購入報告: たったの1枚しか使えない0マナの条件付きカウンター
## 概要
MTGOの登録記事の作成を優先したため,遅れての購入報告となる。

2020-03-25 Wedの晴れる屋トーナメントセンターのLet’s 5 レガシー[参加時](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/26/)に,《精神的つまづき/Mental Misstep》日1枚を150円で購入した。

丁度,その日は何かキャンペーンをやっていたのが,レジにおいてあるラムネとせんべいもおまけでもらえた。ちょっとびっくりした。

本当は《輝きの乗り手/Glowrider》の残り2枚を購入したかったのだが,晴れる屋の在庫がなくなっていたため,代わりに購入した。《輝きの乗り手/Glowrider》の在庫が戻るとは思えないので,別のお店の通販で買うしかない。

## 効果
### 《精神的つまづき/Mental Misstep》
Mental Misstep / 精神的つまづき (青/Φ)
インスタント

((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
点数で見たマナ・コストが1の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


《精神的つまづき/Mental Misstep》は2011年頃に「新たなるファイレクシア」で収録されたカードだ。

1ファイレクシア・マナで1マナの呪文を打ち消せる条件付きカウンターだ。ファイレクシア・マナで支払うことが可能であるため,0マナでキャストが可能で,*数少ない白で使用可能な打ち消し呪文*でもある。

相手の《精神的つまづき/Mental Misstep》を打ち消すために《精神的つまづき/Mental Misstep》を採用するということもあり,モダンとレガシーで禁止されている。ヴィンテージでは長らく何の制限もなかったのだが,2019-08-30の禁止改定で制限カードに指定された。

したがって,記事の題名に付けた通り,このカードが使用可能なヴィンテージと統率者で,ともに「たったの1枚しか使えない0マナの条件付きカウンター」というわけだ。

MTG休止前のレガシーで2011-10-01に禁止される前は,相手の《渦まく知識/Brainstorm》や《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を打ち消すために,白ウィニーへの採用に迷った挙句,結局採用しなかったという経緯がある。

ヴィンテージへの白ウィニーでの参戦を考えており,ヴィンテージで採用されるカードを収集していてこのカードを購入した。ある意味,1枚しか集めなくていいので気楽だった。

ヴィンテージでは,相手の《Ancestral Recall》をとめられるかどうかは勝敗を分けるので,エルドラージ・ホワイトなどでも採用されることがあるようだ。

ヴィンテージでの制限解除の可能性もあるのだが,制限解除されるとまたワークショップ以外でお互い4枚積みになり,デッキ構築を歪めることになるので,制限解除の可能性は薄いと感じている。

値段も150円程度と比較的安価だったので,ヴィンテージや統率者用に,禁止カードのコレクター要素としても,記念に1枚持っておくのは悪くないだろう。

## 結論
ヴィンテージ向けのカードを購入した。0マナでどのデッキでも使用可能というのはやはり汎用性が高い。

《精神的つまづき/Mental Misstep》と境遇の似ている《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》も今後購入したい。

なお,余談だがDiaryNoteでは投稿の題名に「たった○マナの」などやや扇情的なものにすると,内容の薄い購入報告でもアクセスが急増する。

お気に入りの購読数が増えたこともあり,だいたい,記事を投稿しなかったら1日100アクセスくらいで,大会報告を投稿すると200くらいだ。

それが,例えば先日の「[購入報告: たった1マナで1ドローできる置物](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/22/)」であれば普段の10倍以上の1500が2日続いた。

アクセスが増えてもコメントがつかないところが復帰前後の違いとなっており,なんだか寂しくもある。

ポケモンのアニメのアイキャッチのように,もはや題名がカードあてクイズのようになっている感じだろうか。

題名だけでなく,内容もアクセスに伴ったものにしていきたい。
前回同様画像を掲載している都合,[本体サイト](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/06/)の参照を推奨する。

MTGO (Magic The Gathering Online) の新規登録関係の投稿はこれが一旦最後となる。

「[MTGOは今が絶好の始め時?](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/28/)」で言及したCardhoarderで開催されているMTGOの新規登録キャンペーンの適用方法を記す。

#### 目次

1. [導入]
2. [キャンペーンへの登録]
3. [キャンペーンの適用確認]
4. [結論]

#### 導入

[Cardhoarder](https://www.cardhoarder.com)はMTGOでのカードの売買業者の一種のようだ。こちらのサイトではCardhoarderでのカードの販売・注文やMTGOに関する情報が掲載されている。

Cardhoarderでは,以前からときどきMTGOの新規登録者向けのキャンペーンを実施している。MTGOのアカウント作成後30日以内に キャンペーンページからリクエストを送信すると,Cardhoarderのbotで使用できる2-4チケットをプレゼントしてくれる。_Cardhoarderのサイトのアカウントの作成が不要_で,キャンペーンページから情報を登録するだけでいいのでお手軽だ。

過去の情報をみると,2チケットのプレゼントが多い印象だ。ただ,3月頃からこの記事を作成している2020-04-06 Monまではこれが4チケットになっている。4チケットは過去のキャンペーンと比較すると量が多い方だ。

前回の「[MTGOのAccount Upgrade Kitの購入方法](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/03/)」と合わせて,MTGO開始の絶好のタイミングだろう。

MTGOのBot ticketというのがそもそもよくわかってなくて,このCardhoarderのチケットの入手とその確認方法がよくわかっていなかったので,キャンペーンの適用方法と受け取ったチケットの確認手順を整理する。

#### キャンペーンへの登録

まず事前にMTGOのアカウントを作成する。アカウントを持っていなければ,「[MTGOのアカウントの作成方法](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/01/) 」を参考にアカウントを作成しておこう。

MTGOのアカウントを作成したら,必須ではないがAccount Upgrade Kitも購入しておいたほうがいい。Cardhoarderで提供されるBotチケットを使うには,Basic Accountでは制限されているトレード機能が必要だからだ。Cardhoarderのキャンペーンだけ先のもらっておいて,後でAccount Upgrade Kitを購入するのもありだ。

Account Upgrade Kitの購入方法は「[MTGOのAccount Upgrade Kitの購入方法](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/03/)」を参考にしてほしい。

MTGOのアカウントの用意ができたら,ようやくCardhoarderのキャンペーンの登録を行う。

まず,「[Welcome to MTGO! Gift](https://www.cardhoarder.com/mtgo-welcome-gift)」のCardhoarderのキャンペーンページにアクセスする。

[Email] と [Magic Online Username] 欄にMTGOに登録した内容を記入して,[Send Request] を選択する。

これで登録が完了となる。上記に記載されている情報では,ギフトの提供まで1営業日かかるらしいので待つ。

こちらが2019-03-29 Sunに登録した場合は,数分後に4 bot credit giftが適用されたというメールを受診した。

メールにある通り,MTGOのTRADEでCardhoarderのBotとトレードする場合や,CardhoarderのWebサイトでの購入時に支払いをTixにする場合に利用可能な4チケットが適用された。

#### キャンペーンの適用確認

4チケット適用されたとメール本文にはあるが,クーポン券やポイントなどと異なり,実際に適用されたのか確認できず,自信がなかった。そこで,キャンペーン適用の確認方法も記す。

まず,MTGOにログインし,[TRADE] を選択する。その後,左上の検索欄に [cardhoarder] と入力して,Cardhoarderが運営しているBotを探す。

Cardhoarderが運営しているBotのユーザー名は「[Cardhoarder Automated Trading](https://www.cardhoarder.com/bots)」に掲載されている。ひとまず [cardhoarder.bot] を選択する。

トレード画面に入るので,何でもいいのでカードを左下の [You Will Receive] にドラッグドロップしてみる。ここでは,《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》を選んだ。

すると,右のチャット欄 (の下から2番目) に以下のように表示される。

16:11: Alphabot YOU GIVE: 5.86 tickegs (9.86 total - 4.00 saved credits).

《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》の値段は9.86 ticketsで,ここで4 tickets使って残り5.86 tickets要りますよ。という意味だろう。キャンペーンで受け取った4チケットがたしかに反映されていた。

これで確認はおしまいだ。Cardhoarderが運営するBotであればどれでも適用されるらしい。

なお,Cardhoarderではリファラルキャンペーンを実施している。[https://www.cardhoarder.com/r/5e7eef4154085] のURLからCardhoarderのアカウントを作成して,初回の注文で10チケット分以上注文すると,1チケットサービスしてくれるらしい。紹介したこちらには2チケットプレゼントされる。

今回の4チケットのキャンペーンも初回購入時に強制的に割り引かれるので,どうせなら10チケット分のカードを購入して追加の1チケットをもらうとよいだろう。

#### 結論

Cardhoarderで実施されているMTGOのアカウントの新規登録キャンペーンの適用方法と適用結果の確認方法を記した。

「[MTGOは今が絶好の始め時?](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/28/)」から端を発したMTGOの新規登録に関する記事は一旦これで終わりとなる。この後のMTGOの流れとしては,アカウント作成時に付与されたNew Player Pointsを使ったMTGOのチュートリアルイベントの参加などだろう。

ただ,自宅のPCがUbuntuであり,現状Ubuntu上のVirtualBoxのWindowsでMTGOをプレイする必要がある。VM上のWindowsは動作が重く,_正直あまり積極的にMTGOをプレイしたいと思わない_。その他,現在レガシーフォーマットで使用しているデッキをMTGOでも組もうと思うと,また10万円近くのお金が必要になり,そこもあまり気乗りしない。

今回MTGOのアカウントだけひとまず作成したので,また何か状況が変わって,MTGOに本格参戦する場合に,MTGOの記事を投稿したり,自分のMTGOのアカウントについて告知したい。

前回同様画像を掲載している都合,[本体サイト](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/03/)の参照を推奨する。

#### 目次

1. [概要]
2. [購入]
3. [開封]
4. [結論]

#### 概要

[前回の投稿](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/01/)でMTGO (Magic The Gathering Online) のアカウントの作成方法を記した。

アカウント作成直後は,アカウントの種類がBasic Accountとなっている。Basic Accountではアカウント作成時に配布されたカードでのプレイや,アカウント作成時に付与される20 New Player Pointsを使ったドラフト,シールド,スタンダードをプレイできる。

ただし,Basic Accountは_あくまでMTGOの使い勝手の確認のためのもの_で,FAQ ([Magic Online Basic Account FAQ – MTGO](https://mtgo-support.wizards.com/hc/en-us/articles/360034018352-Magic-Online-Basic-Account-FAQ)) にある通り,カードの購入,交換,チャットなどの機能が制限されて使えなくなっている。さらに,3か月間使われなければアカウントが抹消され,ユーザー名も解放される。

この制限を解除してBasic AccountをFull User accountにするには,[Account Upgrade Kit] の購入 (9.99 USD) が必要となる。そのため,[Account Upgrade Kit] は実質的に**MTGOをプレイする上で必須のアイテム**となっている。

なお,「[MTGOは今が絶好の始め時?](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/28/)」に記した通り,2020-03-18 Wedから期間限定の割引キャンペーンで9.99 USDのAccount Upgrade Kitが4.99 USDとなっている。

このキャンペーンを利用して実際にAccount Upgrade Kitを購入したので,手順を記す。

#### 購入

まず,MTGOを起動してログインし,[STORE] を選択する。

[FEATURED] に [Magic Online Account Upgrade Kit] があるので,[ADD TO CART] を選択する。

すると,右下のクレジットカード欄に入力できるようになるので,クレジットカードの情報を記入して,[CHECKOUT] を選択する。

住所の入力画面が表示されるので,まだ入力していなければ入力する。

英語表記の住所に慣れていなければ若干戸惑うかもしれない。[ZIP/postal] に郵便番号,[City] に都道府県を入力し,[Address 1] に [Nakano-ku xxx-cho 1-1-1] のように住所の日本語表記をローマ字にしたものを入力しておけば大丈夫だ。実際に配達される場合は,日本人が住所を見て配達することになるので,実害はない。

内容に問題なければ,[SAVE CHANGES] を選択する。

最終注文画面が表示されるので,問題なければ [Purchase] を選択する。割引キャンペーンの値段で4.99 USDのところに税金がかかって5.39 USD (609円) になった。

購入が完了すると,[Account Upgrade Kit] がCollectionに追加されるので,[Close] を選択して一度閉じる。

注文明細画面が表示され,同じ内容がメールにも送信される。領収書が必要な場合にはこれらを保存しておこう

この時点で制限が解放され,[TRADE] や [CHAT] ができ,[STORE] で他のアイテムを購入できるようになる。

#### 開封

購入した [Account Upgrade Kit] は [COLLECTION]>[Other Products] に以下のように表示されている。

[Account Upgrade Kit] を購入した時点で制限が解放されるのだが,それとは別でFAQ ([Magic Online Basic Account FAQ](https://mtgo-support.wizards.com/hc/en-us/articles/360034018352-Magic-Online-Basic-Account-FAQ)) にもある通り, [Account Upgrade Kit] を開封すると以下の特典を受け取ることができる。

* 現在のスタンダードのコモン2枚ずつ,アンコモン1枚ずつのセット
* 10 New Player Points
* 100 Play Points

いつでも好きなときに [Account Upgrade Kit] を開封してこれらの特典を受け取ることができる。

1個目のスタンダードのカードは開封時期により内容が異なるので,それだけ注意したほうがいいだろう。それ以外はタイミングに違いはない。スタンダードのローテーションがなされる9月末頃に開封するのがもっとも効率がいいかもしれない。

右クリックで [Open 1 of Them] を選択すると開くことができる。開封すると以下のようにCOLLECTIONに開封物が追加される。

2020-03-28 Sat時点 (ラブニカのギルド,ラブニカの検診,灯争大戦,基本セット2020,エルドレインの王権,テーロス還魂記) ではBasic Accountアカウント作成で2226枚のカードを所持していた。[Account Upgrade Kit] を開封すると3958枚に増えていた。

単純に_所持枚数が2倍になっていない_ことから,[Account Upgrade Kit] に含まれるカードは上限枚数が決まっているのだろう。

初回のカードを増やしたければ,アカウント作成時のタイミングを9月末に合わせるのがよさそうだ。

#### 結論

MTGOをプレイしていく上で必須となる [Account Upgrade Kit] の購入方法を解説した。

これでMTGOを始める準備がひとまず整った。

実際に購入した際には,[Account Upgrade Kit] を開封できると知らず,良く考えずに開封してしまった。

開封物に現在のスタンダードのカードが含まれる点がタイミングを悩ませるところだが,スタンダードをがっつりやるのでなければ,大勢に影響はないだろう。

9月のスタンダードのローテーションの直前に開封すれば,枚数が増えるのかどうかというのは若干気になるので,ローテーション前に開封した人が入れば開封枚数を教えてほしい。

