンボであり,通常のビートデッキに採用しやすいので,可能性を感じる。

正直,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が環境を支配して,盤面を構築するのが面倒くさくなってきている。バリヘルコンボのように,ペインターやヘルムピースのような瞬殺2枚コンボデッキを使ったほうがいいような気がしてきている。

新セットの発売と発売後のメタゲーム環境の変動に注目したい。
購入報告: MTGで最も有名な天使の主
## 概要
2020-01-03 Fri 11:47にカードラッシュで以下のカードを購入した。

- [商品名]:[PLD]虚空の杯/Chalice of the Void《英語》【MRD】[こくうのさかずき] 4,680 円 x 1 個 4,680 円
- [商品名]:[EX+]聖域の僧院長/Sanctum Prelate《英語》【CN2】[せいいきのそういんちょう] 1,280 円 x 1 個 1,280 円
- [商品名]:慈悲深きセラ/Serra the Benevolent《英語》【MH1】[じひぶかきせら] 390 円 x 1 個 390 円
- [商品名]:慈悲深きセラ/Serra the Benevolent《日本語》【MH1】[じひぶかきせら] 390 円 x 1 個 390 円
- 商品 6,740 円
- 送料 0,170 円
- 合計 6,910 円

[新年初回の晴れる屋TC Let’s 5 レガシーDX](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/04/)の参加直前に注文したカードだ。

[前回の購入報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/06/)に続き,またしても《虚空の杯/Chalice of the Void》を購入した。これで4枚目の《虚空の杯/Chalice of the Void》が揃った。

その他に,《虚空の杯/Chalice of the Void》と似た効果を持つ《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》と,追加のプレインズウォーカーとして《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》を購入した。

どれも相場最安クラスで購入でき,満足の買い物だった。

## 効果
《虚空の杯/Chalice of the Void》については前回の購入報告で効果を説明したので,その他のカードの効果を説明する。

### 《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の効果は以下となる。

Sanctum Prelate / 聖域の僧院長 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

聖域の僧院長が戦場に出るに際し、数を1つ選ぶ。
点数で見たマナ・コストが選ばれた数に等しい、クリーチャーでない呪文は唱えられない。
2/2


指定したマナコストのクリーチャー以外の呪文のキャストを禁止する。《虚空の杯/Chalice of the Void》と異なる点は以下の2点だろう。

1. マナコストの指定の柔軟性
2. キャスト自体の禁止
3. クリーチャー

1マナ域を止める目的では,《虚空の杯/Chalice of the Void》のほうが速効性と範囲が広い。しかし,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》は《実物提示教育/Show and Tell》デッキ相手に重要な3マナ域を止めることができる。

その他,《否定の力/Force of Negation》,《呪文貫き/Spell Pierce》,《呪文嵌め/Spell Snare》などのカウンターに引っかからない点も見逃せない。

《護衛募集員/Recruiter of the Guard》からサーチ可能であり,《虚空の杯/Chalice of the Void》とセットで使うのもありだろう。

今まで1枚しか保持しておらず,素引きする可能性を上げるために2枚目を購入した。

### 《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》
《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》の効果は以下となる。

Serra the Benevolent / 慈悲深きセラ (2)(白)(白)
伝説のプレインズウォーカー — セラ(Serra)

[+2]:ターン終了時まで、あなたがコントロールしていて飛行を持つクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
[-3]:飛行と警戒を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-6]:あなたは「あなたがクリーチャーをコントロールしているなら、あなたのライフ総量を1点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフ総量を1点になるまで減少させる。」を持つ紋章を得る。
4


MTGで最も有名な天使である《セラの天使/Serra Angel》の主のセラの待望のカード化であり,白使いとしては外すことのできないカードだ。

基本的には-3能力で《セラの天使/Serra Angel》相当の天使を生成するのが主な用途だろう。ただし,単純に4マナ4/4飛行・警戒+αは強い。《セラの天使/Serra Angel》を2回生成する呪文と割り切っても十分強いだろう。

モダンホライゾンのパッケージ・イラストとして目玉カードの一つでもあったが,大会ではあまり採用事例がなく,値段が380円程度と比較的安価になっていた。パイオニア需要で同じく4マナのプレインズウォーカーとして有力な《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》が1500円程度とじりじり値上がりしており,その代わりではないが試してみたかったのでこのタイミングで購入した。

1月末のマジック・フェストが終了すると,《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》の値段が落ち着くと予想しており,こちらはそのタイミングで買い増ししたい。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》への対策としては,7点クロックになる《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》のほうがやや有利だ。ただし,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が生成する3/3の鹿を突破できるという意味では,《セラの天使/Serra Angel》も悪くない。

前回の大会で当たったホガークデプスのように,飛行持ちが重要な盤面もありえる。

## 結論
念願の《虚空の杯/Chalice of the Void》の4枚目をとうとう購入した。これで現環境を支配する1マナ呪文と対抗できる。長く使い込んでいきたい。

その他,白の優良カードの《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》と《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》も購入した。

余談だが,[Eternal Party 2019東京大会](https://mtg.bigweb.co.jp/article/EternalParty2019/Tokyo/TOP16Decklist)で《虚空の杯/Chalice of the Void》入りのマーフォークがトップ8に残っていた。これを受けて,やはり《虚空の杯/Chalice of the Void》入りのDeath & Taxesもありではないかと思った。

D&Tはあまり好きなデッキではなかったが,《虚空の杯/Chalice of the Void》入りのパターンはまだ試したことがなく,検討の価値がある。数年振りに使うのもありに感じた。

また,2020-01-24発売予定のテーロス還魂記に収録されている「太陽冠のヘリオッド」が《歩行バリスタ/Walking Ballista》と無限コンボを形成することが巷で話題になっており,《歩行バリスタ/Walking Ballista》の値段が高騰している。白使いとしては,久しぶりの2枚コンボでありこちらも動向を注視していきたい。

これらを検討しながら,ひとまずは次回のエルドラージ・ホワイトの活躍に期待したい。
購入報告: ストンピィデッキに必須のあらゆる呪文を打ち消す置物
## 概要
2020-01-01 Wedにメルカリで《虚空の杯/Chalice of the Void》のミラディンのイタリア語版を4888円で購入した。

丁度,[カードボックス高槻店の新春デュアラン争奪レガシーで惨敗](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/01/)した晩に,メルカリで《虚空の杯/Chalice of the Void》を探していて見つけた。

ヘビープレイドで状態は悪いのだが,値段が4888円と*相場最安以下*だったので思わず購入した。丁度,お正月に5 %のポイントバックのクーポンが配布されており,[2020-01-31 Friまでのメルペイスマート払いで3 %ポイント還元](https://senooken.jp/post/2019/12/30/)も活用してうまく購入できた。

個人間取引で心配だったので,念のためライトチェックと重さチェックを実施した。

これで3枚目の《虚空の杯/Chalice of the Void》を入手できた。

## 効果
《虚空の杯/Chalice of the Void》の効果は以下の通りだ。

Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)
アーティファクト

虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい点数で見たマナ・コストを持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。


特定のマナコストの呪文を永続的に打ち消すことができる。低マナ域に優良カードがひしめくエターナル環境では,ストンピィデッキにおいて必須の1枚だ。

基本的にはX=1で設置し,場合によってはX=2やX=0で設置する。《魂の洞窟/Cavern of Souls》や《突然の衰微/Abrupt Decay》のように打ち消されない呪文には効果がないので注意が必要だ。

日本語の読みがなは「こくうのさかずき」であり,「こくうのはい」ではないことに注意が必要だ。最近までずっと「こくうのはい」と呼んでしまっていた。

従来の白ウィニーでは,自分も1マナのクリーチャーや《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を使う都合,採用されることはあまりなかった。2マナランドや《金属モックス/Chrome Mox》・《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》を採用するエンジェル・ストンピィや白スタックス,白エルドラージなどで採用されるカードだった。

しかし,今のレガシー環境で白ウィニーが生き残るにはこのカードが必要だと感じる。理由は,**《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》と《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》**だ。