MTGOのアカウントの作成手順を記す。

前回同様画像を掲載している都合,[本体サイト](https://mtg.senooken.jp/post/2020/04/01/)の参照を推奨する。

#### 目次

1. [概要]
2. [起動]
3. [アカウント作成]
4. [[Starter Kit] の確認]
5. [結論]

#### 概要

[前回の投稿](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/30/)でWindowsへのMTGO (Magic: The Gathering Online) のインストール方法を解説した。

その続きとして,MTGOのアカウントの作成・初回インストール設定までを記す。

#### 起動

インストールにより以下のようなMTGOの起動用アイコンがデスクトップなどにあるので,これをダブルクリックするなどして起動する。

MTGOを起動すると以下の画面が表示される。

基本的にMTGOはログインが必要なオンラインアプリケーションのようで,初回はアカウントの作成が必要となる。そのため,アカウントを作成する。

#### アカウント作成

左下の [CREATE NEW ACCOUNT] を選択してアカウント作成を開始する。

誕生日と国籍の入力欄が表示されるので入力する。その後,[Next] を選択する。

電子メールアドレスと氏名,スクリーン名の入力欄が表示されるので記入する。

**[Desired Screen Name] が,MTGOでのプレイヤー名となるので,慎重に考える。**

入力後,[CLAIM NAME] を選択して使用可能であることを確認する。問題なければ,[Next] を選択する。

パスワードや秘密の質問と回答,ユーザー同意書とプライバシーポリシーの同意の入力画面が表示される。入力後,[Next] を選択する。

登録したメールアドレスにアクティベーションコードが送付される。メールを確認して,本文中の [Confirmation Code] を入力して [Next] を選択する。

[Welcome to Magic Online] 画面が表示される。商品,報奨,メールの受信設定が表示されている。特にデフォルトのまま問題ないので,[Confirm and Open Starter Kit] を選択する。

ここまでで,最低限のアカウント作成が完了となる。このあとは,初回の [Starter Kit] の開封などになる。

なお,アカウント作成時点ではクレジットカードや住所の情報は必要ない。[Account Upgrade Kit] の購入時に必要になる。

#### [Starter Kit] の確認

[Confirm and Open Starter Kit] を選択すると,以下の画面が表示される。

初回セットの2226枚のカードがコレクションに追加される。MTGOの画面UIとして,左側にカードの拡大画面が表示されている。

内容は「[Magic Online Basic Account FAQ – MTGO](https://mtgo-support.wizards.com/hc/en-us/articles/360034018352-Magic-Online-Basic-Account-FAQ)」にあるとおり,現時点 (2020-03-28 Sat) のスタンダード (テーロス還魂記,エルドレインの王権,灯争大戦,ラブニカの献身,基本セット2020) の,全コモン2枚,全アンコモン1枚セットとなっている。

内容を軽く確認したら,[Close] を選択する。

今度はゲームガイドの確認画面が表示される。わからないことがあれば,チャットで24時間質問できるらしい (本当か?)。初回で使い方がわからないので,[Visit Guide] を選択する。

Webブラウザーで「[MTGO | Game Guide | MAGIC: THE GATHERING](https://magic.wizards.com/en/mtgo/gameguide)」が表示された。公式サイトにガイドがあるようだ。お気に入りに登録して暇なときにみるとして,MTGOの画面に戻る。

手持ちカードの一覧画面が表示された。この画面からたぶんデッキを作成したりするのだろう。

ひとまずここまででアカウントの作成と初回設定が完了した。

今回はアカウントを登録することが目的であり,デッキ構築や対戦などはまた今度行う。

次回起動時は,起動画面の [Screen Name] と [Password] にアカウント作成時に登録した内容を入力してログインする。毎回ログインが必要なのが少々手間だ。もしかしたら,ログイン情報を保存する設定などあるのかもしれない。

#### 結論

MTGOのアカウント作成から初回起動設定までを行った。

初めてだと画面UIに戸惑うものの,アカウント作成だけならば,誰にでもできそうだ。

「[MTGOは今が絶好の始め時?](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/28/)」に記載した通り, [Account Upgrade Kit] の割引などがあり,MTGOを始めるならば今が絶好のタイミングだろう。アカウントだけでも作るのはありだと思う。

この後は,「今が絶好のタイミングの理由」である割引された [Account Upgrade Kit] の購入や,Cardhoarderでの新規登録キャンペーンの獲得方法などを記したい。

どれもやってみれば簡単な話ではあるのだが,MTGOという未知のよくわからないものを始めるには,このレベルの簡単な話でもあるとないのとでは大違いだ。少なくとも自分はあればよかったなと思った。

こういう場面でも,よく知らない人が解説しているよりも,知っている人,身近な人,実名でやっている人のほうが情報の発信源としても信頼できるだろう。

MTG歴は10年くらいあるものの,今回MTGOを初めて使うということで,自分にとってもとっつきにくかったMTGOの情報を整理するにはいい機会だ。もう何回かMTGO関係の簡単な記事の作成を続けることにする。
画像や表を掲載しているので,[本体サイト](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/30/)での閲覧を推奨する。

[前回の記事](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/28/)の最後で後日MTGO (Magic Online) のアカウント作成記事を作成すると予告したので,まずはWindowsへのMTGOのインストール方法を記す。

自宅のPCはLinuxなのだが,_LinuxへのMTGOのインストールは難易度が高く_,結局成功していない。Windowsへのインストールはインストーラーを使うだけなので簡単だ。VM上のWindowsへのインストールに成功したので,まずはWindows (Windows 10 Pro) へのインストール方法を記す。

[公式サイト](https://magic.wizards.com/en/mtgo)をWebブラウザーで開き,[DOWNLOAD NOW] を選択して,インストーラーの [setup.exe] をダウンロードする。

なお,インストールの要件は以下の通りとなっている。

Windows 7で.NET Framework 4.5.1が必要というのが重要だろう。RecommendedがWindows 7なのが気になるが,Windows 10でも問題なく動作した。

`setup.exe`を起動してウィザードに従ってインストールを行う。インストール中に,_306 MBのファイルをインターネットからダウンロードする_ので,データ通信量に注意する。

インストールが完了するとデスクトップにショートカットが配置される。次回からはこのショートカットからMTGOを起動すればよいだろう。

そして,インストール後自動的にMTGOが起動する。

ここから先はアカウント作成となるため,別の記事に掲載する。

手短であるが以上となる。
## 概要
Magic: The Gatheringのオンライン版のMagic Online (MTGO) がある。

自宅でMTGができるということで,前々から興味があったのだが,カードの再収集にお金がかかることやUIが英語で独特のシステムがあるところがとっつきにくくて敬遠していた。

ところが,現在期間限定で2種類の割引キャンペーンをやっているとのことで,今が絶好のMTGOの始め時ではないかと思った。

1. MTGOのAccount Upgrade Kitが9.99 USD→4.99 USDへ割引
2. MTGOのカードショップのCardhoarderでMTGOの新規登録時に4チケット付与

それぞれ簡単に説明する。

## Account Upgrade Kitが9.99 USD→4.99 USDへ割引
昔の記憶だが,MTGOは登録時に約10 USDかかり,それ以外は無料ときいていた。

現在は仕組みが変わって,登録は無料 (Basic Account) だが,その後チャットやトレードなど実質的に必須機能が有料 (Full User account) となっている。

それで [Basic Account] から [Full User account] に昇格するために, [Account Upgrade Kit] を購入する。こちらが 9.99 USDとなっている。

それぞれのアカウントの違いの詳細は「[Magic Online Basic Account FAQ – MTGO](https://mtgo-support.wizards.com/hc/en-us/articles/360034018352-Magic-Online-Basic-Account-FAQ)」に書かれている。

登録時にかかっていたお金が,登録後にかかるようになったというだけで,結局のところ 9.99 USDかかることに変わりはない。

ところが,2020-03-18 WedにMagic Onlineの公式アカウントで以下の投稿がなされた。

We know social distancing may lead to new players checking out #MTGO & the #VintageCube that starts tomorrow, so we’ve reduced the cost of the MTGO Account Upgrade Kit. Now you can create account for $0 & then unlock chat, trade, and additional store purchases for only $4.99 USD.— Magic Online (@MagicOnline) March 17, 2020
https://twitter.com/MagicOnline/status/1240058671230377984?ref_src=twsrc%5Etfw


これによると,現在のコロナウイルスによる社会情勢を踏まえて,社会断絶の発生時にはMTGOを始めるのに絶好の機会であるので,**Account Upgrade Kitの値段を4.99 USDに値下げ**したとのことだ。

肝心の値下げの期間だが,少なくとも投稿後の2週間 (**4/1まで**) は最低限継続すると続いている。

MTGアリーナはプロモコードをしょっちゅう配布しているイメージがあるが,MTGOの登録時の手数料の値下げはきいたことがなかった。

実際には,4.99 USDに税金がかかるので,5.39 USD (609円) ほどはかかる。それでも通常時より500円は安いことになる。

## Cardhoarderの4チケット
MTGOをやったことはなかったので,詳細は知らないのだが,MTGOでのシングルカードの入手には,Botと呼ばれるお店みたいなものを経由する。この一部のBotを運営しているのが[Cardhoarder](https://www.cardhoarder.com)というお店のようだ。

それで,このCardhoarderが期間限定でキャンペーンをやっている。

magiconlineは、今月末まで全開放代半額セールを行なっています.同時にいつまでか不明ですが,https://t.co/sFcwly3qKz新規アカ作成から登録すると4チケ分shopCreditがもらえます.上を合わせて手持ちのカードをgoatbotsで売れば現在ほぼ全開放代分のチケ分は出るので初めてみるには今がお勧めです.— lotus petal (@lotus_petal_) March 26, 2020
https://twitter.com/lotus_petal_/status/1242995625546809344?ref_src=twsrc%5Etfw


分散SNSで知り合ったlotus petalさんのツイートで初めて知った。なお,全開放の意味がわからなかったので質問もしてみた。

内容としては,MTGOにアカウントを新規作成後,30日以内に「[Welcome to MTGO! Gift](https://www.cardhoarder.com/mtgo-welcome-gift)」にメールアドレスとMTGOのユーザー名を記入すると,CardhoarderのBotで**4チケット分**くれるらしい。

1チケット1 USDでだいたい4 USD=400円くらいの割引となる。調べたところ,このCardhoarderのキャンペーンはチケット数は異なるものの過去にもなされていた。過去には2チケットなどだったので,今回の*4チケットは多い方*だ。

こちらは期限が明記されていないので,いつ終了になるかは不明だ。

なお,Cardhoarderではリファラルキャンペーンを実施しており, [https://www.cardhoarder.com/r/5e7eef4154085] のURLからアカウントを作成して,10チケット分以上注文すると,1チケットサービスしてくれるらしい。紹介したこちらには2チケットプレゼントされる。

今回の4チケットのキャンペーンを適用する分には,Cardhoarderのアカウントはなくても問題ない。今後,MTGOを使い込んでいろいろ買い物する場合に,必要になったタイミングでアカウントを作成してもいいだろう。

## 注意点
以上の2点のキャンペーンが展開されていることから,MTGOのアカウントを作成する絶好のタイミングだと感じた。

MTGOのUpgrade Kitの割引の最低有効期限が4/1となっている。そして,Cardhoarderに関しては期限が明示されていない。現在の社会情勢を見るからにして,期限が延長される可能性を感じるが,**確実にするには4/1までにアカウントを作成**するのがよいだろう。

このタイミングを逃す場合,9月末のスタンダードのローテーションの直前にアカウントを作成するのがよいだろうと感じる。理由は,**MTGOのアカウント作成時に,スタンダードの全コモン2枚と全アンコモン1枚がプレゼントされるから**だ。

Upgrade Kitを購入した時点でChat/Tradeなどの機能は解放される。それとは別で,Upgrade Kitを開封すると,スタンダードのコモン2枚とアンコモン1枚がプレゼントされる。こちらは全種類というわけではなさそうだ。

たいした金額にはならないと思うが,これらのカードもBotで売却できるので,どうせもらえるなら少しでも多いほうがよいだろう。

参考までに,2020-03-28 Sat時点 (ラブニカのギルド,ラブニカの検診,灯争大戦,基本セット2020,エルドレインの王権,テーロス還魂記) では,Basicアカウント作成時で合計2226枚,Upgrade Kit開封時に合計3958枚だった。

## 結論
MTGOで現在展開されているアカウントの新規作成キャンペーンを整理した。

MTGOを始めるならば,今は絶好のタイミングではないかと思った。とりあえずアカウントだけ作成するのもありではないかと思い,本日アカウントをひとまず作成して,Upgrade Kitも購入してみた。

せっかくなので,MTGOのアカウント作成方法の記事も後日投稿したいと思う。わからないことだらけで思いの外手こずった…

MTGOに興味があれば,このタイミングにアカウントだけでも作成してはどうだろうか?
[前回の大会報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/26/)で予告した通り,今まで大会参加時に購入していたカードの購入報告を,大会報告とは分離することにしたので告知する。

理由は,*[決算時](https://mtg.senooken.jp/post/category/year/)に購入したカードを集計しにくい*からだ。

[[tournament] のカテゴリー](https://mtg.senooken.jp/post/category/tournament/)の投稿から購入したカードを検索するのだが,大会報告にはデッキリストも掲載している都合,デッキ内のカードがヒットしてしまい,集計しにくいことに気付いた。

幸い,大会報告とは別に帳簿に売買の記録を付けているため,仕訳の日付と照合することで特定はできる。ただ,帳簿を確認する必要があり,やはり*手間*だった。

また,大会報告はデッキリストを掲載する都合,1個の記事として**文量が多くなりがち**だった。

記事を長くして投稿頻度を減らすのと,記事を短くして投稿頻度を増やすのとでは,後者のほうが読み手にとってもよいだろう。もちろん戦略記事などまとまった内容であれば,多少量が多くても1個の記事に収まっているほうがいいこともある。

大会報告内の購入報告の分離は[前回の大会報告の2020-03-26 Thuの記事](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/26/)から実施する。過去の記事についてはきりがないのでそのままにする。2020-03-26 Thu以降の記事から分離することにする。
## 概要
- 大会名: Let’s 5 レガシー
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=202003
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催日時: 2020-03-25 Wed 12:00
- 参加人数: 約10
- デッキ: エルドラージ・ホワイト
- 結果: 1-4
- 1R oxx: 忍者
- 2R oo-: エルフ
- 3R xox: デルバー・青赤
- 4R xox: オムニスニーク
- 5R xox: アルーレン

新宿のSBCに髭脱毛に通う日だったのでついでに参加した。晴れる屋の大会では水曜日12:00のLet’s 5 レガシーが,参加費500円+100円商品券で5回戦で一番お得なことに気付いた。できるだけこの大会に参加できるように予定を合わせることにする。

## 購入
今まで大会参加時の購入品を大会報告と一緒に報告していた。

年末年始の総決算時に集計しにくいことと,大会報告の文量がやや多くなるため,別の記事に分けることにした。

## デッキ
今回もエルドラージ・ホワイトを使った。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version6.2.0
日付/Date2020-03-25 Wed

60メインデッキ/Main Deck
26土地/Land
04《平地/Plains》
04《魂の洞窟/Cavern of Souls》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《爆発域/Blast Zone》
02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

24クリーチャー/Creature
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
04《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
01《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
03《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
02《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》

10その他/Other
04《虚空の杯/Chalice of the Void》
03《金属モックス/Chrome Mox》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
03《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《封じ込める僧侶/Containment Priest》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
04《虚空の力線/Leyline of the Void》
01《排斥/Cast Out》
01《謙虚/Humility》


主な変更点は以下となる。

- メインデッキ: 《無声開拓地/Silent Clearing》1→《平地/Plains》1
- メインデッキ: 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》3→4
- メインデッキ: 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》2→1
- サイドボード: 《罠の橋/Ensnaring Bridge》1→《排斥/Cast Out》1

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》2枚は多く感じたので,1枚《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》に差し替えた。その他,白マナが不足しているように感じたので,ダメージの痛い《無声開拓地/Silent Clearing》を《平地/Plains》に差し替えた。

サイドボードの《罠の橋/Ensnaring Bridge》はエルドラージ・ポスト相手にも効かず,対策としていまいちなので,《実物提示教育/Show and Tell》に効果のある《排斥/Cast Out》に差し替えた。

## 試合
### 1R oxx: 忍者
晴れる屋に初めて参加した大会でコントロール・グリクシスで負かされた相手だった。

初戦で相手の雰囲気に気負わされ,試合が終わるまで終始緊張して震えが止まらない試合だった。

1Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》から展開して確か勝利した。

2Gは,序盤を《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》などで,相手の攻撃をとめたものの,《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》の処理に失敗して負ける。こちらが《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》のカウンターが乗っているところで,こちらのターン終了時に相手が《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》でトークンを生成した。そのままターンを返すと,4/4トークンを生成されてしまった。ここはターンを返さずに,トークンを除去すべきだった。

3Gも2Gと同じような展開。今度は,《護衛募集員/Recruiter of the Guard》から《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》で《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》をとめる。ただ,今度はエルドラージ指定の《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》を忍術で手札に戻され,キャスト。このときに,こちらが気づかなくて,《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》を指定して除去されてしまう。《爆発域/Blast Zone》を構えていたので,キャストスタックで《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》を一緒に除去すべきだった。

結局,4/4トークンが2体余計に並んでしまい,このミスが決め手で負ける。

この試合はこちらがミスしなければ勝てる試合だったように感じた。相手の素早いプレイや雰囲気で気負わされ,冷静な判断があまりできなかったか。

例えば,《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》をキャストして,黙って考えていると即座に指定されて,間に処理を挟む余地がなかった。こういうところは待ったをかけるとか,事前に想定して構えておくとかしないと相手に持っていかれるということに気付いた。気をつけたい。

### 2R oo-: エルフ
1Rとはうってかわって,穏やかな感じのいい相手だった。

1Gは《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で勝利した。《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》を出されたので,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》の飛行がありがたかった試合だった。

2Gは相手1ターン目に《クウィリーオン・エルフ/Quirion Elves》で,こちらは1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》をキャストする。返しで相手は土地セットで終わったので,2ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》で相手の手札の《再利用の賢者/Reclamation Sage》の除去に成功する。これが決定打となり,そのまま押し切れた。

1Gも2Gもうまく動きが噛み合って快勝できた。

### 3R xox: デルバー・青赤
比較的よく当たるデルバー・青赤使いだった。

1Gは相手先手で,《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》が止まらず負ける。

2Gは1ターン目の《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が場に残り,そのまま《殴打頭蓋/Batterskull》に加えて,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》もキャストして勝利した。

3Gは痛恨の3マリガン,しゃーなしキープで特に何もできず《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》+《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》で4キルされる。

3Gは《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》が3回初手に来て,白マナが出ないためになくなくマリガンしてしまった。《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》は中長期線では悪くないのだが,そもそも序盤の初動で試合が決まるので,白マナの出る《無声開拓地/Silent Clearing》のほうがよかった。

### 4R xox: オムニスニーク
1Gは2ターン目に《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由で《難題の予見者/Thought-Knot Seer》をキャストして展開する。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》も追加して,攻め立てるところで,《騙し討ち/Sneak Attack》から《グリセルブランド/Griselbrand》。そのターン中には決められなかったので,返しで2体目の《難題の予見者/Thought-Knot Seer》をキャストすると,《渦まく知識/Brainstorm》でカードを退避させられる。返しで《直観/Intuition》から《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を展開されて負ける。

2Gは2ターン目に《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由で《封じ込める僧侶/Containment Priest》を出す。こちらは,返しのターンで無色の《紅蓮地獄/Pyroclasm》で処理される。その返しで,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》が決まり,そのまま押し切る。

3Gは2ターン目《実物提示教育/Show and Tell》で《グリセルブランド/Griselbrand》を出されて3回攻撃されて負ける。確か1マリガンで,初手に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》2枚に《古えの墳墓/Ancient Tomb》2枚,《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》,《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》の2ターン目《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の手札をキープした。最初のドローで《封じ込める僧侶/Containment Priest》を引き,1ターン目に《封じ込める僧侶/Containment Priest》をキャストするかどうか悩み,2ターン目の《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を優先した。これが結果的にミスだった。

相手の手札には《削剥/Abrade》もあり,結果的に間に合わなかった。《実物提示教育/Show and Tell》デッキは,《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《裏切り者の都/City of Traitors》,《水蓮の花びら/Lotus Petal》など2ターン目に決めてくることもあるので,こちらも1-2ターン目から対処できないとだめだった。

また,この3Gも途中で《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》を引いてしまい,やはり《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》は不要に感じた。

### 5R xox: アルーレン
先日の第16期レガシー神に輝いた話題のアルーレンだった。もっとも肝心の《魔の魅惑/Aluren》を出されなかったので,試合終了までわからなかった。

1Gはこちら《虚空の杯/Chalice of the Void》,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の手札をキープする。1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》,2ターン目に《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》X=3を展開。途中で《虚空の杯/Chalice of the Void》を引いたので,こちらはX=2でキャストしてがちがちに固める。相手は,《突然の衰微/Abrupt Decay》でX=2の《虚空の杯/Chalice of the Void》を破壊する。《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を引いたので,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》に装備して攻撃すると,《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》でブロックされる。その後,《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》を出され,1体目は《爆発域/Blast Zone》で対処するも,2体目の対処が間に合わず負ける。

2Gは痛恨の3マリガン。この時点で勝てる気はあまりしなかった。1ターン目に,《金属モックス/Chrome Mox》+《古えの墳墓/Ancient Tomb》から《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》のスタート。その後,相手に《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》や《悪意の大梟/Baleful Strix》,《再利用の賢者/Reclamation Sage》で《金属モックス/Chrome Mox》を破壊と苦しくなるが,《爆発域/Blast Zone》で《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》と《悪意の大梟/Baleful Strix》の処理に成功。

《不毛の大地/Wasteland》で土地を破壊すると,相手は土地が2枚で詰まり,そのまま相手は何もできずに《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》と途中で追加した3/3の《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》で殴りきり,勝てた。

3Gは《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》+《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を《爆発域/Blast Zone》で処理するも,その後に出てきた《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》がサイズ的にとめられず,ひたすらアドバンテージを稼がれて負けた。

## 結果
1-4と負け散らかしてしまった。どの試合も1Gは取れており,惜しいところまで来ているのだがなかなか難しい。

[前回の大会](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/07/)で久し振りに勝ち越して,デッキに手応えを感じてそれをさらに改良したので,いけるかと思ったのだが…

対戦相手を振り返ると,デルバー・青赤とエルフ以外はここ半年ほどで大きな大会で成果を挙げているデッキばかりで,なかなかレベルが高く感じた。強いデッキのコピーデッキが流行るのはしかたない。その割に,サルベイジャーコンボはあまりみかけないが…

忍者とアルーレン相手に《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》が役立ってくれた。今まであまり活躍の場を与えられず申し訳なかったのだが,今日は活躍してもらえた。

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》はやはりまずかったので,ここは差し替えるとして,他にも改良が必要に感じた。

負けて思いついたのが,《封じ込める僧侶/Containment Priest》+《ちらつき鬼火/Flickerwisp》や《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》+《歩行バリスタ/Walking Ballista》コンボだ。あるいは,リベリオンに戻して安定5キルを目指したり,《魂の洞窟/Cavern of Souls》のおかげで打ち消しを回避できるので,《現実を砕くもの/Reality Smasher》もありか。

こちらも何か一発がほしい。そういう意味では,バリヘルコンボが有力だろうか。やるとしたら,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+装備品の6枚セットと差し替える感じだろうか。《歩行バリスタ/Walking Ballista》の追加は,デルバー・青赤や《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》にも有効なので悪くない。この場合,枚数が足りないので,買い足す必要がある。うーん…

その他,サイドボードも中途半端になっている。苦手意識の強いエルドラージ・ポストを意識して,サイドをそれに対応できる構成にしているのだが,ここも見直しが必要だ。

また新しい課題が見つかったので,次は勝てるように改善したい。
購入報告: たった1マナで1ドローできる置物
## 概要
2020-03-16 Monに[ラクマ](https://item.fril.jp/5c23706e619b3f60e3f00dacef98d616)で《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》英4枚299円で購入したので報告する。

ラクマで丁度期間限定の100円クーポンがあり,こちらのクーポン消化目的で購入した。

1枚100円を切っており,さすがに底値なのでお買い得だった。

## 効果
### 《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》
Arcum’s Astrolabe / アーカムの天測儀 (氷)
氷雪アーティファクト

((氷)は氷雪パーマネントからのマナ1点で支払える。)
アーカムの天測儀が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える。


《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》はモダンホライゾンで登場した1マナの氷雪アーティファクトだ。

たった1マナで,ETBでカードを1枚引けることと,マナフィルターということで,レガシーでは奇跡・白青緑で《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》や《氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl》あたりとセットで使われている。

白としては,パウパーのボロスキティで《きらめく鷹/Glint Hawk》,《コーの空漁師/Kor Skyfisher》などで使い回すギミックと共に採用の実績がある。もっともパウパーでは2019-10-25から禁止されている。

使いまわしてアドバンテージを稼ぐことや,アーティファクトの数を稼いで金属術の補助と何かと可能性のあるカードだ。

ただし,氷雪マナが必要であるので,ある程度の氷雪土地が必要になる。

最近のレガシーで有力な白のデッキでは,サルベイジャーコンボやエルドラージ・ホワイトなど,2マナランドを多く採用しており,*地味に安定して氷雪土地を採用しづらくなっている*。

個人的には,白で採用する場合,《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》や《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》など,コンボよりのデッキで採用される可能性が高いように感じた。

レガシーでボロスキティのようなデッキを組む場合,《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用できない都合,それ以上のパフォーマンスを出す必要がある。

1マナに寄せすぎると《虚空の杯/Chalice of the Void》の餌食にあい,かといって1マナ域を減らすとクロック・パーミッションの《目くらまし/Daze》の餌食に遭う。なかなか難しい。

今後,《魂の洞窟/Cavern of Souls》や《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》のアーティファクト版の土地が出るようであれば《虚空の杯/Chalice of the Void》と併用した形もありえるだろう。

## 結論
ラクマのクーポンを使い,モダンとレガシーで使われる《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》をお手頃価格で入手できた。

今のところ使う予定はないのだが,便利で何かと可能性のあるカードだったので,値上がりする前に購入できたのはよかった。

今後の可能性を探っていきたい。
店評☆3: MINT横浜店 | 横浜のVIVLE内に構える地域カードショップはレガシー勢には通いにくい
店評☆3: MINT横浜店 | 横浜のVIVLE内に構える地域カードショップはレガシー勢には通いにくい
店評☆3: MINT横浜店 | 横浜のVIVLE内に構える地域カードショップはレガシー勢には通いにくい
## 概要
- 店名: MINT横浜店
- 住所: 神奈川県横浜市西区南幸2-15-13 横浜ビブレ8階
- HP: https://mint-web.jp/?pid=4245019, https://ameblo.jp/mintyokohama/
- 最寄駅: 東急東横線横浜駅 徒歩8分
- 日時: 2019-01-07 Mon, 2019-12-23 Mon
- 評価: ☆3
- URL: https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/18/

[以前予告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/26/)した通り,店評の投稿を始めた。

記念すべき第1回は2019年に最初に訪問したMINT横浜店だ。こちらのお店はGoogle Mapでの口コミを受け付けていなかった。

なお,話が変わるが[表示名を変更](https://senooken.jp/post/2020/03/19/)した。

## 写真





店舗外観


## 評価
神奈川県の横浜駅近くに何店か存在するMTG取扱店の1店だ。

横浜ビブレという大きなビルの8Fに出店している。

過去に2回訪問しているのだが,初回訪問時は建物の入り口がよくわからず戸惑った記憶がある。エレベーターを使って8Fに上がるのが無難だ。

MINTは日本最大級のスポーツカード専門チェーン店で,その横浜店がこのお店となる。スポーツカード専門店とある通り,MTGの他にスポーツカードやアイドルカードなどがお店の1/3から1/2ほど占めていた。

奥に24人程度着席可能なプレイスペースがあり,机の上にプレイマットが敷き詰められていたのが印象的だった。お店の半分はスポーツカードだったが,奥の残り半分はMTGの空間が広がっている印象だった。

肝心のMTGの取り扱いは,店頭にシングルカードが並べられていたり,ストレージにカードが並べられている感じだった。バインダーや検索システムはなく,目当てのカードは少々探しにくかった。