共に使い終わった1マナの除去である《剣を鍬に/Swords to Plowshares》や《稲妻/Lightning Bolt》や《稲妻の連鎖/Chain Lightning》を連発してくる。そして,共に1マナのドロー呪文である《渦まく知識/Brainstorm》や《思案/Ponder》も連発してきて,ゲームが長引けば長引くほど除去を連発される可能性が高くなる。

*1ゲームで5-6発の除去*を打たれることを覚悟する必要があり,プロテクションなどの除去耐性やアドバンテージを稼ぐ手段がなければ,戦場にクリーチャーを留めるのが難しい。

墓地対策などいくつか対策はあるが,これらのデッキはデッキの大半が1マナの呪文で構成されているので,単純に*《虚空の杯/Chalice of the Void》で1マナの呪文を禁止するのが手っ取り早い*。

実際,《虚空の杯/Chalice of the Void》を出しただけで勝てるゲームもあるくらいだ。1-2ターン目に展開するのはもちろん強いが,中盤以降に引いてもそれ以降のドロー呪文と除去を封じ込められるので悪くない。

《虚空の杯/Chalice of the Void》を使うためにデッキ構成を変更する価値は十分あるだろう。

## 結論
念願の3枚目の《虚空の杯/Chalice of the Void》を入手できた。エターナル環境で単色ビートデッキを組む上で年々価値の高まってきているカードだ。

中盤以降に出しても悪くないとはいえ,やはり序盤の1-2ターン目に設置したい。それには,デッキへの採用枚数を増やして,初手に引く確率を高めることが大事だ。残り1枚の4枚目も入手してデッキに採用したい。
## 概要
今まで,MTG関連の投稿を[メインサイト](https://senooken.jp/post/category/hobby/mtg/)と[DiaryNoteのせのおの日記](https://senooken.diarynote.jp)に同時投稿していた。

この内,メインサイトに投稿していたものをMTG専用の新サイトの「[エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp)」に分離することにした。MTG専用サイトにアクセスしやすいように,[メインサイト](https://senooken.jp)のヘッダーに「MTG」のメニューを追加した。

DiaryNoteには,[プロフィール](https://senooken.diarynote.jp/profile/)に新サイトのURLを既に記載済みだ。

実際には,2019-11-24 Sun投稿の「[購入報告 | たった2マナでプレインズウォーカーを除去できる白のカード – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/24/)」から新サイトに投稿し始めている。

年末は仕事や資格試験や個人事業主の準備などで忙しくて,このタイミングでの告知となってしまった。

2019-11-24 Sun以前の過去の投稿もいずれは新サイトに移転 (リダイレクト) しようと思っている。

## 背景
サイトの分離は以下3点の理由で実施した。

1. メインサイトの内容がごちゃまぜであり,MTG記事の読者にとっては,MTGだけを扱ったサイトのほうが都合が良い。
2. 記事の量が多くなり,今後も増加予定のため,別サイトに分離したほうが管理しやすい。
3. メインサイトの投稿のパーマリンクの都合,投稿日の調整が必要だった。

メインサイトは1日1投稿のパーマリンクの構成を取っている都合,投稿日の調整が必要であり,MTG関連の記事の投稿を控えていたという事情もあった。別サイトに分離したことで,日程の調整の自由度が高くなり,以前より高頻度の投稿が可能になる。

また,別サイトに分離することで,カテゴリー分けやタグ付け,サイト構成など,柔軟性が高くなる。

## 改名
思えば,DiaryNoteでの[2010-06-12の初投稿](https://senooken.jp/post/2010/06/12/)から,6年の休止期間はあるものの10年以上に渡り100以上の記事を投稿してきた。

その間,一貫して*白ウィニーまたは白単のデッキ*を使い続けてきた。そして,今後も*白以外の色を使うつもりはない*。

そこで,*エターナル環境の白に特化したサイト*の意味を込めて,新サイトの名前を「**エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic**」と名付けた。また,これに合わせてDiaryNoteのサイト名を「せのおの日記」から「*えた〜なるほわいとまじっく*」に改名することにした。

基本的には,今後も新サイトとDiaryNoteには同じ内容を同時投稿するつもりでいる。ただし,*サイト名が同名だと紛らわしい*ので,DiaryNoteをひらがな表記にすることにした。

## 結論
エターナル環境といいつつも,*今はレガシーしかやっていない*。ただし,*将来的にはヴィンテージにも白ウィニーや白単で挑みたい*と思っている。

今後も日々の活動として*大会報告や購入報告を継続*する。それに加えて,白ならではの*考察や有益な記事を以前よりも高頻度に投稿していきたい*と思う。

サイト名やサイトが分離されても中の人間に変わりはないので,今後も引き続きご覧いただきたい。
大会報告: 2020-01-03 Fri 12:00 晴れる屋TC Let’s 5 レガシーDX | 新年初のエルドラージ・ホワイトでオーコに惨敗
## 概要
- イベント名: Let’s 5 レガシーDX
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=202001
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催日時: 2020-01-03 Fri 12:00
- 参加人数: ?
- 結果: 1-4
- 1R xx-: 奇跡
- 2R oo-: ホガークデプス
- 3R xx-: 忍者
- 4R xox: 大祖始オーダー
- 5R xx-: 感染

[前回の大会報告の最後](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/01/)で予告した通り,やることがないので実家の帰省を前倒して,1/3 Friの午前の新幹線で東京に帰郷した。新幹線の予約の都合で,午前の早い時間しかとれなかったので,12:00からの晴れる屋の大会に間に合いそうだったので参加した。新年初晴れる屋だった。

## 購入
概要に掲載したとおり,今回も負け散らかしてしまった。商品券やポイントなどなにももらえなかったのだが,デッキに必要で値段が他とあまり変わらなかったので,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を2枚1000円で購入した。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を出された返しでも,《現実を砕くもの/Reality Smasher》ならば十分対応できる。やはり速攻は強い。

## デッキ
前回の大会でリベリオンには限界を感じたので,《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》入りのエルドラージ・ホワイトで参加した。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version4.0.0
日付/Date2020-01-03 Fri

60メインデッキ/Main Deck
26土地/Land
05《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《爆発域/Blast Zone》
02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
02《無声開拓地/Silent Clearing》
01《古えの居住地/Ancient Den》

19クリーチャー/Creature
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
01《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
01《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
02《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》

15その他/Other
02《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
01《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
03《議会の採決/Council’s Judgment》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
01《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
01《安らかなる眠り/Rest in Peace》
01《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
01《熱風の滑空者/Thermal Glider》
01《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
01《謙虚/Humility》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《罠の橋/Ensnaring Bridge》


[前回](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/26/)との主な変更点は以下となる。

- メインデッキに《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を採用
- サイドボードに《謙虚/Humility》などを採用

サイドボードは入れ替えを忘れてしまい,リベリオンで使っていた《熱風の滑空者/Thermal Glider》と《夜風の滑空者/Nightwind Glider》がそのままとなってしまった。

初めてエルドラージ・ホワイトに《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を採用したので,バージョンをv3.0.0から4.0.0に更新した。

## 試合
お正月にも関わらず店内は賑わっていた。特に,12:00開始のチームPioneerの参加者が多かった。初めて店内の定員オーバーで参加を締め切るアナウンスをきいた。

### 1R xx-: 奇跡
今の環境で支配的な《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》入り奇跡との対戦だった。

1Gは,予定通り《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置するところからゲームを始めるも,これは《意志の力/Force of Will》で弾かれる。その後,《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を《呪文捕らえ/Spell Queller》で打ち消され,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が着地して負ける。

2Gも《虚空の杯/Chalice of the Void》を打ち消され,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が着地して負ける。

完敗だった。《虚空の杯/Chalice of the Void》の手持ちが少ないのもあり,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》でのキープはやはり少々弱いかもしれない。《虚空の杯/Chalice of the Void》も《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》で無効化されてしまう。

### 2R oo-: ホガークデプス
ブリッジヴァインかと思ったのだが,ホガークデプスだった。

1Gは《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《虚空の杯/Chalice of the Void》を設置する初動。相手は何やら墓地にいろいろカードを落としていく。その間に,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》で攻め立てて,《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》も追加する。相手は墓地から《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》を展開するも,そのまま飛行で殴りきる。

復帰以来数年ぶりくらいに《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を使ったが,飛行はやはり強かった。が,今なら《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》のほうがやはり強いか。

2Gは1マリガンで《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の手札をキープするも,案の定1ターン目に《思考囲い/Thoughtseize》で《悟りの教示者/Enlightened Tutor》キープがバレる。うまく《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を引き込み,2ターン目に《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》,3ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》で手札を覗く。《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》,《頑強な決意/Steely Resolve》,《エルフの開墾者/Elvish Reclaimer》の手札だった。4キルハンドだった。

ここで《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》を除外したのだが,*手札に《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》があったので,《頑強な決意/Steely Resolve》で良かったと直後に反省*してしまった。

返しのターンで《エルフの開墾者/Elvish Reclaimer》の2体目を展開されるも,返しのドローで《爆発域/Blast Zone》を引いたため,即起動して更地にして,《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》も追加してそのまま殴りきる。

《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を久しぶりに使えた試合だった。ただ,役割としては別に《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》でもよかったし,むしろこちらのほうが打点は高かった。

### 3R xx-: 忍者
初めての忍者との対戦だった。

1Gはこちら先手で《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《虚空の杯/Chalice of the Void》の動き。相手は《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》x2から《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger’s Shadow》と《巧妙な潜入者/Ingenious Infiltrator》を連打され,大量ドローされて負ける。

2Gは痛恨の3マリガンで,ほぼ同じ展開で負ける。《爆発域/Blast Zone》+《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》ではめようかと思ったのだが,肝心の忍者は3-4マナで能力起動まで時間がかかり,間に合わなかった。

*キープ基準を厳しくしすぎてしまった。*デルバーでも奇跡でもないのだから,初動の《虚空の杯/Chalice of the Void》にこだわりすぎなくてよかった。あるいは,《虚空の杯/Chalice of the Void》X=0で《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》を封じ込める必要もあったかもしれない。こういう速攻ビート相手用に,2マナ除去も必要かもしれない。《遺棄の風/Winds of Abandon》を購入するか。

初見の相手は戦い方がわからないのでなかなか厳しい。

### 4R xox: 大祖始オーダー
久しぶりにみた《自然の秩序/Natural Order》デッキだった。

1Gは《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を展開されるも,《爆発域/Blast Zone》でうまく処理する。その後,相手は土地が詰まっていたので,こちらの《難題の予見者/Thought-Knot Seer》でビートをかける。このときに,《自然の秩序/Natural Order》がみえていたのに,*痛恨のプレイミス*をしてしまう。

土地が詰まっていたのだから,**3枚めの土地が出た時点で,《爆発域/Blast Zone》で《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》を除去すべき**だった。せっかく残り1点までライフを詰めていたのに,《自然の秩序/Natural Order》で《大祖始/Progenitus》をだされて負けてしまった。

2Gはこちらは《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《虚空の杯/Chalice of the Void》,相手は《金のガチョウ/Gilded Goose》+《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の動き。《虚空の杯/Chalice of the Void》は3/3の鹿にされてしまうも,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》と《爆発域/Blast Zone》による《金のガチョウ/Gilded Goose》の除去で,うまく《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を落とす。その後,相手の引き込みが弱かったのもあり,ビートで勝利する。

3Gはこちらの*サイドインのミス*が決定的となる試合だった。2Gと同様に,相手は《金のガチョウ/Gilded Goose》から最速の《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》。こちらも1ターン目《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《虚空の杯/Chalice of the Void》の動き。本来ならば,《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》をサーチして《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を止めるべきだったのだが,**肝心の《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》をサイドインし忘れる**という失態をしてしまう。

結局,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》がどうにもならず負ける。試合が終わって気付いたが,途中で相手は*《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の奥義でこちらの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》と《金属モックス/Chrome Mox》を奪ってきた*。その場ではそのままだったのだが,**《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の奥義は相手のパワー3以下のクリーチャーしか奪えないので,これは不正**だった。《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》が場に残れば,まだ勝負はわからなかった。相手のカードもよく把握しておかないといけないなと痛感した。

### 5R xx-: 感染
またしても初見のデッキだった。

1Gは1ターン目こちら先手で《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《虚空の杯/Chalice of the Void》の初動。相手は,《貴族の教主/Noble Hierarch》+《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の動き。その後,こちらの動きが良くなく,3/3の鹿を強化され《狂暴化/Berserk》を打たれて5ターンキルだった。

2Gは1マリガンの手札をキープ。1ターン目の《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を《呪文貫き/Spell Pierce》で打ち消され,しかたなく《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》を展開する。今度は《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を持ってなく,感染・強化ハンドだった。ここで《目くらまし/Daze》がみえていたので,こちらは残りの手札が《議会の採決/Council’s Judgment》+《悟りの教示者/Enlightened Tutor》2枚目で身動きが取れない。その間に,《狂暴化/Berserk》をひかれてしまい,3ターンキルされた。

## 結果
結果は1-4で惨敗だった。4Rは勝てたかもしれない勝負だっただけに,プレイミスが痛かった。

今回は*やはり《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が支配的な大会*だった。3マナのプレインズウォーカーで3/3トークンを連打されるだけでもきついのだが,こちらのクリーチャーやアーティファクトまで無効化してくるのは強い。さすがにこれだけ使われると,《レンと六番/Wrenn and Six》と同様に,また禁止になる気がするし,禁止されてほしい…。

**レガシーの白ウィニーとしては冬の時代が続きそう**だ。しかし,嘆いていてもしかたないので,こちらもパワーカードを入れて対抗したい。忍者と感染はほぼ当たらないのでひとまず無視するとしても,*やはり《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》は無視できないし,ここには勝ちたい*。

《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の増加や,こちらのクリーチャーが鹿にされても大丈夫なように,*《美徳の力/Force of Virtue》+《戦隊の鷹/Squadron Hawk》+《幽体の行列/Spectral Procession》もあり*かもしれない。

長年トークンデッキは序盤の動きに課題があり,コンボ相手に絶望的だったため敬遠していた。しかし,今であれば*1-2ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》と《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》を全力で展開*することで,コンボを止めることは可能だ。この構成であれば,*《幽体の行列/Spectral Procession》と相性の悪かった《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を使わなくて済む*ので,可能性を感じる。

以前コメントをいただいた[名無しPW](https://senooken.diarynote.jp/201912202356382106/)さんのいうとおり,盲点となりえる《戦隊の鷹/Squadron Hawk》はありかもしれない。

ひとまず必要カードの収集を続行したい。お正月セールでうまく*《虚空の杯/Chalice of the Void》の残り2枚を購入*できたので,近日購入報告の予定だ。後は,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》,《戦隊の鷹/Squadron Hawk》,《美徳の力/Force of Virtue》,《遺棄の風/Winds of Abandon》か。この他,《絞首された処刑人/Hanged Executioner》もありか。

ここのところ連敗続きで大会の底辺をさまよっているが,レガシー初めたての頃もこんなもんだった。それよりも,毎回確実に前進していることを感じているので,負けても気にせず挑んでいきたい。
大会報告: 2020-01-01 Wed 14:00 カードボックス高槻店 新春デュアラン争奪レガシー!!! | 新年のレガシー初めは難題の予見者入りリベリオンでジャンク,テゼレット,土地単に惨敗
## 概要
- イベント名: 新春デュアラン争奪レガシー!!!
- URL: http://www.cardbox.sc/shop/4161/blog?id=40501
- 主催者: カードボックス高槻店
- 開催地: 〒569-0802大阪府高槻市北園町19-12 切目ビル4F
- 開催日時: 2020-01-01 Wed 14:00
- 参加人数: 24
- 結果: 1-3 (1 Bye)
- 1R xx-: ジャンク・アブザン
- 2R xx-: テゼレット?
- 3R oxx: 土地単
- 4R ---: Bye

[前回の告知](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/29/)通り,2019-12-29 Sunから実家の大阪府高槻市に帰省している。2019年内は残務に従事しており,2020-01-01 Wedにカードボックス高槻店で新年のレガシー初めを行った。