大会の開催は,月曜日に19:15から参加費200円のカジュアルレガシー (2回戦) がある他,平日は毎日パイオニア・スタンダード・モダンなどの大会が開催されている。土日に関してはレガシーの取り扱いがない代わりに,スタンダード・パイオニア・モダン・ドラフトなどの大会が開催されている。

閉店時間が21:00の都合,月曜日のカジュアルレガシーは2回戦までしかなく,土日の開催もないということで,レガシー勢としては少々通いにくく感じた。

2019年1月から新横浜勤務となったため,2回ほど大会参加のために訪問した。そのときの報告はいかに掲載している。

- 2019-01-07 Mon: [#mtgjp 2019-01-07 Mon ミント横浜店月曜レガシー参加報告 | 新年のMTG初めは,赤単プリズンとMUDにわからされ無念の0-3スタート](https://mtg.senooken.jp/post/2019/01/10/)
- 2019-12-23 Mon: [大会報告: 2019-12-23 Mon 19:15 MINT 横浜店 カジュアルレガシー | 手持ちありったけの《虚空の杯/Chalice of the Void》入りリベリオンでNic Fitと緑トロンに返り討ちにあい,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》の必要性を再認識](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/23/)

## 結論
横浜駅近くのカードショップだった。

プレイスペースにプレイマットが敷き詰められており,お店の半分はスポーツカードだが,奥の半分はMTGという目新しいお店だった。

スタンダード,パイオニア,モダン勢は土日にも大会があり悪くないだろうと感じた。

しかし,レガシーの大会は月曜日しかなく,しかも2回戦しかできないというところで,レガシー勢としては少々いまいちに感じた。

レガシーをするなら,すぐ近くの信心亭や晴れる屋横浜店に通ったほうがよいだろう。

その他,シングルカードの取り扱いもいまいちぱっとせず,上記もふまえて全体的にいま一つ物足りない印象だった。
購入報告: ヴィンテージのtier1を懲らしめるおばさん
## 概要
大会参加や禁止改定などで遅れてしまった購入報告を記す。

2020-02-25 Wedにカードラッシュで以下のカードを購入した。

- [商品名]:[EX+]変位エルドラージ/Eldrazi Displacer《英語》【OGW】[へんいえるどらーじ] 120 円 x 1 個 120 円
- [商品名]:封じ込める僧侶/Containment Priest《日本語》【UMA】[ふうじこめるそうりょ] 290 円 x 1 個 290 円
- [商品名]:[EX+]封じ込める僧侶/Containment Priest《英語》【Commander 2014】[ふうじこめるそうりょ] 220 円 x 1 個 220 円
- [商品名]:封じ込める僧侶/Containment Priest《英語》【UMA】[ふうじこめるそうりょ] 230 円 x 1 個 230 円
- [商品名]:(ショーケース枠)太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned《英語》【THB】[(ショーケース枠)たいようかんのへりおっど] 1,490 円 x 1 個 1,490 円
- [商品名]:[HPLD]魂の洞窟/Cavern of Souls《英語》【AVR】[たましいのどうくつ] 4,380 円 x 1 個 4,380 円
- 送料: 170円
- 合計: 6900円

## 効果
### 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
Cavern of Souls / 魂の洞窟
土地

魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
(T):(◇)を加える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。


《魂の洞窟/Cavern of Souls》の値段をウォッチしており,状態が悪いものの4380円と安いタイミングがあったため,すかさず購入した。

順番が前後するものの,[前回の大会参加](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/07/)や[1枚目](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/18/)と[2枚目](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/29/)の購入報告とあわせて《魂の洞窟/Cavern of Souls》を4枚揃えることに成功した。

前回の大会参加で課題のデルバー相手に早速活躍してくれた。メタゲーム上にクロック・パーミッションが40 %程度存在する以上,ゲームを決める序盤の攻防を制す上で必須のカードだ。

今後強力なクリーチャーが発表されるごとに重要度が増してくる。むしろ,《魂の洞窟/Cavern of Souls》のおかげで,《意志の力/Force of Will》を無視して確実にキャストできるため,クリーチャーであることが重要になる。

特にヴィンテージでは1ターン目に《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》や《輝きの乗り手/Glowrider》を確実にキャストでき,多くのデッキの動きを減速させることができる。

モダン・レガシー・ヴィンテージの主要3フォーマットで有効な単色ビート使い必須の土地だ。購入してよかったと思えるカードだった。

### 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
Containment Priest / 封じ込める僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

瞬速
トークンでないクリーチャーが唱えられずに戦場に出るなら、代わりにそれを追放する。
2/2


元々統率者2014収録のレアカードということで,いっときは1枚1000円を超えるなかなかの高額カードだった。幸いなことにアルティメットマスターズに再録され値段が徐々に落ち着いてきた。

今回は1枚250円程度で購入でき,さすがに底値だと思ったので,残りの3枚をまとめて購入した。

題名に付けた「ヴィンテージのtier1を懲らしめるおばさん」とは《封じ込める僧侶/Containment Priest》のことだ。このカードでオース,ドレッジ,リアニメイト,ハルクフラッシュ,サバイバルあたりのヴィンテージの主要デッキの対策となる。

その能力から通称しまっちゃうおばさんと呼ばれることがある。このしまっちゃうおばさんは,アニメぼのぼのに登場する[しまっちゃうおじさん](https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%86%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93)に由来するものだろう。当時小学生の木曜日の19:00頃から魔法陣グルグルと一緒にみていて印象に残っているキャラクターだった。

《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》や《ちらつき鬼火/Flickerwisp》と組み合わせると,無条件で相手クリーチャーを追放でき,まさにしまっちゃうおばさんの名にふさわしい活躍をみせる。

単体でもキャストせずにプレイされるクリーチャーの対策とはなるものの,残念ながら《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》や《虚ろな者/Hollow One》には通用しない。

レガシーでは《実物提示教育/Show and Tell》,リアニメイト,エルフ,ドレッジなどの対策として採用される。が,真価を発揮するのはやはりヴィンテージだろう。ヴィンテージでは《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》はさすがに通用しないと考えている。

単体のカードパワーが強いので,中途半端なカードよりかはこのカードのような対策カードのほうが相対的に強くなる。ヴィンテージの白ウィニーにはメインから採用して問題ないカードだろう。

### 《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》

Eldrazi Displacer / 変位エルドラージ (2)(白)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

欠色(このカードは無色である。)
(2)(◇):他のクリーチャー1体を対象とし、それを追放し、その後それをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。((◇)は無色マナを表す。)
3/3


エルドラージ・ホワイトのエースとして既に採用しているカードだ。4枚所有していたのだが,日本語版しか保持しておらず英語版がほしかったので,値段も120円と高くないので購入した。

前述した《封じ込める僧侶/Containment Priest》とのコンボが強力だが,それ以外でもETB能力を反復できる他,相手のクリーチャーの疑似タッパーとしても機能し,なかなか器用な1枚だ。

実際に,前回の大会でも《グリセルブランド/Griselbrand》の攻撃を止め,メインデッキでのリアニメイトへの勝利を導いてくれたカードだ。

ヴィンテージでもMUDの《歩行バリスタ/Walking Ballista》,《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》,墓荒らしの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》などの通常クリーチャーへの対策にもなる。

今後も末永く使っていくだろう。

### 《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》

Heliod, Sun-Crowned / 太陽冠のヘリオッド (2)(白)
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)

破壊不能
あなたの白への信心が5未満であるかぎり、太陽冠のヘリオッドはクリーチャーではない。
あなたがライフを得るたび、あなたがコントロールしている、クリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(1)(白):他のクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは絆魂を得る。
5/5


テーロス還魂記で注目の白のカードだ。発売前から《歩行バリスタ/Walking Ballista》との2枚コンボで話題のカードで,前々から購入タイミングを狙っていた。

直近で必要なカードではないのだが,今回限定版イラストで1500円程度と相場最安だろうと判断したため1枚購入した。最低1枚あれば,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》と《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》でサーチ可能だからだ。

発売直後にパイオニアのグランプリがあり,話題のカードではあったのだが,環境を荒らすほどの活躍はしておらず,禁止はされていない。

現在はヘリオッド・カンパニーという形で《集合した中隊/Collected Company》などと併用される形で使われているデッキタイプがパイオニアやモダンで有力なようだ。先日の第16期モダン神でMPLの佐藤レイがこのデッキで高橋優太相手に3-0で勝利したのが記憶に新しい。

残念ながら,レガシーでは目立った活躍を把握できていない。白の2枚コンボとしては悪くないと思うのだが,同じ白の2枚コンボならサルベイジャーコンボのほうが有力なのだろうか。ただし,あちらとことなり,2枚のコンボパーツ両方が《悟りの教示者/Enlightened Tutor》でサーチ可能であり,アグレッシブサイドボードなどでも採用可能だ。

今後の活躍も見守っていきたい。

## 結論
順番が前後するが,《魂の洞窟/Cavern of Souls》の3枚目を購入し,4枚揃えることに成功した。

その他に,ヴィンテージを意識したカードとして《封じ込める僧侶/Containment Priest》を3枚購入し,こちらも4枚揃えた。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》が4枚揃ったことで,直近でレガシーで必要なカードは一旦購入し終えただろう。《魂の洞窟/Cavern of Souls》は対クロック・パーミッションの相性を変えるほどのカードパワーを持っており,ヴィンテージでも通用するカードで購入して本当によかった。

今後はヴィンテージ向けのカードで値段の安価なカードの収集を進めていきたい。

パワー9は無理としても,《太陽の指輪/Sol Ring》や《露天鉱床/Strip Mine》,《天秤/Balance》,《精神的つまづき/Mental Misstep》,《輝きの乗り手/Glowrider》,《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》など,比較的安価な白のヴィンテージ用カードはある。

夏場でのヴィンテージ大会への参戦を目標にカードの収集を続けていきたい。
## 概要
[2020-03-09 Monに禁止改定](https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033869/)が発表されたので感想を記す。

今回の禁止改定の内容は以下の通りだ。


告知日:2020年3月9日
ブロール

《不屈の巡礼者、ゴロス》禁止

ヒストリック

 以下のカードを一時停止から禁止に変更

《王冠泥棒、オーコ》
《むかしむかし》
《夏の帳》

 以下のカードを一時停止から使用可能に変更

《死者の原野》

モダン

《むかしむかし》禁止

レガシー

《死の国からの脱出》禁止


ブロールとヒストリックはよく知らない。モダンの《むかしむかし/Once Upon a Time》とレガシーの《死の国からの脱出/Underworld Breach》は影響があるので感想を記す。

## 《むかしむかし/Once Upon a Time》
モダンの《むかしむかし/Once Upon a Time》だが,今回の禁止改訂によりスタンダード,パイオニア,モダンの3フォーマットでの禁止となる。これにより《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と同じく,構築フォーマットでは,エターナル構築のレガシーとヴィンテージでのみ使用可能になる。

主要3フォーマットで禁止されたことで値段が落ち着き,買い時が来たように感じる。だいたい1枚400円くらいの相場になっている。

レガシーでの《むかしむかし/Once Upon a Time》は,エルドラージ・ストンピィで採用されていることを把握している。初回を0マナでキャスト可能ということで,初手のキープ基準を緩和でき,初動の安定性の向上に役立つ。

ただし,力線サイクル同様に初手以外に引いた場合の取り扱いがやや困る。特に,白使いとしては緑マナの捻出が必要である。このためだけに《Savannah》や《寺院の庭/Temple Garden》を採用するのは,気持ち悪いので気が引ける。

《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》を《Elvish Spirit Guide》に差し替えたり,《金属モックス/Chrome Mox》ではなく《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》の採用で緩和はできるが,レガシーの白単ではやはり扱いに少々困るように感じる。

しかし,これがヴィンテージになると可能性が高まるように感じる。レガシーよりもさらに*初動が重要*だからだ。

ヴィンテージの白単としては,やはり1ターン目に《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》か《輝きの乗り手/Glowrider》を《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由で確実にプレイしたい。そうなると,少しでも確実性を高められる《むかしむかし/Once Upon a Time》は有力に感じる。

MTGも極めていくと1キル2キルの世界に入ってくる。2019年にロンドン・マリガンが導入されて,よりその傾向が強まってきているように感じる。

そういう意味で,《むかしむかし/Once Upon a Time》は白使いとしても注目のカードであり,今後の購入を検討したい。

## 《死の国からの脱出/Underworld Breach》
令和の《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》としてテーロス還魂記の発売前から注目されていたカードだ。

コンボ速度が早いものの,墓地コンボであり対策しやすかったので,禁止されなくても個人的には問題なかったと感じている。もっともまだ1戦しか対戦したことがなかったので,《レンと六番/Wrenn and Six》に比べると未知数だった。

《死の国からの脱出/Underworld Breach》が禁止されたことで,当然このカードを採用したブリーチ系デッキはいなくなるだろうが,個人的にはメタゲームはテーロス還魂記発売前に戻るだけでたいして変わらないだろうと思う。

結局,エターナル構築ではドレッジ,リアニメイト,ホガーク,ヴァインなど強力な墓地コンボデッキが一定数存在しており,《死の国からの脱出/Underworld Breach》が禁止されようが以前と変わらず墓地対策は必要だ。

個人的には,メインデッキの《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》4枚に加えて,サイドボードの《虚空の力線/Leyline of the Void》 or 《外科的摘出/Surgical Extraction》4枚がやはり手堅く感じる。《否定の力/Force of Negation》と《活性の力/Force of Vigor》があるので,クリーチャーと置物・呪文の2段構えで迎え撃つことが必要だろう。

## 結論
モダンの《むかしむかし/Once Upon a Time》の禁止,レガシーの《死の国からの脱出/Underworld Breach》の禁止について考察した。

個人的には,そんなに自分には大きな影響のない禁止改訂だった。せいぜい《むかしむかし/Once Upon a Time》の値段が下限に来て,お買い得なタイミングが到来したくらいだろう。しばらく様子を見て,1枚300円くらいで購入を検討したい。

今後のメタゲームにも注目したい。

なお,[前回の投稿](https://mtg.senooken.jp/post/2020/03/07/)の冒頭で軽く触れた退職については,本体サイトに[退職報告](https://senooken.jp/post/2020/03/10/)を投稿した。またしばらくニート期間に入るので,勉強・仕事探し・MTGのバランスを保って次に備えていきたい。
大会報告: 2020-03-06 Fri 20:00 晴れる屋TC平日レガシー | オーコ入りデルバーに初勝利し4か月ぶりの勝ち越し!
## 概要
- イベント名: 平日レガシー
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=202003
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催日時: 2020-03-06 Fri 20:00
- 参加人数: ?
- デッキ: エルドラージ・ホワイト
- 結果: 2-1
- 1R oo-: リアニメイト・黒赤
- 2R oo-: デルバー・青赤緑
- 3R xox: ANT・ブリーチ