カードボックス高槻店は上京して休止した2012年の後にできたお店で,初参加のお店だった。阪急高槻市駅のすぐ近くで立地がとてもいい。また,プレイスペースも広く,ドリンクバーも販売している。スタンダード以外にもいろんなフォーマットの大会も,晴れる屋にはかなわないが頻繁に開催されており,地元のとてもいいお店だった。

## 購入
参加費が1500円と高いのだが,商品券500円と15 %商品券,さらにドリンクバー無料もついてきた。

シングルカードを調べてみると,今特に欲しいカード群は売り切れだったり,値段が高かったりしたため,いつか買おうと思っていた以下のカードを購入した。

- 3枚150円: 《賞罰の天使/Angel of Sanctions》
- 3枚150円: 《払拭/Dispel》
- 1枚050円: 《調和のアルコン/Harmonious Archon》
- 1枚100円: 《アーデンベイル城/Castle Ardenvale》
- 1枚050円: 《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》

《賞罰の天使/Angel of Sanctions》,《調和のアルコン/Harmonious Archon》,《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》は白の重量級のフィニッシャーだ。特に,《賞罰の天使/Angel of Sanctions》は《忘却の輪/Oblivion Ring》を内蔵しており,いつでもチャンスがあると感じている。

## デッキ
今回は《難題の予見者/Thought-Knot Seer》入りリベリオンで挑んだ。前々から《難題の予見者/Thought-Knot Seer》は強く感じており,2ターン目の行動の強化として試した。

デッキ名/Deck Nameリベリオン/Rebellion
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version7.0.0
日付/Date2020-01-01 Wed

60メインデッキ/Main Deck
25土地/Land
04《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《爆発域/Blast Zone》
02《無声開拓地/Silent Clearing》
02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
01《古えの居住地/Ancient Den》

21クリーチャー/Creature
01《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
04《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
01《果敢な隼/Defiant Falcon》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
01《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
02《鏡の精体/Mirror Entity》
01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》

14その他/Other
02《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
01《水蓮の花びら/Lotus Petal》
04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《静寂の捕縛/Bound in Silence》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
02《歩行バリスタ/Walking Ballista》
03《議会の採決/Council’s Judgment》
01《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
01《安らかなる眠り/Rest in Peace》
01《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《謙虚/Humility》
01《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
01《熱風の滑空者/Thermal Glider》


[v6.0.0](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/23/)との主な変更点は以下となる。

- 《難題の予見者/Thought-Knot Seer》+《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》の採用
- 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》の辞退
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を念頭においたサイドボードの見直し

初めてリベリオンに《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を採用したので,バージョンをv6.0.0から7.0.0に更新した。

また,デッキ名も今までは装備リベリオンと呼んでいたが,リベリオンの単なるバリエーションなので,単にリベリオンと呼ぶことにした。

## 試合
14:00開始で参加費1500円で24名の参加だった。年末から休みなく元旦から始業しており,お店の人はたいへんだなと思ってしまった。

### 1R xx-: ジャンク・アブザン
1Gは相手が不明だったため,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開するゲーム。相手は《タルモゴイフ/Tarmogoyf》,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を展開する。こちらも《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》を展開し,《殴打頭蓋/Batterskull》同士で相打ちをとる。

その後に,相手は土地がやや詰まったからか《毒の濁流/Toxic Deluge》で《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を除去してきた。チャンスと思い,2ターン後にゲームを決めるつもりで手札のリクルーターを2体展開したのが失敗だった。返しに,《毒の濁流/Toxic Deluge》の2枚めで場を流され,その後は《セヴィンの再利用/Sevinne’s Reclamation》や《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》,《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を展開されて負ける。

2Gは1マリガンで《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の手札をキープ。1ターン目の後手に《思考囲い/Thoughtseize》で《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を手札破壊され,その後《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》で粘るも,《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》で数を減らされ,その後《セヴィンの再利用/Sevinne’s Reclamation》で更に《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》を再利用されアドバンテージを広げられて負ける。

1Gの展開は素直にミスプレイだった可能性が高い。が,《虚空の杯/Chalice of the Void》が効かない相手に対して,レベルは除去に弱い割に,除去耐性もなく単純にカードパワーの不足を感じた。

### 2R xx-: テゼレット?
《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》や《改良式鋳造所/Retrofitter Foundry》,《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》を搭載したデッキだった。

1Gは後手2マリガンで《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《虚空の杯/Chalice of the Void》を探しに行くも,2ターンの間に《金のガチョウ/Gilded Goose》や《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》,《改良式鋳造所/Retrofitter Foundry》を一通り展開されており,《虚空の杯/Chalice of the Void》の展開が遅かった。その後に《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を展開されて盤面を構築され,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》だけでは対応できずに負ける。

2Gも2マリガンで《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を展開して展開された《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》を《爆発域/Blast Zone》で《金のガチョウ/Gilded Goose》を除去しながら,戦闘で打ち取る。が,その後《基本に帰れ/Back to Basics》で土地を封じられてしまい,身動きが取れない間に《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》が出てしまい,なすすべもなく負ける。

完全に完敗の試合だった。《虚空の杯/Chalice of the Void》の枚数不足がもろ影響の出た試合だった。

### 3R oxx: 土地単
初めての土地単との対戦だった。

1Gは先手で1ターン目《虚空の杯/Chalice of the Void》,2ターン目《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》を展開すると,相手が早々に投了した。

2Gは相手のデッキが《不毛の大地/Wasteland》しか展開されず不明だった。こちらも相手が《不毛の大地/Wasteland》からスタートしたためこちらも《不毛の大地/Wasteland》で破壊するところから始める。が,これは囮だったようで,その後に《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》が見えて,《罰する火/Punishing Fire》入りデッキと判明した。その後に,《壌土からの生命/Life from the Loam》も見えロームかな思う。その後,《罰する火/Punishing Fire》の対策カードが入っていないため,途中でこちらが投了した。

3Gは2マリガンから1ターン目《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の手札をキープして展開する。が,《輪作/Crop Rotation》から《イス卿の迷路/Maze of Ith》を出され時間を稼がれる。《悟りの教示者/Enlightened Tutor》から《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をサーチして,《不毛の大地/Wasteland》嵌めを狙うも,《古えの遺恨/Ancient Grudge》で《殴打頭蓋/Batterskull》ごと破壊されてしまう。その後,《暗黒の深部/Dark Depths》+《演劇の舞台/Thespian’s Stage》を決められて負ける。

試合中は《暗黒の深部/Dark Depths》デッキかなと思ったのだが,4Rで他の人の対戦を見ていて,土地単だと初めて気付いた。

初見のデッキで戦い方がよくわかっていなかった。《虚空の杯/Chalice of the Void》X=2または《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》X=2が必要な試合だったか。

### 4R ---: Bye
全敗者が他に1名いたのだが,ドロップしたせいでByeとなってしまった。

4Rで全勝者が1名になったため,4Rで終了となった。

## 結果
結果は1-3だった。1 Byeだったので,またしても全敗となってしまった。

今回の大会では《難題の予見者/Thought-Knot Seer》入りリベリオンを試した。しかし,大会を通して**リベリオンのカードパワーが相対的に弱いことを痛感**することとなった。

結局,リクルーターが始動するのに4マナ必要で,ゲームを決めるためには2回は能力を起動する必要がある。言い換えれば,展開後*2ターンは何もできないマグロ状態*だ。しかも除去耐性が一切ないため,《罰する火/Punishing Fire》などの除去で簡単に処理されてしまう。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の返しでリクルーターを展開しても,3/3の鹿を止めることができず,そのままダメージレースで負ける。かいってゲームを決めるターンを早めようと大量展開すると全体除去の的になってしまう。

同じ4マナでもこれが《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》などのプレインズウォーカーなら,1体の展開でも全体除去を回避しながら展開できた。悲しいことに,リクルーターを引いて弱いと感じる場面が多かった。

多様な相手の存在するエターナル環境ではサイドボードは重要なのだが,リベリオンはスロットが多く必要な都合,*サイドチェンジがしにくくて困ってしまった*。

正直なところ,今のカードパワーの高い環境でのリベリオンの立ち位置が厳しく感じてしまったので,しばらくはリベリオンを控えようと思う。

代わりに,エルドラージ・ホワイトの可能性をより探りたい。今回の大会でも,1Rのジャンク以外には《虚空の杯/Chalice of the Void》は有効だった。いっそのこと,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》も4枚積み込んで,*《虚空の杯/Chalice of the Void》12枚体制*にしたほうが強いかもしれない。土地単相手にも《現実を砕くもの/Reality Smasher》は有効そうだ。

大会参加の前の晩で《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》対策として,《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》もありだなと感じた。4/4 飛行 警戒を展開できるならば,3/3の鹿とも勝負できる。《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》のような*パワーカードが環境を支配するならばこちらもパワーカードで対抗せざるをえない*。

[昨年と同じく](https://senooken.jp/post/2019/01/07/)新年1発目の大会で全敗という幸先の悪いスタートとなった。が,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》入りリベリオンを試して,いろいろとわかったのでよかった。今回の敗北を次の勝利につなげていきたい。

なお,今回の大会の合間や大会後に,共に参加していた地元の友人とフリープレイした。友人の使用デッキの奇跡・WUGは今回の大会の全勝デッキであり,正直勝てる気はしなかった。案の定,メインは負けたのだが,その後のサイド後の2戦ででなんと勝利できた。結局,《虚空の杯/Chalice of the Void》頼みの手札だったのだが,デッキの大半が1マナで構成されている奇跡にはやはりこれが効くようだ。

数少ない友人との1年ぶりのフリープレイで,新しい環境の話ができて,楽しい時間を過ごせた。本戦は惨敗だったが,*フリープレイで楽しい時間を過ごせたのでいいMTG初め*だった。

なお,当初は1/6 Monに東京に戻る予定だったが,1/2 Thuに大会がなく,実家にいても特にすることがないので,1/3 Friの早朝の新幹線で帰ることにした。1/3 Friの東京への離郷後そのまま晴れる屋TCの大会に直行するのもありかなとぼんやり考えている。
年末年始の予定を告知する。

年末年始の12/29 Sun-1/6 Monは実家の大阪府高槻市に帰省する。実は昨年も帰省していたが,その際は2泊3日と短く,[晴れる屋大阪店2週年レガシーに参加](https://senooken.jp/post/2019/01/07/)してほぼ終わった。今年は*12/29 Sun-1/6 Monまでと1週間に渡り帰省*することにした。

10月から個人事業主という名のフリーターとなり,参画していたプロジェクトが12月でようやく終了した。それで1月からは仕事がない。質を選ばなければ仕事をとれるのだが,目の前のニンジンに飛びついてばかりいては,いつまで経っても同じ仕事しか回ってこず,次のステージに進むことができないと強く危惧していた。

30歳という節目の年でもあり,次のステージに進むために,半年ほど家に閉じこもって勉強することにした。12月で仕事が終わり,次のスタートの始まりとして実家で猫達と戯れながらゆっくりしようと思う。

それとは別で,上京してから高槻にもMTGのお店ができて地元はレガシーのプレイの機会にも恵まれている。具体的には晴れる屋大阪点,Cardbox高槻店,駿河屋高槻店などだ。

[前回までの投稿](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/26/)で告知していた12/28 Sat 14:00の晴れる屋の休日レガシーは,結局時間が間に合わず,0回戦ドロップとなってしまった。高槻に帰省してからこれらのお店でデッキを試してみたい。

また,2012年に休止するまでいつも一緒にプレイしていた幼馴染ともまたMTGして遊びたいなと思う。

直近のメタゲームとしては,[Eternal Party 2019関西](http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-739.html)の解説にある通り,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を共に採用した奇跡・WURGとデルバー・URGが主流となっている。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の*青と緑は白の友好色*であり,白使いとしては*対策カードが少なくて対応がなかなか難しい*。**白で数少ないプロテクション緑持ちの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》が強く使える環境**になったのかもしれない。

《難題の予見者/Thought-Knot Seer》入りリベリオンを次回は試そうと思うが,これで太刀打ちできそうになければ,*《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》入りエルドラージ・ホワイト*を試そうと思う。

それではよいお年を!
大会報告: 2019-12-25 Wed 19:00 信心亭 DCI公認レガシー | 最初で最後の店舗大会で確かな手応えを感じた4大会ぶりの1勝
## 概要
- イベント名: DCI公認レガシー
- URL: https://sinjintei.diarynote.jp/201912261344282793/
- 主催者: MTG Shop 信心亭
- 開催地: 神奈川県横浜市西区南幸2丁目16-22金属ビル9階
- 開催日時: 2019-12-25 Wed 19:00
- 結果: 1-2
- 1R oo-: デルバー/ジェスカイ
- 2R xox: コントロール/バント
- 3R xox: エルフ (全勝者)

[前回の大会報告](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/23/)で予告した通り,今月で新横浜での仕事が終わるため,横浜での大会開催店舗での参加納めとして,信心亭のレガシー大会に参加した。

信心亭は初めて訪問したカードショップだ。位置はMINT横浜店のすぐ近くだ。ビル9Fのフロアに居室しており,室内が広くて落ち着いたお店だった。地域に根ざしたカードショップとしては,空間に余裕がありいいお店だなと感じた。

購入者としては,ストレージはあるのだが,シングルカードのバインダーをおいていないのが残念だった。

地元の知り合い同士が多く参加されているようで,アットホームな身内感の強いお店だった。

## デッキ
前回の大会ではリベリオンを使ったので,今回はエルドラージで挑んだ。エルドラージでは《難題の予見者/Thought-Knot Seer》が使えるので,より対応力が高いのではないかと考えたからだ。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version3.0.0
日付/Date2019-12-25 Wed

60メインデッキ/Main Deck
24土地/Land
04《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
03《爆発域/Blast Zone》
02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
02《無声開拓地/Silent Clearing》
01《古えの居住地/Ancient Den》

21クリーチャー/Creature
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
01《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
01《無私の霊魂/Selfless Spirit》
01《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
02《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》

15その他/Other
02《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
01《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
03《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
03《議会の採決/Council’s Judgment》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
01《安らかなる眠り/Rest in Peace》
02《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》


[v2.0.0](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/22/)との差分は以下となる。


024土地/Land
-02《平地/Plains》
+03《爆発域/Blast Zone》
+02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
-02《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
+01《古えの居住地/Ancient Den》

021クリーチャー/Creature
-03《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
-02《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
-03《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
+01《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
+01《無私の霊魂/Selfless Spirit》
+01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》

015その他/Other
-04《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
+04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
+01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
+01《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
+01《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

015サイドボード/Sideboard
-01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
-04《外科的摘出/Surgical Extraction》
-02《呪われた巻物/Cursed Scroll》
+01《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
+01《安らかなる眠り/Rest in Peace》
+02《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
+01《無のロッド/Null Rod》
+01《減衰球/Damping Sphere》
+01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》


要点をまとめると以下となる。

- 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》の辞退
- 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》の辞退
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の採用
- 《爆発域/Blast Zone》の採用
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を念頭においたサイドボードの見直し
- 《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の辞退+PWの採用

上記変更の他に,デッキ名を白エルドラージからエルドラージ・ホワイトに変更した。エルドラージ・ストンピィやエルドラージ・ポストと表記を統一したかったのが理由だ。

デッキにPWの新カードを搭載したのでバージョンをv2.0.0->v3.0.0に更新した。

今回の更新で注意したいのが,*《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の辞退*だ。前回のエルドラージ・ホワイトを使用した大会で,デルバー/UR相手に3点火力で簡単に対処され,また起動型能力の3マナを構えるのがやや難しく感じたための辞退だ。

そして,デルバーのブロッカーとして有効な2マナの飛行クリーチャーとして,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》と《無私の霊魂/Selfless Spirit》を採用した。それぞれ1枚しかもっていなかったため1枚ずつの採用となった。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の他の白の2マナ域が,意外と思いつかなくて悩んでいいたところでの閃きだった。

特に,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》はメインから墓地対策もできるので悪くないと思った。1枚100円程度で購入できそうなので,残り3枚も買い揃えたい。

その他,同じくデルバーに有効な《爆発域/Blast Zone》を採用した。やはり,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》に対応できるカードをメインから採用しておきたい。