[前回の購入報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/28/)の最後で,3月から就職したと軽く報告した。その後,4日間勤務して意思疎通に問題を感じたため,木曜日に契約を打ち切る意思を固め,金曜日から出勤していない。この件は現在協議中で落ちついたら本体サイトで退職報告を記したい。

購入した通勤定期券は7日以内であれば,使用分以外全額返金可能なため,定期券の払い戻しのついでに大会に参加することにした。[2020-02-13の前回](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/14/)から約1か月ぶりの参加となった。

本来ならば,17:00の部の2回戦目から途中参加したく17:45に到着した。しかし,5分間に合わず,2回戦目が始まっていた。しかたなく,20:00の部まで待つことにした。次回から,**途中参加は40分までに到着**することを心に決めた。

## 購入
到着してから3時間ほど待ち時間が発生したため,カードの購入や不要カードの買い取りに時間をあてた。

まず,ゲームショップとどで以下のカードを購入した。

- 英1枚4980円: 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
- 日1枚0050円: 《過大な贈り物/Generous Gift》

《魂の洞窟/Cavern of Souls》が安く売られていたので,4枚目を揃えた。3枚目の購入報告はまだだが,2月末に通販で購入しており,収集し初めて約2か月で4枚揃った。

その他,晴れる屋では《輝きの乗り手/Glowrider》英1日1を300円で購入した。こちらはヴィンテージ用のカードで《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《魂の洞窟/Cavern of Souls》のセットで使うために購入した。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》を経由することで,無理やりねじ通し,一度着地してしまえば相手のキャストを妨害できる。

特にヴィンテージでの白ウィニーでの対ドレッジには,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》,《輝きの乗り手/Glowrider》,《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》,《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》のキャストからゲームを初めて,その後確実に墓地対策を通すゲームプランになると予想している。

その上で,相手の《意志の力/Force of Will》と《否定の力/Force of Negation》を無視できる《輝きの乗り手/Glowrider》は《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》よりも重要かもしれない。当初は《ヴリンの翼馬/Vryn Wingmare》のほうが性能は高く,《輝きの乗り手/Glowrider》の出番などないだろうと思っていたのだが,後のカードの登場で価値が変わるので,MTGは面白い。

なお,今回購入したゲームショップとどでは[2020-03-15 Sun 13:00にヴィンテージの大会](https://todo.ocnk.net/page/19)を開催するらしい。店員に聞いたところ,今回は常連の希望での試験的な開催とのことで,参加者が多い場合に定例開催もありえるとのことだ。ヴィンテージ勢は参加するのもありだろう。

なお,こちらはタイミングとカードの調達,デッキ案が不十分なのもあり,今回はまだ見送る。ただ,年内にはヴィンテージの大会に参加してみたい。

## デッキ
今回もエルドラージ・ホワイトを使った。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version6.1.0
日付/Date2020-03-06 Fri

60メインデッキ/Main Deck
26土地/Land
03《平地/Plains》
04《魂の洞窟/Cavern of Souls》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《爆発域/Blast Zone》
02《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
01《無声開拓地/Silent Clearing》

23クリーチャー/Creature
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
03《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》
01《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
03《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
02《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》

11その他/Other
04《虚空の杯/Chalice of the Void》
03《金属モックス/Chrome Mox》
02《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》

15サイドボード/Sideboard
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
03《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《封じ込める僧侶/Containment Priest》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
01《罠の橋/Ensnaring Bridge》
04《虚空の力線/Leyline of the Void》
01《謙虚/Humility》


[前回の大会](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/14/)で課題だった部分を解消するように調整を加えた。主な変更点は以下となる。

- メインデッキ: 《魂の洞窟/Cavern of Souls》の1→4への増加
- メインデッキ: 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》3枚の採用

課題のクロック・パーミッション相手に序盤の攻防を制するために,《魂の洞窟/Cavern of Souls》を増量した。購入報告をまだ公開していないが,2月末に別でもう1枚購入しており,当日に購入した1枚とあわせて4枚揃えた。

その他に,クロック・パーミッション相手にキャストが難しい《議会の採決/Council’s Judgment》とプレインズウォーカー (ギデオン,セラ) を外して,《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をブロックでき,他の課題だった墓地コンボの対策にもなる《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》を採用した。

サイドボードは変更しなかった。

今まで試したカードの枚数変更のため,バージョンは6.0.0から6.1.0に更新した。


## 試合
### 1R oo-: リアニメイト・黒赤
高速リアニメイトの黒赤型との対戦だった。

[2019-11-17](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/17/)に一度対戦した相手だった。

1Gは,こちら先手で初手をキープ。1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1,2ターン目に《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》を展開する。相手は2ターン目に《暴露/Unmask》経由の《死体発掘/Exhume》で《グリセルブランド/Griselbrand》をプレイする。ここで14ペイからの14ドローで,追加の《暴露/Unmask》でこちらの手札の《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》を捨てさせ,《金属モックス/Chrome Mox》+《水蓮の花びら/Lotus Petal》+《動く死体/Animate Dead》で釣り上げられる。

厳しいゲーム展開だったのだが,《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》で《グリセルブランド/Griselbrand》の攻撃を抑止する。さらに追加の《死体発掘/Exhume》で《別館の大長/Chancellor of the Annex》を釣り上げられるも,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》を展開し,なんとか勝利する。《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》さまさまの試合だった。

2Gは,1マリガンで《虚空の力線/Leyline of the Void》,《謙虚/Humility》,《金属モックス/Chrome Mox》などの手札をキープする。相手も《別館の大長/Chancellor of the Annex》をゲーム開始時に公開してきた。キャスト内容から,相手は1キルハンドだったように感じた。

《虚空の力線/Leyline of the Void》は《摩耗+損耗/Wear+Tear》で割られ,《再活性/Reanimate》から《墓所のタイタン/Grave Titan》をリアニメイトされる。こちらは《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》で耐える。念願の2枚目の《平地/Plains》を引き当て,《謙虚/Humility》のキャストに成功する。

途中で《納墓/Entomb》から発掘持ちのアーティファクト破壊カードをサーチされて危なくなるも,《虚空の杯/Chalice of the Void》X=2で封殺して勝利した。

1Gも2Gもヒヤヒヤする試合で,手の震えが止まらない試合だった。


### 2R oo-: デルバー・青赤緑
因縁の課題のクロック・パーミッションだった。1Gで長引いていた卓だったため,試合前からデルバーと事前にわかっていた。

1Gはこちら先手1マリガンで,1ターン目こちら土地セット,相手《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》,2ターン目に《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》>《目くらまし/Daze》>《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》でシャクる狙い通りのゲーム展開。しかもその返しで《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が攻撃してきたので,相打ちも取れた。

ここまではよかったのだが,その後3/4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を2体展開されるも,こちらは《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》+《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》X=1で少々弱い。6点クロックでビート負けを覚悟する。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》,《爆発域/Blast Zone》のどれかを引ければなんとかなるというところで,《爆発域/Blast Zone》を引き当てる。

この《爆発域/Blast Zone》が《不毛の大地/Wasteland》で破壊されずに残る。《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》でチャンプブロックして,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》を残し,残りライフ2の状態で*《爆発域/Blast Zone》で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》2体の処理に成功*する。

その後,相手はおそらく1マナ呪文や打ち消しを手札に大量に抱えていたようで,その後ほぼ《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》で20点を削りきる。

2Gはこちら2マリガン。相手1ターン目動きがなかったので,《金属モックス/Chrome Mox》+《古えの墳墓/Ancient Tomb》で《虚空の杯/Chalice of the Void》をキャストすると通る。続くターンで《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由で《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》をねじ通し,《殴打頭蓋/Batterskull》の着地まで成功する。

その後,《クローサの掌握/Krosan Grip》で《虚空の杯/Chalice of the Void》を破壊され,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》で《殴打頭蓋/Batterskull》を3/3の鹿にされるも,返しで《難題の予見者/Thought-Knot Seer》が通り,戦闘で《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の破壊に成功する。

その後手札にかかえていた《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を《難題の予見者/Thought-Knot Seer》に装備する。相手は《真髄の針/Pithing Needle》で《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を指定するも,《爆発域/Blast Zone》があったので,処理してそのまま勝利した。

課題のクロック・パーミッションの代表格のオーコ入りのデルバー・青赤緑に初勝利できた。こちらの狙い通りのゲームプランができ,《魂の洞窟/Cavern of Souls》と《爆発域/Blast Zone》に助けられた試合だった。


### 3R xox: ANT・ブリーチ
こちらも[2019-11-17](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/17/)の5Gで一度対戦した相手だった。

初めて戦う《死の国からの脱出/Underworld Breach》デッキだった。

1Gはこちら2マリガンで1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》をX=1で設置するも,白マナを引けず手札の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》をキャストできず,何もできないまま,4キルされる。仮に白マナを引けていても無理だったように感じる。

2Gは初手で《虚空の杯/Chalice of the Void》X=0と,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》X=2で相手の動きをとめて《難題の予見者/Thought-Knot Seer》も追加して殴り勝つ。

3Gは少々こちらのプレイミスがあった。初手の《虚空の杯/Chalice of the Void》と《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の手札をキープ。1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1,2ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》を《突然の衰微/Abrupt Decay》で破壊されたので,3ターン目に《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》で再びX=1を指定したのだが,ここがだめだった。

結局,《むかつき/Ad Nauseam》から始まり,《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》+《冥府の教示者/Infernal Tutor》から《死の国からの脱出/Underworld Breach》で,もう一度《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》と《冥府の教示者/Infernal Tutor》から《思考停止/Brain Freeze》で決められた。《死の国からの脱出/Underworld Breach》が入ったことで,《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》+《冥府の教示者/Infernal Tutor》がより重要になってきているので,**X=2を指定すべき**だった。

相手のデッキ的に,1マナは手札破壊と《暗黒の儀式/Dark Ritual》,ドロースペルしか無いのだから,X=0, 2をとめるべきだったと反省だ。また,《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》や《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》も減らして,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》も入れてもよかったかもしれない。

## 結果
結果は2-1だった。

前回勝ち越せたのが,丁度引用した[2019-11-17](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/17/)のが最後であり,約4か月ぶりの勝ち越しとなった。

素直に久し振りの勝ち越しで嬉しかった。2勝した時点で参加費の元が取れて十分満足だった。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》が4枚揃ったことで,課題のクロックパーミッションにはやや有利に戦えるようになったと感じる。それに加えて,《魂の洞窟/Cavern of Souls》のおかげでデッキのレベルが1段階上がり,大会で通用するレベルになってきたように感じる。

後は,最近流行りだした《死の国からの脱出/Underworld Breach》デッキをはじめとした墓地コンボの対策として,サイドボードの見直しや,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》がやや微妙な場面があったので,このあたりの調整をして完成度を高めていきたい。

ヴィンテージ向けカードの収集も継続し,ヴィンテージの白ウィニーの可能性も引き続き探っていきたい。
購入報告: ヴィンテージのtier1に有効なたった1マナのアーティファクト
## 概要
2020-02-21 FriにCardshop Serraで以下のカードを購入した。

- 4480円: 日1《魂の洞窟/Cavern of Souls》
- 0400円: 英2《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
- 0140円: 英1《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
- 0130円: 日1《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
- 0060円: 英1《過大な贈り物/Generous Gift》
- 0050円: 英1《排斥/Cast Out》
- 5260円: 合計

《魂の洞窟/Cavern of Souls》の値段をウォッチしており,安いタイミングがあったため,迷わず購入した。その他に,今後必要になるカードをいくつか購入した。

## 効果
### 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
Cavern of Souls / 魂の洞窟
土地

魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
(T):(◇)を加える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。


[以前の購入報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/18/)に続いて,待望の2枚目の入手に成功した。相場が5000円弱なので,割安に購入できた。

デッキに2枚採用でき,実戦で現実的に引くことが可能な可能性に高まった。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》の採用が増えることで,デッキ内の白マナの供給源が減る。これにより,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の能力の起動ができない場面が一人回しで出てくるようになった。

起動能力に白マナのいらないリベリオンに戻るのもありかもしれない。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は好きなカードではないのだが,カードパワーが高いため,やむなく使ってきた。とうとう《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の採用の辞退のときがきたのかもしれない。

### 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
Grafdigger’s Cage / 墓掘りの檻 (1)
アーティファクト

墓地やライブラリーにあるクリーチャー・カードは戦場に出ることができない。
プレイヤーは墓地やライブラリーから呪文を唱えられない。


白ウィニーでのヴィンテージへの挑戦を考えており,ヴィンテージ向けのカードの収集も徐々に進めている。

題名に付けた「ヴィンテージのtier1に有効なたった1マナのアーティファクト」とは《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》のことだ。このカード1枚で,ドレッジ,オース,サバイバル,リアニメイト,ワールドゴージャーを牽制できる。地味にジェスカイの《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》の牽制にもなる。

もっとも,カード1枚だけであればたやすく対応されるので,これに+αで対策は必要だろう。

レガシーであれば,墓地利用デッキの他にやエルフの《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》や《自然の秩序/Natural Order》の対策にもなる。ただし,レガシーの場合,自分の《虚空の杯/Chalice of the Void》と競合するため,少々使いどころが難しい。

[2019-11-02](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/02/)に1枚100円で購入しており,2枚追加の購入となった。現在の相場でもだいたい200円くらいであり,是非とも4枚揃えたいカードだ。また別のタイミングで最後の1枚を日本語版で購入したい。

### 《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》

Urza’s Bauble / ウルザのガラクタ (0)
アーティファクト

(T),ウルザのガラクタを生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの手札を無作為に1枚選んで見る。次のターンのアップキープの開始時に、あなたはカードを1枚引く。


このカードはここしばらく度々サイト内で言及している[エターナルパーティー2019関東優勝者の小宮山](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/03/)が使用したサルベイジャーコンボで採用されていたカードだ。

0マナのスロートリップつきのアーティファクトで,手札を減らさずに戦場にアーティファクトを展開できるため,金属術と相性が良い。《オパールのモックス/Mox Opal》を使う場合に必須になりえるだろう。

同種のカードに《ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble》がある。こちらはモダンで使用可能なのもあり,1枚600円程度とけっこう値段がはる。