《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の代わりにフィニッシャーとして《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》と《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を採用した。本来ならば,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を採用したいのだが,あいにく手持ちがないため,ギデオンも1枚しかないためこの採用となった。

## 試合
19:00開始で参加費500円で12名の参加だった。初めてのお店での初めての大会だったのでなんだか緊張してしまった。

### 1R oo-: デルバー/ジェスカイ
WURの初めて戦う色の相手だった。初動からしてデルバー/URかと思ってしまった。

1Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》から始められるも,土地が《古えの墳墓/Ancient Tomb》3枚しか引かず,手札の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を出せない。

幸い相手も動きが鈍かったので,どうにか《金属モックス/Chrome Mox》を引き込み《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》で,土地からのダメージでライフが危なかったものの勝利。

2Gは《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由の2ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》。予定通り,《目くらまし/Daze》に《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》を合わせてテンポをとる。

その後,《解呪/Disenchant》2枚で《虚空の杯/Chalice of the Void》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の《殴打頭蓋/Batterskull》を破壊される。ライフを詰められるも,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で勝利。

《虚空の杯/Chalice of the Void》を1-2ターン目に展開するというこちらのゲームプランが見事に決まった試合だった。

### 2R xox: コントロール/バント
1Gは1ターン目に《金属モックス/Chrome Mox》から《歩行バリスタ/Walking Ballista》,アップキープに《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からの《虚空の杯/Chalice of the Void》で始める。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》で手札に戻されて時間を稼がれ,こちらの後続が途絶えたところでプレインズウォーカーを並べられる。《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》+《無声開拓地/Silent Clearing》で対抗するも,《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》に攻撃されて負ける。

2Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開するも,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》2体をだされる。《議会の採決/Council’s Judgment》2枚でなんとか対応するも,3/3トークン2体で窮地に立たされる。《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と《殴打頭蓋/Batterskull》をうまく展開して,最終的に《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》に《殴打頭蓋/Batterskull》を装備して殴りきることに成功した。

白の中堅最強と名高い《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の立派な仕事だった。このカードは使っていて面白い。増量したいかもしれない。

3Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》はないものの,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を2ターン目に展開できる初手をキープする。《難題の予見者/Thought-Knot Seer》自体は《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で除去される。その後,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由で《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開するも,こちらは《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》でバウンスされて時間を稼がれる。その次のターンに《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を展開される。《爆発域/Blast Zone》で処理しようとするも,その間に3/3の鹿を2体用意され,《爆発域/Blast Zone》で《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を除去するも,返しで《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》2体を展開されてビート負けした。

3Gは初手が《難題の予見者/Thought-Knot Seer》,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》2,《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《平地/Plains》,《爆発域/Blast Zone》のような手札だった。ここでライフの消耗を嫌って,**《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》2枚で始めたのがまずかった**。

1枚を《古えの墳墓/Ancient Tomb》にしておけば,《爆発域/Blast Zone》にカウンターを載せながら行動できたので,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の展開が間に合っていた可能性があった。序盤は速度が特に重要なため,*今後は《古えの墳墓/Ancient Tomb》のダメージを我慢*する。

### 3R xox: エルフ
1Gは2ターン目に《無私の霊魂/Selfless Spirit》,3ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の動き。ここで確認した手札に《垣間見る自然/Glimpse of Nature》と《自然の秩序/Natural Order》があった。ここで《垣間見る自然/Glimpse of Nature》を除外したのが失敗だった。3ターン後くらいに《自然の秩序/Natural Order》から《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を出されて負ける。

ここは場に《遺産のドルイド/Heritage Druid》がいなかったので,より脅威となりえる《自然の秩序/Natural Order》を除外すべきだった。

2Gは1ターン目《剣を鍬に/Swords to Plowshares》から,アップキープ《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からの2ターン目《虚空の杯/Chalice of the Void》の初動。途中で《突然の衰微/Abrupt Decay》で破壊されるも,2枚目を即サーチして出したり,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》をうまく引き込んで《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》に持ち込んで勝利した。

3Gは**プレイミスで負けた試合**だった。2ターン目に《不毛の大地/Wasteland》で《魂の洞窟/Cavern of Souls》を破壊して,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由で3ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開する動きをする。

続くターンで《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を展開すると,手札に2枚目の《突然の衰微/Abrupt Decay》があったので除外。しかし,相手も3枚目の《突然の衰微/Abrupt Decay》を引き込み,《虚空の杯/Chalice of the Void》を破壊してくる。

ここから《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で決めにいく。途中で,《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》を出されて《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を封じられる。2ターン後に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を引き込んだので,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》構える。返しのターンで《自然の秩序/Natural Order》をキャストされる。

《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》は既に手札にあったので何を持ってくるのかわからなかったので,出てから《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で除去すればいいかと思って通してしまう。

ここから,《武勇の場の執政官/Archon of Valor’s Reach》でインスタントを封じられてしまい,そのまま負けてしまった。

ここで対応して《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》を除去していれば,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》勝つことができた可能性が高い。

エルフは1年に1-2回しか対戦しないため,相手のデッキへの理解不足が敗北につながってしまった。《垣間見る自然/Glimpse of Nature》があったので,サイドボードから《減衰球/Damping Sphere》を採用したのだが,これはいらなかった。代わりに,《遺産のドルイド/Heritage Druid》をきっちり除去していけば十分だった。

それよりも**《謙虚/Humility》がほしい試合**だった。相手のパーマネント破壊が《突然の衰微/Abrupt Decay》であったため,《謙虚/Humility》を破壊する手段を相手は持っていなかった。つまり,《謙虚/Humility》を出せば後は《殴打頭蓋/Batterskull》で,《虚空の杯/Chalice of the Void》すら不要で勝てる試合となっていた。

## 結果
結果は1-2だった。久しぶりに1勝を勝ち取ることができた。[《レンと六番/Wrenn and Six》が禁止される直前の大会](https://senooken.jp/post/2019/11/17/)以来の4大会ぶりの勝利となった。

勝利できた試合は《虚空の杯/Chalice of the Void》を場に残せた試合であり,《虚空の杯/Chalice of the Void》が勝利のポイントという仮説はやはり正しそうだ。

2Rのコントロール/バント相手の《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》がやはり強かった。返しで即除去できないとゲームが決まるように感じてしまった。この他,エルフのような横に並べる相手にも効くので,《爆発域/Blast Zone》の4枚目が必要に感じた。

3Rのエルフに負けたのは悔しかった。サイドボードに忘れずに《謙虚/Humility》を採用して,次回は勝ちたい。

信心亭はアットホームな感じでいいお店だった。平日にも関わらず12名の参加者がいたため,MINT 横浜店に行くくらいならこちらのほうがよいように感じた。

ただし,こちらは参加費500円で*2勝できないと何もない*。これを考えると,晴れる屋横浜店の**参加賞の100円商品券が弱小プレイヤーには地味にありがたい**。

今月の残りの大会参加予定は以下となる。

- 12/28 Sat 14:00 晴れる屋TC休日レガシー

次回のデッキをどうするかはちょっと考える。やはり《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の手札破壊の安心感が大きい。リベリオンに《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を採用した形もありかもしれない。逆に,《護衛募集員/Recruiter of the Guard》が動きが遅くていまいちに感じた。

いろいろ検討して次の大会に挑みたい。
大会報告 2019-12-23 Mon 19:15 MINT 横浜店 カジュアルレガシー | ありったけの虚空の杯入りリベリオンでNic Fitと緑トロンに返り討ちにあい,悟りの教示者の必要性を再認識
## 概要
- イベント名: カジュアルレガシー
- URL: https://mintyokohamamtg.diarynote.jp/201912211810356711/
- 主催者: MINT 横浜店
- 開催地: 〒220-8577神奈川県横浜市西区南幸2-15-13 横浜ビブレ8階
- 開催日時: 2019-12-23 Mon 19:15
- 結果: 0-1-1
- 1R xo-: Nic Fit/レクター型
- 2R xox: 緑トロン

[前回の大会報告](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/22/)で予告した通り,今月で新横浜での仕事が終わるため,横浜での大会開催店舗での参加納めとして,MINT 横浜店のレガシー大会に参加した。

MINT 横浜店は新横浜での勤務開始日である[2019-01-07 Monでの新年初回の大会参加](https://senooken.jp/post/2019/01/10/)でもあり,感慨深い。結局,アクセスが微妙なのもあり,前回と今回の2回の参加となった。

参加者4人のぎりぎりの開催であり,参加費200円だが商品は一切なく,閉店時間が21:00である都合2回戦が上限ということで,MTGの大会としてはいまいちな大会だった。

晴れる屋横浜店がこれから毎日営業し,そちらの平日大会では最低商品券100円がもらえることを考えると,参加者としてはいまいちに感じた。

## デッキ
[前回の大会報告](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/22/)で書いた通り,今の環境は《虚空の杯/Chalice of the Void》が重要なことが判明したため,手持ちの《虚空の杯/Chalice of the Void》をありったけ詰め込んだ装備リベリオンで可能性を探りに行った。

デッキ名/Deck Name装備リベリオン/Equipped Rebellion
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version6.0.0
日付/Date2019-12-23 Mon

60メインデッキ/Main Deck
24土地/Land
08《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《不毛の大地/Wasteland》
02《無声開拓地/Silent Clearing》
04《爆発域/Blast Zone》
02《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》

22クリーチャー/Creature
01《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
03《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
04《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
02《果敢な隼/Defiant Falcon》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
02《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
02《鏡の精体/Mirror Entity》
01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》

14その他/Other
02《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
02《静寂の捕縛/Bound in Silence》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
04《外科的摘出/Surgical Extraction》
04《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
02《呪われた巻物/Cursed Scroll》
03《議会の採決/Council’s Judgment》
01《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
01《熱風の滑空者/Thermal Glider》


変更点は以下の通りだ。

060メインデッキ/Main Deck
-02《無声開拓地/Silent Clearing》
+02《爆発域/Blast Zone》
+02《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》

-03《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
-04《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
+03《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
-01《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
+01《果敢な隼/Defiant Falcon》
-01《熱風の滑空者/Thermal Glider》
+01《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》

+02《虚空の杯/Chalice of the Void》
-04《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
+04《悟りの教示者/Enlightened Tutor》

015サイドボード/Sideboard
-01《呪われた巻物/Cursed Scroll》
+01《議会の採決/Council’s Judgment》
-01《忘却の輪/Oblivion Ring》
+01《熱風の滑空者/Thermal Glider》


要点をまとめると以下となる。

- 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》の辞退
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の採用
- 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》の採用
- 《爆発域/Blast Zone》の増量

前回の大会参加報告で書いた通り,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》があまり効果がないと感じたため,これらを辞退し,代わりに手持ちありったけの《虚空の杯/Chalice of the Void》を投入した。

もっとも,《虚空の杯/Chalice of the Void》は2枚しか手持ちがないため,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》1枚と《悟りの教示者/Enlightened Tutor》4枚でかさ増しした。《金属モックス/Chrome Mox》や《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》を採用したこのデッキでは,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》はアドバンテージの損失が大きいのだが,《虚空の杯/Chalice of the Void》の残り2枚と《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の追加を入手できるまでは代用でいこうと思う。

その他,前回の大会だけでは感触がわからなかった《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》は,装備リベリオンでも引き続き試すことにした。

そして,個人的にいいかなと思ったのが《爆発域/Blast Zone》の増量だ。当初は《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》を試そうかと思っていたのだが,前回の大会でデルバー/URの《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》にやられたので,こいつへの対策とマナベースの安定化に《爆発域/Blast Zone》を2枚から4枚に増加させた。

## 試合
### 1R xo-: Nic Fit/レクター型
たまに対戦するNic Fit/レクター型だった。

1Gは2マナのエンチャントでクリーチャーを生贄に捧げて,ライブラリートップからクリーチャーがめくれるまでめくって手札に加えるカードで《アカデミーの学長/Academy Rector》を墓地に落とされ,そこから《鳩散らし/Dovescape》→《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》→《天上の赦免/Ethereal Absolution》で盤面を制圧されて負ける。

2Gはうまいこと《アカデミーの学長/Academy Rector》に《外科的摘出/Surgical Extraction》を合わせて後はリベリオンの通常の動きで勝利した。が,これは相手のミスに助けられた試合だった。《虚空の杯/Chalice of the Void》を出していたので,そのままだと手札の《外科的摘出/Surgical Extraction》を使えなかった。《破滅的な行為/Pernicious Deed》で《虚空の杯/Chalice of the Void》ごと《アカデミーの学長/Academy Rector》を除去してくれたおかげでどうになかった。

3Gは時間切れで引き分けた。が盤面はこちらが不利だったのでほぼ負けだった。

《虚空の杯/Chalice of the Void》を採用する都合,墓地対策に《外科的摘出/Surgical Extraction》はまずいように感じてしまった。ここは練り直す必要がありそうだ。

サイドから採用した《議会の採決/Council’s Judgment》が要所要所で活躍してくれてよかった。《忘却の輪/Oblivion Ring》なら《破滅的な行為/Pernicious Deed》や《突然の衰微/Abrupt Decay》で対応されて致命的になっていた。購入してよかった。

### 2R xox: 緑トロン
モダンで猛威を奮っていた緑トロンだった。ただしこちらはウルザランドではなく《雲上の座/Cloudpost》を採用していた。

1Gは緑トロンの通常の動きで《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》を出されて負ける。

2Gは《不毛の大地/Wasteland》2枚で相手の《雲上の座/Cloudpost》を破壊しながら,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》で殴りきれた。

3Gは相手《真髄の針/Pithing Needle》で《不毛の大地/Wasteland》をきっちりガードされ,順調にマナを伸ばされて《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》や《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》などを展開されて負けた。

エルドラージ・ポストには当たらないだろうと対策をしなかったつけが回ってきたようだった。

## 結果
結果は0-1-1だったが,実質的にまたもや全敗だった。

今回はあまり想定していなかったNic Fitとポスト系デッキが相手だった。特に,《虚空の杯/Chalice of the Void》と《外科的摘出/Surgical Extraction》は相性が悪いことをすっかり忘れていた。赤単プリズンで《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》を採用していた理由がわかった。

そして,懸念していたポスト系デッキにやはり当たってしまった。この手の相手は《不毛の大地/Wasteland》ではめるしかなく,対策が必要だ。

こうした少しトップメタから外れた相手とも戦えるように,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》はやはり必要に感じた。今回はただの《虚空の杯/Chalice of the Void》のかさ増しにしか考えていなかったが,《虚空の杯/Chalice of the Void》が効きにくい相手用にサイドボードに《減衰球/Damping Sphere》などの特定の相手に必要なカードを採用できた。

そして,《レンと六番/Wrenn and Six》が消えたことで《不毛の大地/Wasteland》嵌めで身を潜めていたポスト系デッキはやはりいる。土地嵌めで勝てるように,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をメインデッキかサイドボードにあってもいいように感じた。

以前は《漸増爆弾/Ratchet Bomb》+《埋没した廃墟/Buried Ruin》+《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》による《漸増爆弾/Ratchet Bomb》ループを実現していたが,今なら《爆発域/Blast Zone》+《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》のお手軽2枚でコンボを決めれて,*《不毛の大地/Wasteland》が効きにくいフェアデッキ相手にも悪くない*。

今回の当たりでは《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》がいまいちだった。

また負けてしまったが,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》の強さと必要性を再認識できたのはとても良かった。

サイドボードの墓地対策のスロットと,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》のサーチ先を検討して,次につなげていきたい。

今月の残りの大会参加予定は以下となる。今回の敗北にめげずに改良を施して挑戦していきたい。

- 12/25 Wed 19:00 信心亭レガシー
- 12/28 Sat 14:00 晴れる屋TC休日レガシー
大会報告 2019-12-22 Sun 12:00 晴れる屋横浜店 超・千客万来 レガシー | 気分転換の白エルドラージで重要なミスプレイを連発し無念の全敗
## 概要
- イベント名: 超・千客万来 レガシー
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/88780/detail
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催地: 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 3-12-2 OCビル 2F
- 開催日時: 2019-12-20 Fri 17:00
- 結果: 2-3 (2Bye)
- 1R xox: ブリッジヴァイン
- 2R ---: Bye
- 3R oxx: デルバー/UR
- 4R oxx: スタイフルノート
- 5R ---: Bye