今後強力な軽量アーティファクト,金属術系デッキのために,値段が手頃な《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》を2枚購入した。

### 《過大な贈り物/Generous Gift》

Generous Gift / 過大な贈り物 (2)(白)
インスタント

パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。


白くなった《内にいる獣/Beast Within》だ。土地も破壊できる白の希少なパーマネント除去カードだ。

レガシーでの白のパーマネント除去カードとしては,《議会の採決/Council’s Judgment》が有力だ。ただし,こちらは白白が必要であり,エルドラージ・ホワイトなど白白が出しにくいデッキで採用されるカードだ。

個人的にはヴィンテージ向けカードだと思っている。ドレッジの《Bazaar of Baghdad》を処理できるところが大きい。黒緑であれば《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》がある。白で似たようなことをする場合,《過大な贈り物/Generous Gift》に頼るしか無い。

3/3トークンは無視できないサイズだが,エルドラージ・ホワイトであれば,《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》で処理が可能だ。

モダンホライゾンはなぜか英語よりも日本語の在庫が多く,英語版の入手がやや難しそうだったので1枚だけ購入した。残り3枚は日本語版で後に購入したい。

### 《排斥/Cast Out》

Cast Out / 排斥 (3)(白)
エンチャント

瞬速
排斥が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールする土地でないパーマネント1つを対象とし、排斥が戦場を離れるまでそれを追放する。
サイクリング(白)((白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)


《過大な贈り物/Generous Gift》に続いて白のパーマネント除去だ。こちらは日本語で3枚所有しており,残り1枚英語版で揃えたくてタイミングを伺っており,このタイミングで購入した。

単体パーマネント除去として4マナは少々重い。ただ,先日のスタンダードの世界選手権で《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》が活躍したように,《補充/Replenish》のように今後エンチャント強いシナジーを発揮するカードが登場すれば,いつでも出番がやってくる。

そのときに備えて4枚目を揃えた。

## 結論
念願の《魂の洞窟/Cavern of Souls》の2枚目を揃えた。そして,ヴィンテージを意識して《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》や《過大な贈り物/Generous Gift》などを購入した。

これで《魂の洞窟/Cavern of Souls》は残り2枚となる。《魂の洞窟/Cavern of Souls》もヴィンテージで通用するカードであり,長く使えるカードだ。ヴィンテージも視野に入れながら,引き続きカードを収集していきたい。

なお,話が変わるが,[本体サイトで報告](https://senooken.jp/post/2020/02/27/)した通り,3月から仕事することにした。渋谷の勤務なので,ワンチャン新宿アメニティドリームの18:30のFNMレガシーに参加できる可能性がある。

1-2月はニートとして半分くらいは確定申告の準備で過ごした。投稿もだいたい週2回程度の頻度で更新してきた。3月からはまた以前と同じく,週1ペースの更新に戻るかもしれない。

短いニート期間だったが,仕事しながらまたMTGを楽しみたい。
## 概要
今後,記事の一環としてカードショップの店評 (お店の感想) を投稿していこうと思う。

このサイトは*自分のMTGに関する活動の全てを記録*していこうと思っている。その一環として,今までも購入報告や大会報告,カード評価を記録している。

これらに加えて,実際に自分が利用したお店や訪問したお店も大事な記録だ。1ユーザーとして,知り合いがおすすめするお店は気になるところであり,自分が知らないお店であれば,一度は訪問してみたい。

そこでこれらのカードショップの利用記録として,店評を記録していこうと思う。

別サイトで既に[書評](//book.senooken.jp)や[食評](//food.senooken.jp)を記録している。

これらと同じようにフォーマットに従って,店評を作成していこうと思う。

食評ではGoogle Mapsのローカルガイドにも投稿しているのだが,地味に閲覧者が多く,参考にされているらしい。実際自分が本やレストランを利用する際も他のユーザーの意見は参考材料となる。

また,投稿のネタがやや尽きてきたので,投稿のバリエーションを増やすという意味でも悪くないと感じた。

## 形式
店評は,書評や食評と同じように以下の形式で作成する。

# 店評☆: 店名 | タイトル

## 概要
- 店名:
- 住所:
- HP:
- 日時:
- 評価: ☆
- URL: //mtg.senooken.jp/post/2020/00/00/

## 写真

## 評価

## 結論


フォーマットに従って作成すると,見た目が整って,読み書きしやすい。

## 評価
店評というからには,お店 (実店舗) を評価する。こちらも書評や食評と同じく,☆1から☆5までの5段階評価を考えている。☆1が一番低く,☆5が一番高い。

基準は「雰囲気,接客,立地,品揃,レガシー大会,客入」などを総合的に判断する。例えば,晴れる屋トーナメントセンターはこれらを概ね全て満たしているので,文句なしの☆5だ。

評価はあくまで主観である。ただし,注意点として,自分はレガシープレイヤーなので「レガシー大会」の開催の有無が評価軸に入っている。MTGの花形はやはりスタンダードで,そこから下環境に行くにしたがって徐々に大会の取り扱いが少なくなる印象がある。そのため,自分にとってはレガシー大会の取り扱いは評価の重要な要素だ。

なお,通販はどうするのかという論点がある。通販は実店舗と異なるので,大会の有無の代わりにサイトの使いやすさ,還元率などが評価対象になるだろうか。

なお,こちらの評価は食評同様に,Google Mapsにもマルチポストしようと思う。どちらかというと,個人ブログよりもGoogle Mapsでの検索結果に表示されたほうがお互い有益だろう。

## 結論
カードショップの店評の開始を告知した。

Magic Onlineなどの電子ゲームをやっておらず,紙でしかプレイしていないので,自分の中では実店舗での大会参加が大きな比重を占める。

その実店舗の訪問記録,第一印象は自分にとっても読者にとっても意味があるだろう。

Widzards of the Coastやカードショップのような自分より大きな集団に対して,1ユーザーができることなんてたかが知れている。その中でも有効なのが,声を上げることだ。

悪いところや良いところをきちんと指摘する。一人ひとりでは非力だが,寄せ集めブロックのように,数が集まればそれは無視できない。無視できなくなれば,行動につながる。結局こうなることがお互いのためだと思う。

どれくらい続けられるか不明だが,新しく訪問したカードショップには店評を作成するようにしたい。
購入報告: 2019年の関東レガシー界を制した白の2枚無限マナコンボ
## 概要
2020-02-05 Wedに[ラクマ](https://item.fril.jp/a7249a74fd63b22c47c719ad5e4cfaf1)で《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》日3英1と《古えの居住地/Ancient Den》英1を550円で購入した。

ラクマで期間限定の200円クーポンがあったので,クーポン券の消化も兼ねて購入した。

購入と到着自体はとっくに完了していたのだが,[前回の購入報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/20/)同様,年間報告などを片付けていて後回しになってしまった。

[2020-01-25 Sat](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/26/)での購入と,元々の手持ち2枚と合わせて,《古えの居住地/Ancient Den》は4枚揃った。

## 効果
### 《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》

Auriok Salvagers / オーリオックの廃品回収者 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

(1)(白):あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
2/4

フィフスドーンで収録された《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》は,墓地の1マナ以下のアーティファクトを手札に回収できるカードだ。

マナさえあれば継続的にアドバンテージを稼げるので,エンジェル・ストンピィに採用されることもあったらしい。

レガシー環境では《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》と組み合わせることで,無限マナコンボを形成するサルベイジャーコンボ (ボンバーマン) のキーカードとして採用されている。

サルベイジャーコンボはレガシーだけでなく,ヴィンテージでも通用するコンボデッキだ。

このサルベイジャーコンボはマイナーコンボではあるのだが,ときどき大きな大会で成果を挙げている。

直近であれば,エターナルパーティー2019関東で小宮山が使用して優勝し,[マジックフェスト・名古屋2020#1 エターナルパーティー2019東西レガシー王座決定戦](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/03/)での活躍が記憶に新しい。

特に,小宮山が使用したサルベイジャーコンボでは,2マナランドと0マナのマナアーティファクトにより,1-2ターン目にコンボを決められる構成になっている。デッキの完成度が高く,この成績にも納得のデッキだった。

肝心のもう1枚のコンボパーツの《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》は再録禁止であり,ドレッジやANTなどの強力なコンボデッキで採用されていることもあり,約2万円と高額カードだ。

こちらの収集はやや絶望的なのだが,白のトーナメントレベルで成績を残したデッキであり,白使いとしては興味のあるデッキなので,今後のために購入した次第だった。

### 《古えの居住地/Ancient Den》

Ancient Den / 古えの居住地
アーティファクト 土地

(古えの居住地は呪文でない。)
(T):(白)を加える。


ミラディンで収録された白マナのアーティファクトランドだ。

先程言及した小宮山のサルベイジャーコンボで,《オパールのモックス/Mox Opal》の金属術達成のために採用されており,興味を持って購入した。

ストンピィ系デッキでは,序盤のマナ加速としては《金属モックス/Chrome Mox》や《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》が定番だった。そのため,《オパールのモックス/Mox Opal》という発想が自分にはなく,新しい発見だった。

金属術達成という条件はあるもの,条件さえ満たしてしまえば,手札の消費なしにマナを加速でき,実質的に初期のモックス相当となる。

《オパールのモックス/Mox Opal》の安定した運用には,デッキへ大量のアーティファクトの採用が必要であり,《古えの居住地/Ancient Den》はそのかさ増しとなるカードだ。

他にも,金属術のサポートとなるため購入した。モダンの《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》を使った純鋼ストームなど,このあたりもまだまだ可能性のあるデッキがある。

## 結論
「2019年の関東のレガシー界を制した白の2枚無限マナコンボ」のキーカードの1枚である《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》4枚と,その補助カードでもある《古えの居住地/Ancient Den》英1枚を購入した。

サルベイジャーコンボは,もう1枚のキーカードの《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》が高額なため,実際に組めるようになるのは相当先だろう。

ただし,この先何があるかわからないので,今後ために購入した。今後もサルベイジャーコンボを含む白のデッキの活躍を見守っていきたい。
購入報告: 瞬殺コンボも兼ねる白の至高の墓地対策カード
## 概要
2020-01-30 Thuに[ラクマ](https://item.fril.jp/b414e728d674eae1841d12a3a47b659e)で《安らかなる眠り/Rest in Peace》ラヴニカへの回帰日1を740円で購入した。

購入と受取はとっくにすんでいたのだが,年間決算や大会報告,既に大会で使用した《魂の洞窟/Cavern of Souls》の報告を優先したかったので,遅れてしまった。

丁度期間限定で100円クーポン券があったため,購入した。ラクマは不定期で突然クーポン券を配布するので,うまく活用したい。

《安らかなる眠り/Rest in Peace》は以下でも報告した通り,これまで3枚保持していた。

- [購入報告: 0回戦ドロップで入手したのは白の最高の墓地対策](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/15/)
- [#mtgjp 購入報告 | 灯争大戦の注目カード](https://mtg.senooken.jp/post/2019/05/12/)
- [#mtgjp 2018-12-15 Sat 晴れる屋TC休日レガシー20:00の部参加報告 | ドレッジに墓地対策の甘さをわからされるも,グリクシス・デルバーに初勝利](https://mtg.senooken.jp/post/2018/12/15/)

しかし,全て英語版であり日本語版を探していた。これでようやく《安らかなる眠り/Rest in Peace》を4枚揃えることができた。

英語と日本語を1枚ずつ混ぜるのには理由がある。このカードを初見の日本人や外国人と対戦した場合に効果を確認・説明しやすいようにするためだ。

たいしたお金をかけずに,利便性が上がるならそのほうがいいだろうという判断で,高額カードを除いてできるだけ英語と日本語をそれぞれ1枚ずつ含むようにカードを集めている。

## 効果
### 《安らかなる眠り/Rest in Peace》

Rest in Peace / 安らかなる眠り (1)(白)
エンチャント

安らかなる眠りが戦場に出たとき、すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。
カードかトークンがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。


既に過去の購入報告で紹介している通り,白の至高の墓地対策カードの一つであり,《Helm of Obedience》と瞬殺コンボを実現するカードだ。

《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚に加えて,《安らかなる眠り/Rest in Peace》も4枚入手した。《Helm of Obedience》は2枚所有している。

どこかのタイミングでヘルムピース・ヘルムヴォイドコンボデッキを試すのもありだろうとは感じている。

1ターン目に《安らかなる眠り/Rest in Peace》,2ターン目に《Helm of Obedience》で2キルが可能ではある。しかし,多くのマナが必要なため,*対クロック・パーミッションが課題*となる。コンボに特化するならば,序盤を守り切れるように,《罠の橋/Ensnaring Bridge》や《平和の番人/Peacekeeper》あたりの併用が必要だろうか。

同じ2枚コンボであれば,《丸砥石/Grindstone》のほうが必要なマナが少ないのだが,こちらは《丸砥石/Grindstone》が《虚空の杯/Chalice of the Void》に引っかかるという問題がある。

白単でこれらのコンボを組むのであれば,課題をうまく乗り越える必要があるだろう。

結局,自分の源流は白ウィニーなので,コンボデッキも面白いが,やはりビートダウンのほうが親しみがある。現在メインで使っているエルドラージやリベリオンをもう少し使い込んで,気分転換したくなったら,これらのコンボも組んでみたいと思う。

特に,[前回の大会](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/14/)でブリッジ・ヴァイン相手に,《虚空の力線/Leyline of the Void》を《活性の力/Force of Vigor》でいともたやすく対応されてしまい,サイドボードの《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚の再検討を迫られている。

リアニメイト:黒赤が1キルをかましてくるため,これに対応するために《虚空の力線/Leyline of the Void》を採用した。ただ,そもそも黒赤リアニメイトにそんなに当たらないという節がある。今まで復帰後2回だけ対戦したことがある。後引きしても問題ない《安らかなる眠り/Rest in Peace》や《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》と差し替えるのもありではないかと感じている。

ドレッジもそうだが,手札やデッキ内リソースを消耗して墓地が溜まっているところを掃除するのが効果的だ。《虚空の力線/Leyline of the Void》は時間稼ぎにはなるが,見てから手札のカードを温存してから対応されるので,サイド後はなんともいえない。もちろん,《安らかなる眠り/Rest in Peace》の場合,先手1ターン目に《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で手札破壊されるという懸念はあるのだが。

そういう意味でも,《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚といつでも差し替えられるように《安らかなる眠り/Rest in Peace》を4枚揃えられたのはよかった。

## 結論
《安らかなる眠り/Rest in Peace》を4枚ようやく揃えることができた。

特に,レガシー環境では墓地コンボデッキは常にメタゲーム上一定の存在感を示している。モダンホライゾンの《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》のように,新しいエキスパンションでまたいつ墓地コンボが強化されてもおかしくない。

《安らかなる眠り/Rest in Peace》は白使い必携の至高の墓地対策カードだ。今後も末永く使っていきたい。

なお,前回の[投稿](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/18/)で次回の大会参加は2/20 Thu 20:00晴れる屋平日レガシーと予告した。しかし,その後面談時間の変更があり,10:00面談となってしまった。

以前平日14:00の平日レガシーに参加しようとして,参加者が他に誰もおらず,不成立になってしまった。そのため,この日の大会は辞退することにする。近日中に面談がまた入るので,そのタイミングでの大会参加を見計らいたい。
購入報告: 打ち消し呪文を無効化する土地
## 概要
2020-02-11 Tueにファミコンくんの通販でアヴァシンの帰還版《魂の洞窟/Cavern of Souls》日1枚を5180円で購入した。

既に「[大会報告: 2020-02-13 Thu 20:00 晴れる屋TC平日レガシー | 年間戦績の分析通りクロック・パーミッションと墓地コンボと対戦し対策不足を痛感](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/14/)」の大会報告の通り,実戦投入済みだ。

## 効果
### 《魂の洞窟/Cavern of Souls》

Cavern of Souls / 魂の洞窟
土地

魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
(T):(◇)を加える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。


MTGの休止直後に発売されたエキスパンションに初めて収録されたカードだ。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由でキャストしたクリーチャー呪文を打ち消されなくできる強力なカードだ。

単純に,相手の打ち消し呪文を無力化でき,ゲームを決めるクリーチャーを確実に通すことができる。その他,《虚空の杯/Chalice of the Void》の影響を受けないところも見逃せない。

特に意識するようになったのが,「[考察: マジックフェスト・名古屋2020#1 エターナルパーティ東西レガシー王座決定戦 – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/03/)」に記載した通り,マジックフェスト・名古屋2020での決勝での模様だ。

2Gのサルベイジャーコンボ側の《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》の《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由でのキャストがゲームを決めた。この場面では,相手の手札には《意志の力/Force of Will》があったため,この場面で勝つには**《魂の洞窟/Cavern of Souls》の経由が必須**だった。

また,「[2019年の年間戦績](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)」の分析結果で,対戦相手の約40 %がクロック・パーミッションであることが判明した。実際,最近使っているエルドラージ・ホワイトではクロック・パーミッションの戦績が悪かった。

突き詰めていくと,こちらのパワーカードを通せるかどうかが,勝敗を左右する。特に,クロック・パーミッション相手の場合,序盤にクリーチャーをキャストしてマナが伸びるまで時間を稼ぐことが勝敗を決める。

序盤の《目くらまし/Daze》や《意志の力/Force of Will》を無視して展開できるのはやはり強い。

MTG復帰直後からDeath & Taxなどや部族デッキで採用されているのを知っていたのだが,1枚8000円程度と高額カードでありなかなか手がでず後回しにしていた。

アルティメットマスターズに再録されて,値段が5000-6000円ほどと若干落ち着いてきた。

今回初めて利用したファミコンくんの通販で,特価で1枚5180円と相場最安であり,送料無料だったため1枚だけ購入した。

## 結論
対クロック・パーミッションで必須の《魂の洞窟/Cavern of Souls》をひとまず1枚購入した。

[2019年の決算報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/15/)でも言及した通り,2020年のシングルカード5選の有力カードだ。

白ウィニー使いとしては間違いなく4枚必須のカードのため,2020年を通して残り3枚を集めていきたい。《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》や《オパールのモックス/Mox Opal》より,こちらのほうが非常に優先度が高い。

なお,次回の参加予定大会として,2/20 Thu 20:00の晴れる屋トーナメントセンターの平日レガシーだ。2/20 Thu 17:00に次の仕事の面談の日程が入ったため,その帰りに参加することにした。

デッキに1枚なのでなかなか引くことがないが,今後の《魂の洞窟/Cavern of Souls》の活躍に期待したい。
年間決算: 2019年 | 総額15万円から選んだカード5選
確定申告が完了し,2019年のMTG関係の支出が明らかになった。そこで,[戦績報告](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)に続く2019年の決算整理と,購入してよかったカード5選を紹介したい。

以下のカテゴリーの記事で報告した支出の総決算となる

- [buy – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2019/?category_name=buy)
- [tournament – エターナルホワイトマジック/Eternal White Magic](https://mtg.senooken.jp/post/2019/?category_name=tournament)

## 決算
まず,2019年にMTG関係で使ったお金を振り返る。

### 総決算

- 139,075円: シングルカード
- 007,500円: 参加費
- 004,172円: サプライ
- 001,674円: 旅費交通費
- 152,421円: 合計

金額は,通常の簿記と同じく,クーポン券などの値引き後の金額で,ポイント使用分は金額に含まれている。このあたりは,[11月に受験した日商簿記3級](https://senooken.jp/post/2019/12/18/)で学んだ知識が役立っている。

2019年はMTGに約15万円費やした。内訳を見るとシングルカードが約14万円と大半を占め,継いで参加費の7,500円と続いた。

サプライは期間限定のポイントが余っていて購入した,「マジック:ザ・ギャザリング 25th Anniversary Chronicle【電子書籍】[ ホビージャパン ]」の3980円が大半を占めている。その他にはインナースリーブを2セット購入したくらいで,同じスリーブを使い回しており,サプライにはあまりお金をかけていない。

交通費は新宿-高田馬場間を徒歩で移動 (往復約330円) し,節約に努めたおかげで少なく抑えることができた。

だいたい毎月1.5万円ほどMTGに支出しており,趣味としてはこんなものだと思う。逆に,毎月1万円くらい積み立てれば,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》や《裏切り者の都/City of Traitors》,《魂の洞窟/Cavern of Souls》のような高額カードにも手が出せると思うと,先に希望を持てる。

### 購入単価ランキング
1枚あたりの単価の上位を以下に掲載する。

- 7,100円: 日1《厳かなモノリス/Grim Monolith》
- 4,400円: 英1《虚空の杯/Chalice of the Void》
- 3,880円: 英1《金属モックス/Chrome Mox》
- 2,900円: 英1《暗黒の深部/Dark Depths》
- 2,780円: 英1《Helm of Obedience》
- 2,680円: 日1《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
- 2,500円: 英1《三なる宝球/Trinisphere》
- 2,480円: 英1《古えの墳墓/Ancient Tomb》

《厳かなモノリス/Grim Monolith》は,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からサーチして,2-3ターン目に4マナ出すために底値のタイミングで購入したのだが,その後実戦では使うことなく,バインダーの肥やしになってしまった。《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》を使うならば,チャンスあるのだが,その場合残り2-3枚の収集が必要になる。白単使いとしてあまり使い途がないので,どこかのタイミングで手放そうかと思う。

その他,白デプスやヘルムピースのパーツの他に,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《金属モックス/Chrome Mox》,《古えの墳墓/Ancient Tomb》の今のデッキの必須パーツも並んでいる。

## シングルカード
2019年に15万円支出した中で特によかったと思うシングルカード5選を紹介したい。

### 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
まず外せないのが《古えの墳墓/Ancient Tomb》だ。

リベリオンで挑んだ年始の大会で,速度の遅さをわからされて[2019-01-12](https://mtg.senooken.jp/post/2019/01/16/)にカードラッシュの通販で4枚9920円で購入したカードだ。

6年のブランクを経て,全体的なカードパワーの高さを感じ,休止前のデッキでは全く歯が立たなかった。

ロンドン・マリガンが導入され,環境の速度があがり,いかに序盤にパワーカードを叩きつけられるかが焦点になりつつある。

2枚引いた場合,ダメージが無視できないものの,単色使いとしてはこのカードはデッキの展開速度を高める上でも必須に感じる1枚で,購入してよかった。

### 《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
続いて,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》だ。復帰後に初めて対戦したエルドラージ・ストンピィに連敗し,ほぼこの1枚で負けた試合もあり,とても強いなと思い,購入したカードだ。

2019-01-12の《古えの墳墓/Ancient Tomb》の[購入時に一緒に2枚1380円で購入](https://mtg.senooken.jp/post/2019/01/16/)し,[2019-02-10に残り2枚をカードラッシュの秋葉原店で1460円で購入](https://mtg.senooken.jp/post/2019/02/11/)した。

緑や赤もそうだが,長年白で手札破壊するには,《外科的摘出/Surgical Extraction》しかなかった。手札破壊しつつ,4/4というゲームを決められるクリーチャーを戦場に残せるこのカードはやはり強い。

ストンピィデッキ御用達であるが,コンボデッキでも安全確認としても十分有用だ。このカードのためだけにでも,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》を採用する価値は十分にある。

2ターン目にキャストできれば,高速コンボ相手でも間に合う。リベリオンに試験的に採用してみたが悪くなかった。今後の白ウィニーでの常連になりえるカードに感じている。

ちなみに,復帰してからエルドラージ・ストンピィとエルドラージ・ポストには数回対戦した中で*一度も試合で勝ったこと*がない。次こそは今度はこちらの《難題の予見者/Thought-Knot Seer》で勝利したい。

### 《虚空の杯/Chalice of the Void》
《虚空の杯/Chalice of the Void》はそれだけで勝てる試合もあるくらいの強烈な効果を持つカードだ。

これまた,[2019-01-12の《古えの墳墓/Ancient Tomb》の購入時]((https://mtg.senooken.jp/post/2019/01/16/))に一緒に1枚4490円に購入し,[晴れる屋横浜店の開店セールで2枚目を4400円で購入](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/22/)した。

当初は1枚しか所有しておらず,リベリオンに《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で試験的にかさ増しして採用していた。その時から,スタイフルノートやエスパーコントロール相手に,《虚空の杯/Chalice of the Void》だけで勝てた試合もあった。

やはり,現在のレガシー環境はクロックパーミッションとコンボがそれぞれ1/3ずつ程度は占めており,それらに共に有効な《虚空の杯/Chalice of the Void》は必須に感じた。これらのデッキの1マナ呪文の連打以上の動きができないならば,おとなしくそれらを牽制する側に回ったほうが無難だろう。

白ウィニーとしては,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》が使いにくくなるという欠点はあるのだが,《魂の洞窟/Cavern of Souls》もあり,それ以上の利点が大きく感じる。

最近は《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》がおり,このカードを念頭においた対策も取られてきて入るものの,それでもやはり有効だ。

《虚空の杯/Chalice of the Void》入り白ウィニーを今後も試していきたい。

### 《金属モックス/Chrome Mox》
このカードは復帰前からの憧れのカードだ。

[2019-10-21にラクマで4枚1.6万円で購入](https://mtg.senooken.jp/post/2019/10/27/)した。

MTGでの初めてのモックスだった。

エンジェル・ストンピィやソルジャー・ストンピィの常連カードであり,《古えの墳墓/Ancient Tomb》と共に序盤のマナ加速に使われる。

手札の呪文を1枚消費するため,あまり引き過ぎると負けるのが少々ネックだ。また,有色呪文しか刻印できず,エルドラージに寄り過ぎると刻印するカードがなく,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》のほうが嬉しい場面もあったりする。逆に,《金属モックス/Chrome Mox》のほうがありがたい場面もあるので,なかなか判断が難しい。

ただ,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》は再録禁止なのもあり,1枚1万円以上する高額カードで,なかなかおいそれと手が出せない。

序盤の速度を上げるために,当分は3-4枚使い続けるだろう。

### 《爆発域/Blast Zone》
最後の5選目は2019年に発売された灯争大戦収録の《爆発域/Blast Zone》だ。

[2019-05-05の発売直後](https://mtg.senooken.jp/post/2019/05/12/)にカードラッシュの通販で1枚790円で購入し,[2019-11-03に同じくカードラッシュの通販](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/09/)で追加の2枚660円で,最後の1枚を[2019-11-03にトレトク](https://mtg.senooken.jp/post/2019/11/10/)で1枚350円で購入した。

このカードが登場する前から,リベリオンでの除去に《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を採用していた。《漸増爆弾/Ratchet Bomb》では,カウンターを増やす速度が遅く,《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》や《僧院の導師/Monastery Mentor》,プレインズウォーカーに間に合わないことが多々あった。

その点,《爆発域/Blast Zone》はプレイ時に即座に,《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を除去でき,しかも打ち消されない。最近では《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を確実に除去するためにも重宝している。

トークンや0マナカードに対応できないという欠点はあるものの,0マナカードはこちらも《虚空の杯/Chalice of the Void》や《金属モックス/Chrome Mox》で使っており,そもそも破壊したい場面はほとんどない。

正直発売前の情報の段階からこのカードは間違いなく強いと感じていたが,実際に使ってみてその強さを改めて感じている。

このカードが登場する前に,《砂漠/Desert》や《絡みつく砂丘/Grasping Dunes》を使っていたが,対応できるのはせいぜいタフネス1だ。それが,このカードはプレインズウォーカーや《罠の橋/Ensnaring Bridge》まで対応できる。最悪土地でもあるので,無駄にもならない。

特にデルバー系で使われる《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》の両方に対応できるのがありがたい。《虚空の杯/Chalice of the Void》の展開前に展開されたカードに対応でき,うまく相互補完できている。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》がいる限り,当分は3-4枚採用し続けるだろう。

## 結論
以前の[年間戦績](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)に続いての決算整理報告を行った。

前々からまとめたいと思っていたのだが,独立後初の確定申告に思っていた以上に手間取り,遅れてしまった。

1年間でMTGに使ったお金がわかり,そして購入したシングルカードを振り返ることができ,整理しながらいろいろあったなと懐かしかった。

特に,2019年1月に購入した《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》,《虚空の杯/Chalice of the Void》はその後も長く使っており,いい買い物だった。

2020年はもう2月の後半に差し掛かっている。既に,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《虚空の力線/Leyline of the Void》,《魂の洞窟/Cavern of Souls》という,2020年の5選候補となりえるカードも購入している。

2019年は6年越しの復帰の最初の1年ということもあり,洗礼を浴びた1年だった。ただ,負けながらも手持ちカードも充実してきて,デッキの完成度,環境や課題の理解も深まってきている。