[前回の大会報告](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/20/)で予告した通り,今月で新横浜での仕事が終わるため,横浜での大会参加納めとして,12/20 Friに開店した晴れる屋横浜店のレガシー大会に参加した。

開店サービスの大会であり,参加費無料で100円商品券がもらえ,さらに上位8位までは1000ポイントがもらえる。最大参加人数64名の先着であったため,参加者多数の可能性があったため,念のため早めに向かった。が,実際には参加者9名であり,最下位1名以外は1000ポイントがもらえるという参加し得な大会だった。

前回惨敗したのもあり,気分転換に白エルドラージで参加したのだが,プレイミスもあり全敗でポイントがもらえない1名になってしまった。

## 購入
《虚空の杯/Chalice of the Void》が安く売っていないかとショーケースを眺めていたら,なんと相場最安以下の4500円で並んでいた。そのため,すかさず購入した。これでデッキの《虚空の杯/Chalice of the Void》が2枚となった。大会参加前に購入できてよかった。最下位だったが,安く買えたのでまあいいかと思えた。

その他にも,《罠の橋/Ensnaring Bridge》が2600円,《古えの墳墓/Ancient Tomb》が1000円など開店セールなのかお得な商品もそれなりにあった。

## デッキ
装備リベリオンは金曜日の大会で惨敗して心が折れたので,気分転換に白エルドラージで挑んだ。《金属モックス/Chrome Mox》が入り,[2019-11-02 Fri](https://senooken.jp/post/2019/11/02/)から大幅にデッキが変わった。

デッキ名/Deck Name白エルドラージ/White Eldrazi
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version2.0.0
日付/Date2019-12-22 Sun

60メインデッキ/Main Deck
22土地/Land
06《平地/Plains》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
02《無声開拓地/Silent Clearing》
02《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》

26クリーチャー/Creature
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
03《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
03《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
03《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
02《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》

12その他/Other
02《虚空の杯/Chalice of the Void》
04《金属モックス/Chrome Mox》
04《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
02《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《外科的摘出/Surgical Extraction》
03《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
02《呪われた巻物/Cursed Scroll》
03《議会の採決/Council’s Judgment》


変更が大きいので特徴を抜粋する。

- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》の辞退
- 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》の採用
- フィニッシャーに《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》と《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の採用

まず,動きが遅かった《悟りの教示者/Enlightened Tutor》と《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》を辞退した。《金属モックス/Chrome Mox》を採用する都合,無色のカードやディスアドバンテージのカードを減らしたい思惑もあった。

続いて,《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》のコンボを採用した。《虚空の杯/Chalice of the Void》をあまり持っていない都合,1ターン目に展開可能な妨害手段として,《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》を採用した。《レンと六番/Wrenn and Six》が禁止されたことで搭載が可能になったカードだ。

そして,フィニッシャーに今までこつこつ買い集めて機会を伺っていた《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》と白の中堅最強と名高い《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を採用した。

《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》に関しては,X=4で展開できればデルバー系デッキに対しては強いだろうと期待していた。

## 試合

### 1ラウンド xox: ブリッジヴァイン
初めて対戦するブリッジヴァインとの対戦だった。

1ゲーム目は,《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》x3と《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を並べて,中長期戦になりこちらのプレイミスがあり,負けてしまった。

《難題の予見者/Thought-Knot Seer》や《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》で攻撃し,残ライフ2まで追い込む。その後再び《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を引き込み,数で押し込めるところで,相手が《墓所這い/Gravecrawler》2体で攻撃,不振に思うもこれをブロックすると,《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》で《黄泉からの橋/Bridge from Below》を捨てられ,ゾンビトークン2体を許してしまう。結局,ゾンビトークンによるブロッカーにより攻撃がとおらず負けた。

相手のデッキへの理解不足による敗北だった。

2ゲーム目は,《虚空の杯/Chalice of the Void》で序盤を止めて,その間にエルドラージを展開して,《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》で破壊されるも押し切る。

3ゲーム目は,初手のキープもややぬるく,その後のプレイも悪かった。《外科的摘出/Surgical Extraction》なしで《剣を鍬に/Swords to Plowshares》ハンドをキープ。相手は1ターン目《信仰無き物あさり/Faithless Looting》で《墓所這い/Gravecrawler》と《恐血鬼/Bloodghast》を捨て,次のターンに上陸から《屍肉喰らい/Carrion Feeder》を展開。ここで何を考えたのか,《屍肉喰らい/Carrion Feeder》に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を使ってしまった。ここは素直に《恐血鬼/Bloodghast》に打つべきだった。

結局,その後《屍肉喰らい/Carrion Feeder》+《墓所這い/Gravecrawler》+《恐血鬼/Bloodghast》に加えて,《復讐蔦/Vengevine》や《黄泉からの橋/Bridge from Below》で大量展開されて圧殺される。

### 2ラウンド ---: Bye

### 3ラウンド oxx: デルバー/UR
新しく採用した《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》の真価が試される試合だった。

1Gは《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が通り,そこから《殴打頭蓋/Batterskull》や《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を展開してじりじりと追い詰めて勝利した。

2Gは,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が場に残ってしまい,《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》をX=4で出すも,《稲妻/Lightning Bolt》+《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》により即座に除去されてしまった。《呪われた巻物/Cursed Scroll》も《粉々/Smash to Smithereens》で破壊され,そこからアドバンテージを稼がれて負ける。

3Gは,《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》を3体出すも,全て《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》+火力で除去されてしまい,負ける。

URデルバーは《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が大量にアドバンテージを稼いでくるので,こいつに対応できなければ負けると感じた。期待していた《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》も実質火力1枚でなんなく除去されてしまい,悲しかった。

やはり《虚空の杯/Chalice of the Void》により1マナ呪文を止めなければ勝利は難しいと感じた。

### 4ラウンド oxx: スタイフルノート
1Gはこちら先手で《虚空の杯/Chalice of the Void》スタートで,その後も《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《不毛の大地/Wasteland》をかますと速攻で投了された。

2Gは3-4ターン目に《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》+《もみ消し/Stifle》を決められて敗北した。

3Gは,2マリガンでスタート。こちらがプレイミスをして負ける。4ターン目に《金属モックス/Chrome Mox》を出すことで,《目くらまし/Daze》をケアして《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を展開できたところをケアせずにキャストして《目くらまし/Daze》で打ち消され,返しでスタイフルノートを決められて敗北した。

### 5ラウンド ---: Bye

## 結果
結果は2-3で全敗だった。重要な場面でのプレイミスもあり,自分の未熟さを思い知らされた大会だった。

《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》には期待していたのだが,それよりも《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が強すぎて,思うように活躍させてやれなかったのはなんだか申し訳なかった。

大会を通して《虚空の杯/Chalice of the Void》が決め手になる相手ばかりで,**《虚空の杯/Chalice of the Void》の強さを痛感**した。

逆に,*《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》が微妙*に感じてしまった。結局1マナの呪文を止めることが重要な環境になっており,**1-2ターン遅らせただけでは根本的な解決にはならない**。サイド後は基本的に外していたし…

だから,中途半端なマナコスト増加カードを採用するくらいならば,**完全に禁止できる《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》や《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》のほうがまし**に感じた。

またしても負け散らかしてしまったが,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》がいまいちとわかったのは大きな成果だ。《虚空の杯/Chalice of the Void》4枚に加えて,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》4枚や《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》4枚など相手のアクションを完全に止められるカードを採用していきたい。

まずは《虚空の杯/Chalice of the Void》の残り2枚と,これに加えて《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の残り3枚もかき集めていきたい。

今月の大会参加予定は以下となる。今回の敗北にめげずに改良を施して挑戦していきたい。

- 12/23 Mon MINT横浜店カジュアルレガシー
- 12/27 Fri 信心亭FNMレガシー
- 12/28 Sat 14:00 晴れる屋TC休日レガシー
- 12/31 Tue 晴れる屋TCレガシー

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