2020年もいいカードを購入し,デッキの完成度を高め勝ち越せるようにしていきたい。
大会報告: 2020-02-13 Thu 20:00 晴れる屋TC平日レガシー | 年間戦績の分析通りクロック・パーミッションと墓地コンボと対戦し対策不足を痛感
## 概要
- イベント名: 平日レガシー
- URL: https://www.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=202002
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催日時: 2020-02-13 Thu 20:00
- 参加人数: ?
- デッキ: エルドラージ:ホワイト
- 結果: 1-2
- 1R xx-: ホガーク・ヴァイン
- 2R xox: デルバー:青赤緑
- 3R oxo: デルバー:青赤

元々本日は外出の予定はなく,次回の大会参加は3月の予定だった。ただ,急遽商談が入り,半蔵門に夕方に外出することになったので,せっかくなので帰りに大会に参加した。

到着が少々早かったので,1時間ほど本を読んで待機していた。

## 購入
100円商品券で以下のカードを購入した。

- 50円: 英1《金輪際/Nevermore》
- 10円: 日1《空中走査器/Skyscanner》
- 20円: 日1英1《光をもたらす者/Lightbringer》
- 20円: 日1英1《法をもたらす者/Lawbringer》

《金輪際/Nevermore》は《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からのサーチ用として前から1枚は欲しかった。

《空中走査器/Skyscanner》は《オパール色の輝き/Opalescence》+《パララクスの波/Parallax Wave》などで無限ドローのパーツとして前々から1枚は欲しかった。

《光をもたらす者/Lightbringer》と《法をもたらす者/Lawbringer》は,ヒロシさんの「[レベルの今年試したカード色々](https://k283hiro4.diarynote.jp/201912252328359216/)」で知ってなるほどと思って購入した。たしかに,《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》がいるだけで,展開が止まってしまう。リベリオンのサイドボードに《光をもたらす者/Lightbringer》を採用するのはありに感じた。地味に,《グリセルブランド/Griselbrand》や《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》,マリット・レイジトークンに対応できるのも良い。

1枚10円と安かったので,《法をもたらす者/Lawbringer》も購入した。

その他,丁度2020-02-03 Mon~2020-02-13 Thuの今日まで[11 Days鬼退治 | 晴れる屋](https://www.hareruyamtg.com/ja/user_data/11Days_onitaiji)というキャンペーンがあり,3G目で鬼に勝利できたので,テーロス還魂記のブースターパックをもらえた。

帰宅して開けたのだが,レアが《未知なるものの魅惑/Allure of the Unknown》で他にめぼしいものがなく,完全に外れだった。元々無料でもらえたとはいえ,開封せずに転売したほうが元とれるレベル。次回晴れる屋訪問時に1枚2円で買い取ってもらおうかしら…

## デッキ
前回の大会でわからされたものの,懲りずに再びエルドラージを使った。

デッキ名/Deck Nameエルドラージ・ホワイト/Eldrazi White
デッキ製作者/Deck Designer妹尾 賢/SENOO, Ken
バージョン/Version6.0.0
日付/Date2020-02-13 Thu

60メインデッキ/Main Deck
26土地/Land
04《平地/Plains》
01《魂の洞窟/Cavern of Souls》
04《古えの墳墓/Ancient Tomb》
04《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
04《不毛の大地/Wasteland》
04《爆発域/Blast Zone》
03《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
02《無声開拓地/Silent Clearing》

20クリーチャー/Creature
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
04《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
01《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
03《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
03《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
02《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
02《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》
04《難題の予見者/Thought-Knot Seer》

14その他/Other
04《虚空の杯/Chalice of the Void》
03《金属モックス/Chrome Mox》
02《議会の採決/Council’s Judgment》
01《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
01《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
01《殴打頭蓋/Batterskull》
01《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
01《慈悲深きセラ/Serra the Benevolent》

15サイドボード/Sideboard
01《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》
01《歩行バリスタ/Walking Ballista》
03《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
01《封じ込める僧侶/Containment Priest》
01《無のロッド/Null Rod》
01《減衰球/Damping Sphere》
01《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
01《罠の橋/Ensnaring Bridge》
04《虚空の力線/Leyline of the Void》
01《謙虚/Humility》


[前回](https://mtg.senooken.jp/post/2020/01/26/)との主な変更点は以下となる。

- メインデッキ: 《魂の洞窟/Cavern of Souls》の採用
- メインデッキ: 《現実を砕くもの/Reality Smasher》から《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》に変更
- メインデッキ: 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を辞めて,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》と《議会の採決/Council’s Judgment》を採用
- メインデッキ: 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》+《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を採用
- メインデッキ: 《金属モックス/Chrome Mox》の減量
- サイドボード: メインデッキの《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を移動

後日購入報告を作成するが,《魂の洞窟/Cavern of Souls》を1枚購入し,今朝届いたため早速採用した。

[年間戦績](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)で分析の結果,クロック・パーミッションと墓地コンボが課題とわかった。そのうち,**《魂の洞窟/Cavern of Souls》がクロック・パーミッションへの自分の回答**となる。残り3枚も時間をかけて集めていきたい。

メインデッキの《悟りの教示者/Enlightened Tutor》は,*アドバンテージの面でいまいち*だった。どうせ《虚空の杯/Chalice of the Void》をサーチするのだから,単体で仕事できる《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》のほうがよいだろうと考え,こちらに差し替えた。

また,同じ理由でアドバンテージの面ではいまいちな《金属モックス/Chrome Mox》を1枚減らしてみた。《金属モックス/Chrome Mox》や《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》は引きすぎると負けるため,調整が難しい。

その他,マナコストが重くキャストが難しく感じたため,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を辞退し,代わりに軽くて序盤に展開できる《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》に差し替えた。

また,空いたスロットに《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》と《議会の採決/Council’s Judgment》も採用した。《議会の採決/Council’s Judgment》は白白がでるか少々怪しいのだが,プレインズウォーカー対策として採用した。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》という新規カードを採用したため,バージョンをv5.0.0からv6.0.0にメジャーアップした。

## 試合
年間戦績で分析した墓地コンボとクロック・パーミッションに当たった大会だった。

### 1R xx-: ホガーク・ヴァイン
課題の墓地コンボだった。

1Gは,相手先手1ターン目に《入念な研究/Careful Study》から《復讐蔦/Vengevine》2枚を墓地に落としており,戦慄が走る。手札が《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》2, 《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《平地/Plains》,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》などだった。

相手は《Underground Sea》を出しており,相手のデッキをよく知らなかったので,念のため《目くらまし/Daze》をケアして,《虚空の杯/Chalice of the Void》のみキャストしたのだが,ここが失敗だった。

返しのターンで1マナのクリーチャーを2回キャストされ,墓地から《復讐蔦/Vengevine》が復活して攻撃されてしまった。ここは相手に《目くらまし/Daze》がないのだから,《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》2枚で《虚空の杯/Chalice of the Void》をキャストし,《不毛の大地/Wasteland》で土地も破壊すべきだった。

《歩行バリスタ/Walking Ballista》のチャンプや《難題の予見者/Thought-Knot Seer》のブロックでしのぎ,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》まで持ち込む。ただ,ここで途中で相手は《狂気の祭壇/Altar of Dementia》をキャストしており,絆魂でライフゲインできない。

《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を引いたものの少々プレイミスをした。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の装備して,2体でアタックしてライフを稼ぎに行けばよかったのに,ビビってしまい《殴打頭蓋/Batterskull》の細菌トークンに装備し,ライフゲインのタイミングを逃す。

返しのターンで,《恐血鬼/Bloodghast》を引かれ,《狂気の祭壇/Altar of Dementia》とフェッチランドからライブラリーを大量に墓地に落とし,その中に《黄泉からの橋/Bridge from Below》があったため,ゾンビトークンが6体ほどでてしまい,ライフが足りずに負ける。

2Gはサイドから《虚空の力線/Leyline of the Void》4, 《封じ込める僧侶/Containment Priest》,《謙虚/Humility》などを採用した。

初手に《虚空の力線/Leyline of the Void》が来ず,マリガンをするも《虚空の力線/Leyline of the Void》3枚に《謙虚/Humility》などなかなか理想の手札が来ず,3マリガンの末,《虚空の力線/Leyline of the Void》,《封じ込める僧侶/Containment Priest》,《平地/Plains》,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》をキープする。

しかし,こちらの2ターン目のエンド時に《活性の力/Force of Vigor》で《虚空の力線/Leyline of the Void》を破壊される。しかたなく《封じ込める僧侶/Containment Priest》で粘る。しかし,《恐血鬼/Bloodghast》や《復讐蔦/Vengevine》の戦場への復帰は任意であり,《墓所這い/Gravecrawler》や《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》はキャストのため,**《封じ込める僧侶/Containment Priest》がほぼ効かなかった**。

そのまま,《黄泉からの橋/Bridge from Below》がある状態で《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》をレジェンドルールの対消滅で何回も墓地と戦場を行き来させられ,ゾンビトークンを大量に生成されて負けてしまった。

*《虚空の力線/Leyline of the Void》4枚で墓地対策は十分だろうと思っていたのが甘かった*。ヴィンテージのドレッジのように,《活性の力/Force of Vigor》があるため,エンチャント・アーティファクトの墓地対策は不十分だった。墓地コンボへの対策の見直しに迫られた。

なお,1Gの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》の装備先を考える場面で,相手にプレイを急かされたのもミスの原因だったように感じる。重要な場面で,時間に余裕があったのに急かされた。プレイ中の急かしの扱いはどうなんだろう。次同じような場面に出くわしたら,ルール上の扱いを確認したいと思う。席についたときから,無粋な感じであまりあたりたくない相手に感じてしまった。

### 2R xox: デルバー:青赤緑
課題のクロック・パーミッションだった。

1Gは《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》が止まらず負ける。

2Gは1ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》のキャストで《意志の力/Force of Will》を使わせ,《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》と《難題の予見者/Thought-Knot Seer》とのダメージレースになる。残りライフ1のところで,《歩行バリスタ/Walking Ballista》でなんとか《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》を除去でき,ぎりぎりで勝利できた。

3Gは初手の《謙虚/Humility》の設置が勝敗を分ける試合だった。ただ,《意志の力/Force of Will》や《目くらまし/Daze》をうまく合わされてこちらが展開できず,設置のタイミングがなかなかない。ようやく設置できるときには相手に数を並べられてそのまま押し負ける。

3Gは土地を出す順番を間違えたのがミスプレイだった。[以前の大会](https://mtg.senooken.jp/post/2019/12/26/)でバント・コントロール相手に,《古えの墳墓/Ancient Tomb》を出し渋って,《爆発域/Blast Zone》による《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》の除去が遅れてしまい負けたことがあったため,《古えの墳墓/Ancient Tomb》から出した。

今回は返しに相手に《不毛の大地/Wasteland》で破壊されてしまい,《謙虚/Humility》含む後続の《目くらまし/Daze》のケアができなくなってしまった。

《不毛の大地/Wasteland》が入っている相手に対しては,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》から入っておびき出すべきだった。ここは次回以降の反省点にしたい。

### 3R oxo: デルバー:青赤
課題のクロック・パーミッションとの2戦目だった。

1Gは初手の《虚空の杯/Chalice of the Void》2枚を連打し,2枚目を着地させる。その後は,《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》や《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を展開し,《殴打頭蓋/Batterskull》と《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》をサーチしたところで相手が投了した。

2Gは相手の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》2体が止まらず負ける。2Gは《難題の予見者/Thought-Knot Seer》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》があり,《目くらまし/Daze》ケアのために《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から入ったが,《意志の力/Force of Will》で打ち消された。しかし,どちらかというと《難題の予見者/Thought-Knot Seer》よりもライフゲインできる《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を優先すべきだったかもしれない。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》で《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》をねじ込みたい試合だった。

3Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》こそないものの,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》と《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》+《爆発域/Blast Zone》の手札をキープした。相手はなんと土地なし手札で,全力でこちらの初動の1ターン目の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》と2ターン目の《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》を《意志の力/Force of Will》x2で打ち消してくる。

その後,しばらくドローゴーが続くも,こちらが《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》を引き込み,その後も《虚空の杯/Chalice of the Void》,《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》などを引き込み,圧殺した。

## 結果
結果は1-2だった。

[年間戦績](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)での分析通り,よくあたる墓地コンボとクロック・パーミッションに当たった大会だった。この傾向がわかっただけでも,時間をかけて分析した意味があった。

しかしながら,両者への*対策不足*が判明した。

まず,墓地コンボのホガーク・ヴァインだが,こちらは新しく入手したばかりの*《虚空の力線/Leyline of the Void》を過信*しすぎていた。

ヴィンテージにも白ウィニーで挑みたいとぼんやり考えており,DiaryNoteのヴィンテージ勢の日記もときどき見ている。最近だと,武漢さんの[【NOTE】ドレッジ史](https://bagupokemon.diarynote.jp/201912300423005541/)や,[第15期ヴィンテージ神決定戦](https://www.youtube.com/watch?v=arV1UQ3OgPk)でヴィンテージのドレッジの動きを目の当たりにし,このマナなしで何でもできるデッキ相手に白ウィニーでどう立ち向かえるか頭を悩ましている。

《活性の力/Force of Vigor》がある以上,エンチャントとアーティファクトの置物以外の対策も必要になる。白のクリーチャーでの墓地対策としては,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》,《薄青幕の侍/Samurai of the Pale Curtain》あたりが有力なので,このあたりのカードの併用を検討したい。

あるいは赤黒リアニメイトの1キルを諦めて,《虚空の力線/Leyline of the Void》ではなく,《安らかなる眠り/Rest in Peace》に差し替えるのもありなのかもしれない。《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》との相性を考えると,《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》なのだが…どちらにしても,4枚では足りないので,増加を検討する。

続いてクロック・パーミッションだ。《魂の洞窟/Cavern of Souls》が足りないのはしかたないとしても,*メインデッキの構成からして悪かった*。具体的には,4マナのプレインズウォーカーや《議会の採決/Council’s Judgment》だ。

クロック・パーミッション相手にこれらのカードを*《目くらまし/Daze》や《呪文貫き/Spell Pierce》をケアしてのキャストは現実的でない*。

自分の感触としては,《爆発域/Blast Zone》は打ち消されない除去であり,これは悪くなかった。そして,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》も《爆発域/Blast Zone》の使い回しや,マナ加速,アドバンテージ源としても悪くなかった。3マナなのでぎりぎり《目くらまし/Daze》をケアできる。4マナプレインズウォーカーの代わりに,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》を増量したほうがよく感じた。

[年間戦績](https://mtg.senooken.jp/post/2020/02/08/)で分析して実戦を積んだことで,今まで見えなかった課題が見えてきた。

今回の敗北を次に活かしていきたい。

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